第3話

53
2020/01/26 09:26
井ノ原快彦
最後にさっきの光の話ですが・・・
坂本&長野
えっ?
井ノ原快彦
その光は、本当に希望の光かもしれません・・・
だから、信じてみようって・・・思う
長野博
あははー
でも、信じていれば叶うかもってやつだね
坂本昌行
そうだな・・・・
それでは、また、来週・・・
そして・・・
岡田准一
ねぇねぇ、剛君・
森田剛
うわっ!岡田・・・おかえり・・・
いや、近いし・・・
岡田准一
何がものたりやんのか、すご~く気になるんやけど・・)
気になりすぎて仕方ない
森田剛
まだ、言ってるのかよ・・・
(お前、やっぱB型だな)
岡田准一
だって
森田剛
そんなにしつこいとふぁんに嫌われるぞ?
っつーかあれは冗談だ

(あっ、そっかB型だからしつこいのか)
岡田准一
ホンマにー?
森田剛
・・・・・・
岡田准一
ほんまのこと言うてや~
涙目になる岡田・・・
仕方ねぇな・・・
森田剛
お前はちゃんと乗り越えてるよな・・・
岡田准一
え゛っ?
森田剛
ちゃんと前見て歩いてるし、生きてる・・・
岡田准一
・・・・
森田剛
あんときなんでお前が泣いていたのか・・・なんで行きたくなかったか・・゛やっとわかった・・・

今のドラマの俺の役、そんときのお前そのものの役をしてるからさ・・・今さらだけど、悪いことしたなって・・・
剛の突然の告白に・・・
岡田は・・・
岡田准一
なぁんや!何言うてんの
バシバシと剛の背中を叩き始めた
森田剛
イテッ!c(>_<。)シ*
いてぇよ
なにすんだよ💢
岡田准一
そんなこと心配していたんや
森田剛
そ、そんなことだと?!
(心配した俺はなんだったんだ💢)
岡田准一
剛君、ドラマ頑張れ!応援してるからさ
森田剛
・・・・・おぅ・・・ありがと・・・
岡田准一
じゃあ、また、仕事いってくる
森田剛
えっ?終わったんじゃないのかよっ
岡田准一
聞きたいこと聞けたから・・・

