第176話

〔大西風雅〕時間厳守は絶対に(R)
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2021/08/20 07:23


時刻は午後10時を回ったところ。




今日は高校の同窓会で、久しぶりに会う友達と話すのはやっぱり楽しくて。




思った以上に話が弾んで、気づいた時にはこんな時間になっていて。




急いで家まで帰ってきて、恐る恐る玄関の扉を開けてみれば…






『…ただい「遅い!!!!」




『…っ、!』






私が扉を開けるなり、そう言いながら




わかりやすく不機嫌そうにむすぅっとしているのは



年下彼氏の風雅で。






「こんな時間までどこで何してたん?」




『高校の同窓会で…って、私ちゃんと風雅に』




「こんなに遅くなるなんて聞いてへんもんっ。…それに、男やって居たんやろ?」




『…それはそうやけど、、。で、でも! 男の人が居たって言っても、高校の同級生なんて今更男に見えへんし、風雅が思うようなことは何も、』




「そんなんわからへんやんっ。男が考えてる事なんて、こんなもんやで?」




『…へっ、? …えっ、ちょっ! ふう、…んっ、!』







風雅の言葉の意味を理解する前に、唇を塞がれて。






『…ね、風雅待っ、、!「待たへん。」




「ほんまに他の男に触られてへん?」




『触られてな、…ぁっ、! んぁっ、っ、』




「…俺、嫌やねんっ。俺の知らないあなたを、他の男が知ってるのが。」




『…あぁっ、! 風雅だめっ、、っ、イっちゃ…!』







いつもより強引な手つきで触れられれば。




それだけで私は、意図も簡単に絶頂に達してしまって。







『…はぁっ、、はぁっ、、ふーがっ、』




「…なぁ、もうええやろ? 俺ももう限界っ。」




『…えっ、や待っ、! ふぁっ、…ぁんっ、!』






イったばかりだっていうのに、休む暇なく私のナカへと入ってきた、風雅の。






「…っ、はぁっ、あなたのナカあつっ、」




『…ぁっ、ぅ、ふーがっ、! んんっ、』




「なぁ、あなた。心配やからもう、俺が居らんところで男の人と飲みに行くのやめてやっ、。」




『…っ、わか、わかったからっ、! 風雅もう…っ、』




「…ん、ちゃんとイかせたるっ、」





ぎゅーっと身体を密着させながら




最奥めがけて何度も突かれれば、お互いそろそろ限界で。







『…んぁっ、ふーが、風雅…っ、!、っ』




「…っはぁっ、 あなた好きやっ、。」



『…っ、私もっ、大好きっ、! …ぁあっ、っ、〜〜っ!!!』




「…くっ、ぁっ、! …でるっ、……ぅっ、」








私がイったのと同時に、風雅の欲がナカへと吐き出されるのを感じながら




そのまま私は、意識を手放した_____________












「…あなた。」




『…………。』





「…無理させちゃったか…。ごめん、、な…?」








遠のく意識の中で、風雅が何かを言っていて。





『…ふうっ、、、。』





「…っ、!、、ふふっ、笑 おやすみ。…大好きやで、あなた。」








…なんて。




優しい声でそう言いながら、私の頬に風雅がキスをしていたことは。




______________もちろん、私は知らないままで。





…でもこれが。




照れ屋な風雅の精一杯の愛情表現だってことは




…私だけが知っている、年下彼氏の可愛い姿。















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遅くなってすみません🙇‍♀️💦
リクエストありがとうございました!







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