第4話

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2020/01/26 12:15
僕たちは、病院に行き、長野君を手当てしてもらうと、イナンがいるシェアハウスにきた。
イナンは、退院して今は、シェアハウスに住まわせている。
執事のジョーさんがいたら良かったけど、いないから基本一人だ・・・
井ノ原快彦
あれ?長野君?・・みんなも・どうしたの?
長野博
ちょっとドジっちゃって・・・
みんなに支えられてきた、長野君をみて驚く井ノ原君
井ノ原快彦
えっ?大丈夫?まさか・・・さっきの・・・
長野博
大丈夫・・・こうして生きてるし・・・俺も岡田も・・・健も・・・
助かったよ。剛が、来てくれて・・・
三宅健
・・・・・・
健は、玄関先から動かずにいた
井ノ原快彦
健、来てくれたんだ。上がれば?
三宅健
・・・イナン・・・元気?
井ノ原快彦
元気だよ~?でもさ~、イナンさんが調子よくなったのに、ここで一人でいるの寂しいよねー
長野博
イナンさん、前と雰囲気違うよね・・・
岡田准一
そうやな・・・前はもっと男っぽいというか、活発な女子だったよね?
井ノ原快彦
な、長野君・・・相談あるんだけと・・・
長野博
えっ?俺?
そう言って長野君を、連れ出した井ノ原君・・・
岡田准一
健君は?イナンさんに会っていかないの?
三宅健
・・イナンはきっと僕に会いたくないんだよ
・・・帰るね・・・
岡田准一
えっ?帰るの?それなら俺も!待って!おいていかないで!
どんどん歩く僕を
岡田准一
・・・健君?
不思議そうに追いかける岡田だった
そして、
長野博
なんだよ、井ノ原・・・話って・・・イテテ・・・
長野君は、痛そうに座った
井ノ原快彦
イナンさんは、健のことも覚えてるんだ・・・
俺たちのこともすべて・・・
長野博
えっ?それ、どういうこと?
井ノ原快彦
つまり、イナンさんは何かを隠してる・・・
俺たちに何かを・・
なにか重要なことを・・・・
長野博
剛に、電話する前はどんな様子だったの?
井ノ原快彦
岡田が危ないって言ってた・・・それと、健のネックレス・・捨ててくださいって・・・
長野博
ネックレスを、捨てろ?・・なんで、そんなことを・・・
井ノ原快彦
そのネックレスは、ただのネックレスじゃないよな・・・
イナンさんも同じのしてるし・・)
健にあげたからないと思ってた・・・
長野博
そう言えば・・・岡田を見つけたのは健のネックレスがその場所に導いたから・・・だから、あの場所にたどり着けた・・・
イナンさんが現れたときと同じ光で・・・
井ノ原快彦
えっ?
長野博
もしかしたら・・・
そのネックレスは、イナンさんのと対になっていて・・
井ノ原快彦
えっ?なに?なんで、そこまでわかるの?
長野博
何かの本で読んだことがあるんだ
対になったものは、世界を変えるくらいすごい力を持ってるって
井ノ原快彦
すごい力?
でも、それが健と、イナンさんのネックレスとは限らないだろ?
長野博
たぶんだけど・・・その力を狙うやつがいるってことだよ・・
岡田を陥れようとした悪霊のように・・・
井ノ原快彦
うぇ~!(;゜゜)
長野博
・・しっ!とにかく、このことは、健に内緒にしよう
イナンさんに聞けると一番いいんだけど・・・これは、俺の憶測ってやつだから・・・
井ノ原快彦
どうやって聞き出すの?答えてくれるかな・・・
長野博
彼女を、誰かの家に保護しなきゃね・・・
井ノ原快彦
えっ?保護?
長野博
健には、悪いけど、いまは、二人を・・・イナンさんと健を、なるべく近づけないように・・
井ノ原快彦
すごい!長野君!なんでそこまで計算出来るの?俺にはさっぱり解らないよ
長野博
まぁ、一応ティがですから・・・
井ノ原快彦
なるほど!(納得)
協力するよ!長野君!
長野博
ほんと、健に悪いけど・・
しばらく我慢だ。真相がみつかるまで・・・
井ノ原快彦
ところで・・誰の家にイナンさんを?
長野博
あの人しかいないでしょ?
井ノ原快彦
あー・・
そして誰かと言うと・・・
坂本昌行
もしもし?うん、いま、終わった
ん?イナンさんを?
長野&井ノ原
坂本君しかいないんだよ
坂本昌行
はぁ?なんのことだ?
まぁ、いいけど・・
いいのか?
坂本昌行
で?理由は?
長野&井ノ原
よっしゃ決定!
二人は叫んだところに・・
岡田准一
何が決定なん?
長野&井ノ原
うわっ!岡田
岡田准一
うわっ!岡田・・・やないわ・・
坂本昌行
・・・・?
電話口でなにやらもめてる?
いや、電話口でしゃべるなよっ
岡田准一
ほりっぱにされて寂しかったわ
井ノ原快彦
ほりっぱってなんだよ
あれ?健は?
お前追いかけたんじゃ・・・
岡田准一
帰っちゃった・・・
一緒に帰ろうと思ったのに追い付かなかった・・・
井ノ原快彦
えっ?なんで?
岡田准一
イナンさんに避けられて相当傷ついているみたいやで。
そして、イナンさんに改めて聞くことにした。
イナン
私が健に会わないようにしている・・
いいえ、私が健のことを覚えている・・・つまり、記憶がないフリをしていたって、ばれてしまったんですね
長野博
・・・バレバレですよ
井ノ原快彦
いや、この人ウルトラマンティガですから
長野博
いや、気づいたのは井ノ原だから・・・
イナン
わたしが、地球へ来た理由を、話しますね。協力してくれますか?
長野&井ノ原&岡田
もちろんです!
イナン
あの・・・森田さんは・・・?
井ノ原快彦
あいつもドラマの撮影押しててて帰りました。
抜けてきてくれたみたいです
イナン
あなたたちの団結力はほんとすごいですね
長野博
本題に、入りましょう・・・
イナンさん・・どうして忘れたフリなんかしたんですか
岡田准一
えっ?本当に忘れたフリしてたん?
イナン
えぇ・・・そうしないと巻き込むから・・・
でも、忘れたフリなんてできなかった・・
結果・・・・巻き込んでしまったから・・・・
そして・・・
三宅健
はぁ~
森田剛
よぉ、健!黄昏てんの?
三宅健
・・・剛・・・
森田剛
俺でよければ相談に乗るぜ?
三宅健
ん・・・ありがとう
背後に黒い影があのねを気付かないまま・・・
三宅健
剛は、かっこいいよね
森田剛
えっ?俺が?なんで?
三宅健
2回も僕らを助けてくれた。
1回目は、操られた僕を・・・2回目はついさっきの岡田・・・
すごいよね
森田剛
別にすごくないよ。ただ、一生懸命なだけだ。助けたかっただけだ。
三宅健
剛のその声が届いてるのすごいと思う・・・
森田剛
どうしたんだよ・・・
三宅健
ねぇ、剛・・・僕ね、イナンのことちゃんと守りたいんだ・・・
なのにできないんだ・・・
イナンが僕のことを忘れちゃってるから・・・
森田剛
・・・・・
剛は、黙って聞いてくれている。
三宅健
今の僕は、イナンを苦しめてる気がするから・・・
森田剛
俺はそんなことないと思う
イナンさんを守れるのはお前しかいないって
三宅健
でも、怖いんだ・・・本当にみんなを巻き込みそうで・・・
森田剛
みんなって、俺ら?
三宅健
最近になって時々・・・夢を見るんだ