じゃあね~
森田剛
・・・わかりやすいやつ・・・・
岡田は、本当はまだ、引きずってる・・・

僕と岡田はにているかもね・・・


次の日・・・
三宅健
イナン、もう大丈夫?
イナン
うん、ありがとう・・・
イナンが退院する日が近づいていた。
三宅健
仕事前に寄っただけなんだ・・・
他のメンバーにもメールしたから・・・
イナン
・・・・・!?
三宅健
えっ?イナン?どうしたの?
急にこわばった顔をしている。
目線は・・・
イナン
そ、そのネックレス・・・
三宅健
これ?君にもらったもので・・・
見せようとしたけど・・・
イナン
お願いそれを・・
三宅健
イナン?どうしたの?
イナンはなぜだか硬直している。それどころか怖がっている・・・
坂本昌行
どうした、健・・・イナンさん・・・
ちょうどそこへ現れたのが坂本君で・・・
イナン
坂本さん!
イナンは迷わず坂本君のもとへ行った・・・
三宅健
えっ?いま・・・坂本さんって・・・
イナンにはまだ、紹介していないのに・・・
イナンは、坂本君に抱きついてる・・・うそだろ?
坂本昌行
健、そのネックレスしまえ
三宅健
えっ?あっ・・・うん
僕は慌ててネックレスを、首もとにしまった・・・・
イナン
ごめんなさい・・・取り乱してしまって・・・
三宅健
イナン・・僕のことだけわからないの?
坂本昌行
健がなかなか来ないから心配で・・・
イナンさん、大丈夫?
イナン
すっかりあなたたちの国に来てしまったのね・・・
三宅健
・・・・・
普通に会話してる?
なんで?
坂本昌行
あっ、そうだイナンさん。さっき、朝食ですって・・・
イナン
あ、ありがとうございます
坂本昌行
じゃあ、健、集合にだけは遅れるなよ?
三宅健
・・・うん、わかったよ・・・
パタン
イナン
あっ、そうだ。
健も食べる?
三宅健
外・・・寒いから風邪引かないようにね・・・
僕はいたたまれなくなり、病室から出ていくことにした・・・
イナンのかお・・見れそうにないし・・・
イナン
えっ?どこいくの?食べないの?
三宅健
仕事だよ・・・だって、集合に遅れちゃダメだし・・・・
イナン
・・・・・
健?
私のかおみないの・・・
こっち向いてよ・・・
三宅健
イナンが元気になって安心したよ・・・
僕は、イナンにカイロを握らせると・・・
三宅健
今日はまだ、病院にいなよ
他のメンバーも様子見に来てくれるって・・・
イナン
・・・あなたは?
三宅健
ぼくは、明日までこれないから・・)
じゃ、お大事に・・
それだけ言うと
病室からでた・・・
イナン
うそ・・・傷ついたかおしてる・・・
三宅健
イナンが僕を・・・
思い出す日はあるのかな・・・
思い出すよね?
そして・・・
岡田准一
健君?けーん君
三宅健
えっ?
岡田准一
なんかあったん?ぼーっとしてるみたいだけど・・・
三宅健
いや、な~んもないよ?あははははは
笑ってごまかす
長野博
その顔がなんにもない顔には見えないけど?
三宅健
長野君、似合うじゃん
長野博
久しぶりの白衣ー
って、健はまだ、着替えてないのか?
三宅健
あっ、そうだった!ごめんごめん!着替えてくる
長野&岡田
・・・・・・
来年公開の映画(架空)でなんと!
僕と長野君と岡田が共演することになったんだ。

内容?
秘密です(笑)
長野博
岡田もその制服似合ってるよ
岡田准一
俺も久しぶり~
長野&岡田
あとは、健だけだな・・・・
それから、一週間撮影は、続いた。
三宅健
それにしてめ、寒いなぁ~
井ノ原快彦
大寒波来るって言っただろ?
三宅健
い、井ノ原君・・・
井ノ原快彦
よぉ
井ノ原快彦
あれ?あとの二人は?
三宅健
いま、絶賛撮影中・・
よかったら、見ていく?
井ノ原快彦
いや、公開するまでたのしみにしとくよ
これ、差し入れ
あと、今日は俺、オフだからイナンさんの様子見てきてやるよ
三宅健
ありがとう・・・
イナンはあれから退院して部屋を借りたみたいだ。と言っても以前みんなで住んでたシェアハウスにいるんだけどね。
1人だからみんな交代で様子を見に行っている
ぼくは、辛い気持ちを隠すように撮影に挑んだ。



シーン32
三宅健
兄さんなの?
長野博
・・・あぁ、俺はお前の・・本当の兄だ・・・
三宅健
危ない!!
岡田准一
なんでや?なんで・・・
三宅健
君が僕を信じてくれたから・・・
岡田准一
許さない・・・もう、これ以上・・・
休憩時間・・・
三宅健
なんだか悲しい話だよね・・・
長野博
俺も健も撃たれちゃうしね・・・
最後まで、わからないね
三宅健
やっぱり、家族や友人は裏切れないってことだよね?
岡田准一
・・・・そうやな
謎の声
もうすぐ手にはいる・・・
僕らは気づいていない・・・

