そういって、スタッフと別れると・・・
なんだか懐かしい感じがした・・・・
僕はしばらくこれを宝箱に入れていたけど、ここ最近、毎日なにかを伝えるかのように光っていたから、肌身離さず持ち歩くことにしたんだ。
また、会える気がしたから・・・・・
と、また、なにか感じた
長野君の後ろから出てきたのは、なんと井ノ原くん
まったく、子供か・・・(長野君の心の中)
誰なんだろう・・・・
ふと、信号待ちをする僕たちが、乗る車・・・
すると、ネックレスが、光だし・
そして、その光の中に現れた人物がいた・・・それが・・・
その声が聞こえたのか、彼女は、振り返った・・・
僕たちは、こうしてイナンと再会したんだ・・・
彼女に近づき
一応問いただしてみる・・・
だけど・・・彼女は、不思議そうにする・・
そう言っても
彼女は、首を振った・・・
どうやら、彼女は、記憶がないらしい・・・
この青い瞳は、イナンに間違いないのに
イナンさんは・・なにかを言おうとしたが・・・・
崩れるように倒れこんだ・・・
長野君の方に・・・
長野君は、抱き止めてくれたけど・・・
助けてあげたい・・・
普通の人間の 僕らに何が出来るかわからないけど・・・・
でも、これが旅の続きの事件になるなんて・・・
ルキアさんの時と違う・・・
メンバーを、また、巻き込むことになるなんて考えていなかった
ただ、僕は、イナンとの再会を喜びたかっただけなのに・・・・
記憶喪失かもしれないなんて・・・・
あれから、僕はなんだかショックで塞ぎ混んでいた
と、長野君が呟いたので・・・
↑真面目に考え中・・
そして・・・・
クールに送り出してみた
そして・・・・
僕らはまだ、気づいていなかった・・・
僕のこのネックレスが引き起こす重大な事件のことを・・
次の日・・・・
行こうとする僕を止める井ノ原君・・・だけど・・・
長野君は、行かせてくれた・・・
↑なぜか戻ってきたメンバーその1
めずらしく、真面目に答える井ノ原君・・・
戻ってきたメンバーその2
↑戻ってきたメンバーその3
ダメだ。
岡田がうちひしがれそうだ
涙目になる岡田
その頃僕は、イナンがに眠る病室にいた
眠るイナンを見て、あのときの記憶が甦る・・・
(回想)
イナンが怒ったり泣いたり・・・
色んな顔していた・・・
そう呟き、僕は病室から出ようとした・・・
見ると起き上がっているイナン・・・
イナンは変わらない笑顔を見せてくれた
でも、時々寂しそうな顔になるんだ・・・・
そう小さく呟くイナンの声は聞こえなかった・・・
ドアを閉めた・・・
わたし、健にそんな顔させたくてここへ来たんじゃないのに・・・・
イナンは、そう呟いてるのも知らずにいた僕だった
ラジオが、始まった
楽しそうなトニセンのみんなのラジオをイナンは、静かに聞いていた。
イナンは、そのラジオを聞き、1人泣いていた。
長野君と、井ノ原君は、顔を見合わせていて・・
坂本君は、葉書を、詠み続けた。
まるで、イナンさんのことのようなこの葉書の内容・・・・
について議論はしないトニセンのみんなだった
リクエストの曲が流れているときに、長野君と、井ノ原君は、坂本君を、じっとみた
そのころ、イナンさんは、1人健に謝り続けていた・・・・
イナンがなぜ、地球にきたのか・・・
なぜ、記憶がないフリをしているのか・・・
それが、ぼくためであることも・・・
メンバー全員を巻き込まないためであることも・・・
誰もまだ気づいていなかったんだ・・・
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。