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第1話

62
2020/01/24 23:22
スタッフ1
健君、お疲れ様。
今日のロケはこれで終わりです。
気をつけてお帰りください
三宅健
お疲れ様。そっちも、気をつけて!
そういって、スタッフと別れると・・・
なんだか懐かしい感じがした・・・・
三宅健
この感じ懐かしい・・・それに・・・・
ペンダントが、光ってる・・・・
イナン
健にあげる・・・・
僕はしばらくこれを宝箱に入れていたけど、ここ最近、毎日なにかを伝えるかのように光っていたから、肌身離さず持ち歩くことにしたんだ。


また、会える気がしたから・・・・・
長野博
よっ!健、お疲れ様
三宅健
あっ!長野君・・・
どうしたの?
長野博
さっきまで友達とお茶してたんだ
三宅健
そうなんだ(てっきり、ラーメンとか・・・食べてるかと思った)
長野博
よし、たまには飯でも行こうぜ
三宅健
やったぁ!行く行く!(やっぱり、行くんじゃん)
と、また、なにか感じた
三宅健
・・・・
長野博
?どうした?
三宅健
ううん・・・なんでもない・・・着替えてくるね。待ってて・・・
長野博
・・・へんなやつ・・・
井ノ原快彦
ねぇ?長野君まだ~?
俺腹減って死にそう
長野博
はいはい・・・もう少しだから我慢しなさい
長野君の後ろから出てきたのは、なんと井ノ原くん
まったく、子供か・・・(長野君の心の中)
三宅健
お待たせ~
井ノ原快彦
よっ!健!
三宅健
わぁ!井ノ原くん・・いたの?
井ノ原快彦
実はさぁ、長野君に付き合わされて・・・
三宅健
えっ?友達って、井ノ原くん?お茶してたの?ふたりで
長野博
違うよ・・・ってか、井ノ原、うそつくなよ・・・まぁ、お茶してたのは本当だけどさ・・・逆なの。付き合わされたのは俺だから・・・
三宅健
どっちも、どっちだね
井ノ原快彦
ふたりで行こうって言ってたんだけどーちょうど健が見えてさ!
長野博
で、じゃんけんの結果、俺が健を呼ぶ役になったと言うわけ
三宅健
わざわざ、じゃんけんで?
長野博
って言うより、井ノ原は寝たかっただけ・・・
俺がじゃんけん弱いの知ってるから・・・
三宅健
大変だね・・・長野君も・・・
長野博
まぁ、20年の付き合いだからねー
井ノ原快彦
はいはい!そこの二人!無駄話はよして、飯にたどり着こうよ!そこでなら、いくらでも話していいから
三宅健
めずらしく、井ノ原くんがお腹すかせてるの?
長野博
あー、実はね、お茶してたと言うのは・・・半分嘘で・・・朝からなにも食べてないと言うから・・・
井ノ原快彦
ラーメン行って、イタリアン行って、最後にうどんを食べた!
三宅健
め、珍しいね・・しかも、麺類だけ・・・
ってか、朝から一緒にいたの?
長野&井ノ原
うん
長野博
でも、麺類だらけで俺の方が参ったよ・・・
三宅健
で?また、お腹すかせてるの?
井ノ原快彦
だって俺、人間だもん
長野博
ははは
(否定できないねそれは)
あ、それよりさ健、またあのネックレスしてるんだね
三宅健
うん。なんか気になるんだよね・・・・
長野博
気になるって?
井ノ原快彦
まぁ、いーんじゃねぇの?それをしてるとイナンさんと一緒にいる気持ちになるんだろ?
三宅健
うん、まぁね・・・
井ノ原快彦
ほ、本気で言うなよ・・・
切ないじゃないか
三宅健
時々感じるんだ・・・
井ノ原快彦
何を?

誰なんだろう・・・・
ふと、信号待ちをする僕たちが、乗る車・・・
すると、ネックレスが、光だし・
三宅健
えっ?
井ノ原快彦
えっ?なに?
長野博
なんだ?ネックレスが、なにかを指してる?
そして、その光の中に現れた人物がいた・・・それが・・・
長野&井ノ原&健
イナンさん!
その声が聞こえたのか、彼女は、振り返った・・・
三宅健
やっぱり、イナンだ
長野博
でも、健・・・彼女なんだか様子がおかしくないか?
井ノ原快彦
長野君、車止めて!
僕たちは、こうしてイナンと再会したんだ・・・
彼女に近づき
三宅健
イナンでしょ?
一応問いただしてみる・・・
だけど・・・彼女は、不思議そうにする・・
長野博
僕たちのこと、覚えてる?
そう言っても
イナン
・・・・
彼女は、首を振った・・・
三宅健
そんな・・・
どうやら、彼女は、記憶がないらしい・・・
この青い瞳は、イナンに間違いないのに
イナン
・・・・・・
イナンさんは・・なにかを言おうとしたが・・・・
三宅健
イナン?
崩れるように倒れこんだ・・・