すぐそばに・・・
長野博
撮影終わったし、帰りますか
魔の手がのびてるなんて・・・・
三宅健
うん、帰ろう
長野博
あれ?そう言えば岡田は?
三宅健
あれ?さっきまでそこにいたのに・・・
あっ、ねぇ、たまにはご飯でも食べに行かない?
長野博
お前さぁ
イナンさんとなんかあっただろ・・・
三宅健
えっ?何もないよ
長野博
そうか?その顔は怪しいな。
せっかくイナンさんがシェアハウスにいるのに
三宅健
だってイナンは・・
長野博
あれからイナンさんに会ってないみたいだし・・・避けてるのか?
三宅健
イナンは僕のことだけ忘れてるんだよ?他のメンバーといる方が楽しそうだし・・
長野博
それで、遠慮してるの?
三宅健
ただの嫉妬だから気にしないで?
長野博
気にするだろ?お前がイナンさん好きなの、みんな知ってるんだから・・・
三宅健
でも、避けられてるのは僕の方かもしれない・・・
原因は、このネックレスかな・・・
長野博
えっ?ちょっと待て・・・そのネックレス・・
見せてみろよ
三宅健
・・・はい・・
長野博
・・・そんなに黒かったか?
もっと青かった気がする・・・
三宅健
うわっ!ほんとだ・・・いつのまに・・・
長野博
これが汚れてるってことか?
それは、危険を知らせる前兆だった。
そう、これが゛汚れ゛
その危険に一番にはまってしまったのは・・・

突然いなくなってしまった岡田だった・・・・・
岡田准一
アミ・・・・
岡田はなぜか死んでしまったはずのアミさんと再会していたんだ・・・
いや、それは、偽物だった・・
だけど岡田は信じて疑わないでいる・・・
岡田准一
アミ・・
偽物アミ
ジュン・・久しぶりね・・・
岡田准一
これは、幻?
それとも・・・
岡田は冷静さを失っていた・・・
いつもなら疑うのに・・・

相手がアミさんだから?
指輪を見て呟いた・・・
岡田准一
間違いない・・・俺の願いが叶ったんかもしれやん・・・
偽物アミ
ジュン・・・会いたかった・・・
岡田准一
俺もや・・・
もはや、操られたのかアミさんにゆっくり近づき抱きつく・・・
三宅健
長野博
ネックレスが・・・
ネックレスが、光だしある方向を指している
三宅健
どこか指しているみたい
長野博
いってみよう
アミ
ダメよ!ジュン!そいつは偽物よ!
アミさん?
本物のアミさんが、岡田に話しかけている・・・
偽物アミ
さぁ、ジュン・・・・あなたもわたしのそばに来なさい・・・
偽物のアミは、岡田を抱き締めた。
岡田准一
アミ・・・君は、やっぱり冷たいな・・・
偽物アミ
そうでしょう?
だってわたしは死んだのよ?
わたしのそばにきて・・・
アミ
ダメ・・
岡田准一
俺は・・・
偽物アミ
来なさい・・・
アミ
生きて!ジュン!笑顔で生きて!
アミさんの必死の問いかけだった
長野&健
岡田?
三宅健
誰かと抱き合ってる・・・
目立つじゃん・・・
長野博
誰かって・・・
あれは、アミさん?
でも、なんか様子が変だ・・・・
偽物アミ
私と来なさい・・・その魂と共に・・
三宅健
アミさんって・・亡くなったはずじゃ・・
低い声・・・
えっ?こいつ影がない・・・
長野博
影がない・・・
三宅健
えっ?まさか・・・
アミさんの顔をしているのに・・偽物?
三宅健
岡田!その人はアミさんじゃない!
ぼくは、岡田に訴えた
偽物アミ
こっちよ・・・・
アミ
ジュン!
長野博
あ・・あいつあの人にとり憑かれてる・・・
三宅健
なんで?
長野博
な、なんでかは、わからないけど・・・
三宅健
イナン・・・
イナンなら・・・
長野博
えっ?
三宅健
イナン、こんなときどうすればいいの?
ぼくは、ネックレスを、握り、イナンに問いかけた・・
イナン
えっ?健?
井ノ原快彦
イナンさん?
いま、健って言いました?
イナン
健は、どこにいるの?
井ノ原快彦
健ってイナンさん・・・
まさか、イナンさんは健を、覚えている?
イナン
岡田さんが・・
井ノ原快彦
えっ?
井ノ原君はワケわからなかった。
イナンさんは、ぐらつき
井ノ原快彦
イナンさん?大丈夫?何が起きてるの?
イナン
お願いです・・・
井ノ原快彦
えっ?お願い?
イナン
健のネックレスを・・・捨ててください・・・
井ノ原快彦
・・・・
その頃・・・
三宅健
岡田!その人は、アミさんじゃない!
長野博
こいつは悪霊だ!目を覚ませよ!お前ならわかるだろ?
岡田准一
俺は、アミと逝くんや・・・・
アミと共に・・・・
岡田は、操られているのか目がおかしい・・・
三宅健
岡田!そいつといったら、死んじゃうんだよ?おまえは死んじゃダメだ!悲しむ人がたくさんいるんだから!
長野博
アミさんとの約束破るのか?
岡田准一
うるさいわ!
三宅健
うわっ!
まるであの船旅の時に操られた僕のようだ。
目を光らせると、僕らを吹っ飛ばした。

