そして・・・
涙目になる岡田・・・
仕方ねぇな・・・
剛の突然の告白に・・・
岡田は・・・
バシバシと剛の背中を叩き始めた
岡田は、本当はまだ、引きずってる・・・
僕と岡田はにているかもね・・・
次の日・・・
イナンが退院する日が近づいていた。
急にこわばった顔をしている。
目線は・・・
見せようとしたけど・・・
イナンはなぜだか硬直している。それどころか怖がっている・・・
ちょうどそこへ現れたのが坂本君で・・・
イナンは迷わず坂本君のもとへ行った・・・
う
イナンにはまだ、紹介していないのに・・・
イナンは、坂本君に抱きついてる・・・うそだろ?
僕は慌ててネックレスを、首もとにしまった・・・・
普通に会話してる?
なんで?
パタン
僕はいたたまれなくなり、病室から出ていくことにした・・・
イナンのかお・・見れそうにないし・・・
健?
私のかおみないの・・・
こっち向いてよ・・・
僕は、イナンにカイロを握らせると・・・
それだけ言うと
病室からでた・・・
思い出すよね?
そして・・・
笑ってごまかす
来年公開の映画(架空)でなんと!
僕と長野君と岡田が共演することになったんだ。
内容?
秘密です(笑)
それから、一週間撮影は、続いた。
イナンはあれから退院して部屋を借りたみたいだ。と言っても以前みんなで住んでたシェアハウスにいるんだけどね。
1人だからみんな交代で様子を見に行っている
ぼくは、辛い気持ちを隠すように撮影に挑んだ。
シーン32
休憩時間・・・
僕らは気づいていない・・・
すぐそばに・・・
魔の手がのびてるなんて・・・・
それは、危険を知らせる前兆だった。
そう、これが゛汚れ゛
その危険に一番にはまってしまったのは・・・
突然いなくなってしまった岡田だった・・・・・
岡田はなぜか死んでしまったはずのアミさんと再会していたんだ・・・
いや、それは、偽物だった・・
だけど岡田は信じて疑わないでいる・・・
岡田は冷静さを失っていた・・・
いつもなら疑うのに・・・
相手がアミさんだから?
指輪を見て呟いた・・・
もはや、操られたのかアミさんにゆっくり近づき抱きつく・・・
ネックレスが、光だしある方向を指している
アミさん?
本物のアミさんが、岡田に話しかけている・・・
偽物のアミは、岡田を抱き締めた。
アミさんの必死の問いかけだった
低い声・・・
えっ?こいつ影がない・・・
アミさんの顔をしているのに・・偽物?
ぼくは、岡田に訴えた
ぼくは、ネックレスを、握り、イナンに問いかけた・・
まさか、イナンさんは健を、覚えている?
井ノ原君はワケわからなかった。
イナンさんは、ぐらつき
その頃・・・
岡田は、操られているのか目がおかしい・・・
まるであの船旅の時に操られた僕のようだ。
目を光らせると、僕らを吹っ飛ばした。
そして、かべに激突・・・・
と思ったら、
長野君が、寸前で助けてくれたみたいだ・・・
でも、長野君は、背中を打ち付けたみたいで・・・・
長野君は、そのまま気絶してしまった・・・
どうしよう・・・・
岡田は、完全に憑依されている。
僕の精一杯を、伝える~~・
こんなとき・・・
あいつなら・・・
もうだめなの?
あの船旅の時と同様、助けに来てくれたのは剛で・・・
少しだけ力が弱まったような?
回想
そういってたときの気持ちを、思い出してほしいのか、指輪が光った
さして、不思議なことに、アミさんが現れる・・・
本物?
指輪が導き出した光・・・・
アミさんは、岡田を抱き締めた
・・えっ?触れること出来るの?
岡田は、涙を流した・・・
澄んだ瞳が戻ったんだ
これが、事件の始まり・・・・
これから起こる事件も、予想なんてしていなかった・・・
イナンがなんのために地球へきたか知る羽目になるのは、このすぐあとだったから・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!