長野君の方に・・・
長野博
・・・大丈夫ですか?
長野君は、抱き止めてくれたけど・・・
三宅健
イナンじゃないの?ねぇ!
長野博
健、落ち着こうよ・・
井ノ原快彦
とにかく、病院に運ぼう・・・
長野博
うん・・・彼女、衰弱してるみたいだ・・・
この前みたいに、彼女から、オーラが感じられない・・・
井ノ原快彦
そう言われてみれば、そんな気がする
三宅健
あの青い瞳の気配は、イナンのだったんだ・・・・
長野博
どういうこと?
三宅健
さっきも言ったよね・・・悲しそうな視線が気になるって・・・・
長野博
そう言えば、言ってたな・・・
三宅健
なにかに怯えているような・・・
もしかして、イナンが僕に助けを求めに来たんじゃないかって・・
もしもそうなら・・・
助けてあげたい・・・
普通の人間の 僕らに何が出来るかわからないけど・・・・
井ノ原快彦
健、大丈夫だよ
長野博
そう・・信じよう・・・
三宅健
うん・・・ありがとう・・・
でも、これが旅の続きの事件になるなんて・・・
ルキアさんの時と違う・・・
メンバーを、また、巻き込むことになるなんて考えていなかった
ただ、僕は、イナンとの再会を喜びたかっただけなのに・・・・
記憶喪失かもしれないなんて・・・・
V3
え~?イナンさんに会ったぁ~?
井ノ原快彦
しー!
みんな、声大きいよ
坂本昌行
で?なんで、イナンさん本人がいないんだよ
長野博
それがさ・・・
彼女衰弱していたし・・記憶も曖昧で・・・
井ノ原快彦
倒れてしまったんだ・・・
しばらく入院しなきゃならないんだって
森田剛
それで、健があの落ち込みようなんだ・・・・
あれから、僕はなんだかショックで塞ぎ混んでいた
岡田准一
ねぇ・・・俺よりうちひしがれてない?
死んだ訳じゃないのに・・・
長野博
彼女は、なにも覚えてないって顔をしていたんだ・・・
半年前はそんなことなかったのにね
井ノ原快彦
でもさ、健は言ってたよな・・・
たしか少し前からイナンさんの気配を感じたって・・・
そのときは、わからなかったみたいだけど・・・・
三宅健
やっぱり僕、病院戻る!
長野博
待て、健・・・
三宅健
だって・・・心配だもん・・・彼女は、地球人じゃないもん。地球人に見えるけど・・・
違うもん
坂本昌行
健、今は自分の仕事を優先させろよ
・・・なっ?
三宅健
だって・・・
坂本昌行
しっかりしろよ、健!お前は自分の仕事を、放棄するやつじゃないだろ?
そんなお前をイナンさんはきっとみたくないはずだ
好きな女守りたいならやることはやれよ
三宅健
・・・・はい
井ノ原快彦
いいこと言うね~リーダー
三宅健
俺、このあとオフだから・・・・
坂本昌行
えっ?
井ノ原快彦
あっ!俺もだった。
あはは
森田剛
俺も
坂本昌行
えっ?俺だけ仕事かよっ
長野博
いや、俺も仕事だから・・・
三宅健
みんなありがとう・・心配してくれて
坂本昌行
当たり前だろ?俺たちにとっても大切な人なんだからさ
長野博
でも、気になるなぁ~
イナンさんが来た理由・・・
と、長野君が呟いたので・・・
V5
想像しちゃダメだ!ティガ!
長野博
えー?俺の予想そんなに当たるかなぁー・・・
声揃えないでくれる?
(何も想像してないのに)
坂本昌行
いいか?みんなも(特に長野)悪いことは考えるなよ?
三宅健
じゃあ、なんでイナンは倒れたの?
坂本昌行
え~っと・・・それは・・・・
↑真面目に考え中・・
三宅健
イナンがなんでここに来たか知りたい・・・
ルキアさんのことがあったから、余計だよ
もっと別の理由がある気がする・・
長野博
そう言えば・・・健のネックレスが光ったような・・・
イナンさんが現れる前に・・・
井ノ原快彦
そうそう・・・光った先にイナンさんが現れた・・・
坂本昌行
まさかそのネックレスが関係あるとは言わないよな?
長野博
いや、そうかも
三宅健
僕もそう思う・・・
森田剛
で?いつから光ってたの?健の方は・・・
三宅健
時々光って、時々消えてた・・・
同時に視線も感じた
V5
えっ?(後退り・・・)