・・みんなが死んじゃう夢・・・
もしかしたらイナンは・・・
森田剛
・・・・・
そのことを、伝えるために地球に来たんじゃないかって・・・
森田剛
イナンさんがここに来た理由はまだ、わからねぇけど、あの子を守れるのはお前だけだ。しっかりしろよ
三宅健
本当に?そう思う?
森田剛
当たり前だろ?お前はイナンさんが好きだからな
分かりやすいぐらい大好きだからな
三宅健
ありがとう。やっぱり、剛が1番相談しやすいや
森田剛
ったく、年下のくせにいきなり呼び捨てにするし・・・俺がいなきゃV6入らないって言うし・・
三宅健
えへへ
森田剛
まぁ、そのおかげで、こうして一緒にいるんだけどさ
三宅健
強くなりたい・・・イナンを守れるくらい・・・
僕は、小さい声で呟いてみた。
森田剛
ん?なんか言ったか?
三宅健
なぁんてね・・なんでもないよ
森田剛
・・・俺は今のままで充分だと思う・・・
三宅健
えっ?そう?
森田剛
・・にしてもさ・・
なんか暗くないか?
三宅健
こんなに暗かった?まだ、昼間の2時だよ?
森田剛
空がさーやばくね?やな空気・・・
すると・・・
謎の声
フフフ
三宅健
えっ?・・
森田剛
どうしたんだよ健・・・
三宅健
剛・・・ここから逃げよう・・
というか離れなきゃダメだ
僕はビクッとした・・・
僕にしか聞こえない声?
森田剛
えっ?なんで?なに長野君みたいなこと言ってんの・・・
俺まだ撮影あるんだけど・・・
三宅健
いいから・・・全速力で走るよ?
僕は剛の腕を掴み、無理矢理走り出した
森田剛
えっ?ちょっと・
この気配近づいちゃダメだ・・・

