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なんか、若林が屋上いるって。
なにしてんの。アイツ
気になったから行ってみた。
アイツらなにやってんの。
スマホで撮影してるよ。
絶対昨日なにか仕組んでるよね。
「ねぇ。なんで若林が屋上いるの?」
明智「…」
「…無視かよチッ」
明智「カメラ止めんなよ」
どうでも良い。
でも、体が勝手に屋上に近づいていく。
階段を上り始めようとしとき、のぶ先と田中が下りてきた。
「……」
原田「若林、屋上から飛び降りるらしいよ」
「別に…良いじゃん」
原田「行ってきなさいよ、クラスメートでしょ」
「まぁ、、」
行っちゃうか!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。