長野博
あのとき、変な顔してたもんなぁ~(これはますます怪しいぞ?)
三宅健
これ、言ってなかったけど・・・
宝箱にしまってたはずなのに・・・いつの間にかはめてたり・・・・
V5
こ、怖くね?😰😰😰😰😰
三宅健
不思議なんだよね・・・・
三宅健
でもね、とにかく身に付けていなきゃいけない気がしたんだ
坂本昌行
と・・・とにかく様子見るしかないな・・・

俺は仕事行くから・・・
あとよろしく
井ノ原快彦
すべては、イナンさんが目覚めてからになるかもね・・・・
そして・・・・
三宅健
もう、すっかり冬だね・・・
森田剛
健、寒くねぇのか?
三宅健
あれ?長野君と井ノ原君は?
岡田准一
あ~、いのっちも取材入ったからふたりで行ったよー
森田剛
残ったのはカミセンだけか・・・・珍しくね?
岡田准一
二人ともごめん。俺、いまから、CMの撮影やわ
剛&健
行ってらっしゃい
クールに送り出してみた
岡田准一
えっ?もっとないんか?
そして・・・・
三宅健
じゃあね、剛・・・
また明日
森田剛
お、おう
僕らはまだ、気づいていなかった・・・

僕のこのネックレスが引き起こす重大な事件のことを・・
次の日・・・・
長野博
健、今日も病院行くのか?
三宅健
うん、少しでもそばにいてあげたいし
井ノ原快彦
わかるけど・・・あのときみたいに俺たちは・・・・
行こうとする僕を止める井ノ原君・・・だけど・・・
長野博
健、あんまり遅くなるなよ?
井ノ原快彦
長野君・・・・
長野君は、行かせてくれた・・・
三宅健
わかった・・・ありがとう・・・
井ノ原快彦
長野君、いいの?彼女、目覚めても・・・
長野博
せっかく会えたんだしさ・・・
森田剛
井ノ原君羨ましいんだろ
↑なぜか戻ってきたメンバーその1
井ノ原快彦
(ず、図星だけど)そんなんじゃない・・
なんか嫌な予感するんだ・・・会えたのは嬉しいのに・・・
嫌な予感が・・・・
めずらしく、真面目に答える井ノ原君・・・
坂本昌行
井ノ原、それは言わない約束だろ?
いまは、少しの間好きにさせてやろう・・・
戻ってきたメンバーその2
岡田准一
坂本君も、ずいぶん変わったよね・・・
本気になるなって言ってたのに・・・
↑戻ってきたメンバーその3
井ノ原快彦
そういう岡田も、女の子と仲良くなったじゃん・・・
岡田准一
・・・・・(ズキッ)
井ノ原快彦
ごめん、岡田・・・
そんな傷つくなよ・・・
岡田准一
エエよ・・・隠した俺がわるいんやし・・・
ダメだ。
岡田がうちひしがれそうだ
森田剛
岡田!しっかりしろよ!
岡田准一
してるよ
森田剛
どうかなぁ~
今一つ足りないぜ?
岡田准一
えっ?何が足りないんや
涙目になる岡田
森田剛
それは・・・自分で考えろよ・・・ほ、本気にするなよ・・・
(しまった・・・・)
岡田准一
なに~?
気になるやん
森田剛
しつこい
岡田准一
気になるー!
井ノ原快彦
な、なんだあいつら・・・
長野博
仲いいんだか、悪いんだか・・・
坂本昌行
微妙だな
井ノ原快彦
よっしゃ!俺たちにトニセンは、いまから、ラジオの収録だぜ!張り切って行こう!
坂本&長野
相変わらず元気でテンションたかいねー
その頃僕は、イナンがに眠る病室にいた
三宅健
あのときは、僕の方が病人だったよね・・・
眠るイナンを見て、あのときの記憶が甦る・・・
(回想)
イナン
いつまでも子供ね
三宅健
君に言われたくないよ
イナン
レンが好きなのは・・・・イオンなの
三宅健
僕はイナンを信じるよ
イナン
ありがとう・・・
健の声が聞こえたから戻ってこれた・・・
イナンが怒ったり泣いたり・・・
色んな顔していた・・・
三宅健
イナン・・・目を覚ましてよ・・・
また、ケンカしたいよ・・・
イナン
健が、優しいから・・・
三宅健
えっ?
イナン
忘れないよ?
忘れない・・・
三宅健
゛忘れない゛そう言って君はこのネックレスを、くれたんだ
何があったの?
僕に会いに来たの?
答えてよ・・・
そう呟き、僕は病室から出ようとした・・・
イナン
・・・あの・・・・
三宅健
えっ?イナン?気が付いたの?
見ると起き上がっているイナン・・・
イナン
・・イナン・・・
それが私の名前?
三宅健
そう。きみの名前はイナン。