さっきの・・・
岡田が操られてた時に感じた邪気と同じ気配を感じる・・・
三宅健
(;´Д`)ハァハァ
森田剛
(;´Д`)ハァハァ
ふたりとも息が上がっている・・・
当たり前だけど・・・
森田剛
もういいだろ?
俺、怒られるから行くよ?
三宅健
ごめんごめん。取材のおっちゃんの気配がして
森田剛
はぁ?俺たちスクープされるようなことしたっけ?
例えば・・・BLだとか?
三宅健
あはは違う違う~
さっきの会話だよ~
森田剛
・・さっきのあの雰囲気は・・・
三宅健
剛💦イナンの話は内緒だからね?恥ずかしいから💦
森田剛
わかってるよ
じゃ、俺、もう行くから・・・
三宅健
ありがとね、剛!またね!
森田剛
あっ、そうだ健・・ひとついい忘れた
三宅健
ん?なに?
森田剛
お前は強くなる必要なんてねぇよ
そのままでいろよな
三宅健
えっ?・・・うん・・・
まさか、さっきの聞こえてたんだ・・・
森田剛
聞こえてたよ・・・・
ちゃんと・・・
そう言って去っていった
だけどまた、あの影が現れた・・・
まるで、僕だけを追いかけているかのように・・・・

それが、次の日まで続いた・・・・
三宅健
そこにいるのは誰?
誰なの?
謎の声
お前のはめてるネックレスが欲しい
三宅健
これは渡せないよ
メンバーに、ばれないところで僕は、その「影」ってやつと戦った・・・
謎の声
だったらお前の仲間がどうなってもかまわないのだな?
三宅健
みんなには手を出さないで
・・どうしてこれを狙うの?
ただのネックレスでしょ?
謎の声
おまえが、知る必要はない
ただ、渡して欲しいだけだ
三宅健
お前は一体何者なんだよ!
謎の声
フフフ・・・答えるのはまた今度にしようか・・・
後悔するだけだ・・・
三宅健
後悔・・・?
僕が呟いた後ろに・・・
岡田准一
健君?
三宅健
お、岡田・・・!Σ( ̄□ ̄;)
どうしたの?
岡田准一
どうしたの?
そのまま返すわ
いま、誰と話していたんや
三宅健
えっ?あー「台詞だよ」
セ・リ・フ
長野博
そんな台詞あったっけ?
三宅健
あれ?みんないたの?
井ノ原快彦
いたの~?
じゃないよ・・健に言わなきゃならないことがあってさ・・・
三宅健
えっ?なに?真剣な顔をしちゃって
井ノ原快彦
・・言いにくいんだけど・・・
イナンさんのことで・・・
三宅健
イナンがどうかしたの?また、具合いが悪くなったとか?
長野博
違うんだ。
落ち着いて聞けよ?
イナンさんは・・・
三宅健
ん?
井ノ原快彦
・イナンさんが坂本君に惚れちゃったみたいなんだ
ほら、イナンさん、健のこと忘れてるだろ?
その間、坂本君が、そばにいることが多くて・・・
三宅健
えっ?イナンが坂本君に?
長野博
坂本君が、慰めたところうまくいっちゃったみたいなんだ
三宅健
嘘でしょ?
井ノ原快彦
だから・・・健・・イナンさんのこと・・・
三宅健
諦めろって言うの?坂本君が、あのときに好きになるなって言ったのに・・・
せっかく再会したのに・・・
諦めろって言うのかよっ
長野&井ノ原
・・・・
三宅健
それとも僕とイナンが会っちゃいけない理由があるの?
なんか隠しているんじゃないの?
長野博
・・・・それは
三宅健
みんなは僕とイナンを応援してくれるんじゃなかったの?
岡田准一
あのね・・・健君・・・
井ノ原快彦
ダメだ岡田
井ノ原君は、岡田の口を押さえ・・・
井ノ原快彦
ととにかくだ
長野博
これからは坂本君がイナンさんを守ってくれるから・・・
三宅健
ふたりとも僕にケンカ売りたいの?💢
長野博
ケンカする気はないけど、イナンさんが望んだことだから・・・
許せ、健・・・
三宅健
えっ?・・イナンが望んだことなの?
井ノ原快彦
お前が嫌い・・・そう言ってた・・・
岡田准一
いのっち・いくらなんでもそれはいい過ぎじゃ・・・
三宅健
・・・・僕は必要ないってこと?
長野&井ノ原
・・・健・・・
三宅健
・・・イナンは、僕のことだけ忘れちゃったわけだし・・・
そりゃあそばにいた坂本君の方が全然いいよね~
岡田准一
・・・・・・
三宅健
坂本君男前だし・・・優しいし・・・大人だし・・・イナンにピッタリだよね
岡田准一
・・・健君・・・
三宅健
そっかぁー・・選手交代ってやつだね
長野博
・・・・・
井ノ原快彦
・・・・・
三宅健
・・・わかった・・・
僕、坂本君の応援する・・・
坂本君とイナンがうまく行くように
なんて悲しそうに笑うんだ・・・
長野&井ノ原&岡田
・・・・・・・・
三宅健
じゃ、明日早いから今日はこれで、帰るね!
バイバイ
そういうと僕は走り去った。
岡田准一
健君!!
長野&井ノ原
岡田!
・・・うまく笑えていたかな?

自信ないや・・・・

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