僕は健・・・よろしくね
気分はどう?
イナン
だいぶ、よくなったみたい・・・
でもわたし・・・どうしてここに?
三宅健
それは、こっちが聞きたいよ
イナン
えっ?
三宅健
いや、なんでもない・・・君は、光に導かれて立っていた・・・
イナン
・・・光?
三宅健
そう、きみの瞳と同じ光の中に・・・・
イナン
・・・・・
三宅健
それより、お腹すかない?ケーキ買ってきたんだ
一緒に食べようよ
イナン
フフ
イナンは変わらない笑顔を見せてくれた
イナン
おいしい・・・
三宅健
でしょ?女子に人気の店で買ったんだ
でも、時々寂しそうな顔になるんだ・・・・
三宅健
ねぇ、イナン・・・
イナン
えっ?
三宅健
本当に覚えてないの?
イナン
・・・・
三宅健
なぁんて・・・困るよね・・・
こんなこと何度も聞かれたら・・・
イナン
・・・ごめんね・・・
そう小さく呟くイナンの声は聞こえなかった・・・
三宅健
じじゃあ、僕は帰るね・・・
また、あしたね
ドアを閉めた・・・
イナン
健の方だよ・・・寂しそうなの・・・
わたし、健にそんな顔させたくてここへ来たんじゃないのに・・・・


イナンは、そう呟いてるのも知らずにいた僕だった
井ノ原快彦
今週も、始まりました
V6ネクストジェネレーション
ラジオが、始まった
長野博
外は、もうすっかり冬の空気・・・
みなさん、風邪には充分気をつけて下さい
坂本昌行
それにしても、今日は寒かった~
大寒波くるらしいですね
井ノ原快彦
じゃあ、この東京にも雪が降るかも知れませんね
坂本昌行
お前は雨男だけじゃなくて、雪男にもなるんじゃね?
井ノ原快彦
失敬な
その言い方剛だから
長野博
ははは、でもありえる
井ノ原快彦
長野君・・・慰めてくれないの?
楽しそうなトニセンのみんなのラジオをイナンは、静かに聞いていた。
トニセン
とにかくみんな温かくしてくださいね
井ノ原快彦
あっ!知ってますか?人間って不思議ですよね。
ものすごく会いたい!って思っていたら、不思議とその人に会えちゃうの
坂本昌行
井ノ原言うねー
長野博
・・・・
井ノ原快彦
だから、みんな信じていいと思う
誰もが運命の糸で繋がってるってこと
イナン
・・・・
イナンは、そのラジオを聞き、1人泣いていた。
井ノ原快彦
なぁんて、余談を言っちゃいましたが・・・
坂本昌行
怪しいな・・・
長野博
・・・・
井ノ原快彦
V6ネクストジェネレーション・・・
さて、こんなお葉書届きました
坂本昌行
先週、不思議な光を見ました。虹でも太陽の光でもなく、流れ星でもない光・・・
長野博
(えっ?これって、まさか)
井ノ原快彦
・・・
長野君と、井ノ原君は、顔を見合わせていて・・
坂本君は、葉書を、詠み続けた。
イナン
・・・・・
坂本昌行
トニセンのみなさんは、その光を見ましたか?わたし、おもわず祈りました・・・・
その光は、希望の光であります様にって・・・
みんなが幸せで、ありますように・・・・

・・・・そうですね・・・願いましょう・・・
ここで、リクエスト曲を流します・・・
愛知県名古屋市の・・・・
まるで、イナンさんのことのようなこの葉書の内容・・・・

について議論はしないトニセンのみんなだった
長野&井ノ原
じ~
坂本昌行
な、なんだよお前ら・・・
リクエストの曲が流れているときに、長野君と、井ノ原君は、坂本君を、じっとみた
長野博
いや、別に・・・
井ノ原快彦
みなさん、さきほどのような
お便りも待ってます!どんどん送ってね~
メールアドレスは・・・・
そのころ、イナンさんは、1人健に謝り続けていた・・・・
イナンがなぜ、地球にきたのか・・・

なぜ、記憶がないフリをしているのか・・・

それが、ぼくためであることも・・・
メンバー全員を巻き込まないためであることも・・・

誰もまだ気づいていなかったんだ・・・

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