そして、かべに激突・・・・
と思ったら、
長野博
健!
三宅健
・・・長野君?
長野君が、寸前で助けてくれたみたいだ・・・
でも、長野君は、背中を打ち付けたみたいで・・・・
三宅健
大丈夫?
長野博
お前が岡田を戻せ!
きっと・・・できる
三宅健
え~?どうやって?
長野君!答えてよ!
長野君は、そのまま気絶してしまった・・・
どうしよう・・・・
岡田准一
フフフ、お前も同じ目にあいたいか?
三宅健
んなわけないじゃん!
一か八かだ!
岡田准一
さぁ、どうする?
岡田は、完全に憑依されている。
三宅健
さっきも言ったけど・・・アミさんと約束したんだろ?生きていくって・・・
その約束破って俺たちや、ファンや、家族を遺して死ぬつもりなのか?

その偽者と!
僕の精一杯を、伝える~~・
こんなとき・・・
あいつなら・・・
岡田准一
俺はアミと共に生きる・・
邪魔しないでくれる?
三宅健
岡田!お前、全然・・・
もうだめなの?
森田剛
わかってねぇよ
三宅健
・・・えっ?剛?
あの船旅の時と同様、助けに来てくれたのは剛で・・・
森田剛
俺たちや、お前のファンや、家族を遺して死ぬなんて・・・
お前、ちっとも乗り越えてねぇじゃん!
撤回するわ!
岡田准一
・・・・・
三宅健
あっ、反応してる・・
少しだけ力が弱まったような?
森田剛
お前言ったよな?その指輪は、彼女を近くに感じるって!だから、生きてくって!
回想
岡田准一
そう決めたんや・・・
そういってたときの気持ちを、思い出してほしいのか、指輪が光った
岡田准一
・・・指輪・・・・・
さして、不思議なことに、アミさんが現れる・・・
本物?
岡田准一
アミが二人いる?
なんでや?
指輪が導き出した光・・・・
アミ
ジュン・・・
私の分まで生きて・・・
笑って!
岡田准一
・・・・・
アミ
役者続けるんでしょ?歌も歌い続けてね・・・
あなたは、死んじゃダメ!
アミさんは、岡田を抱き締めた
・・えっ?触れること出来るの?
岡田は、涙を流した・・・

澄んだ瞳が戻ったんだ
三宅健
良かった・・・もとに戻った・・・
アミ
ジュン、私はあなたの心のなかにいるわ・・・
岡田准一
・・・・アミ・・・・
偽物アミ
チッ( ・ε・)
もいすこしだったのに・・・
三宅健
岡田!!
大丈夫?
岡田准一
・・・健くん、剛君・・・
森田剛
全く何やってるんだよ
長野博
一番引っ掛からなさそうなのにね・・・
イテテ
三宅健
長野君、ごめんね・・・
痛かったでしょ?
気づいて良かった・・・
長野博
それより、剛・・・どうしてここが?
森田剛
電話があったんだ
いのっちから・・・
イナンさんが、岡田に危険が迫ってるから助けてくれないか伝えてくれって
三宅健
イナンが?
森田剛
坂本君にも声かけたんだけど舞台中で・・・
一番近くにいた俺が駆けつけたってわけ・・・
間に合って良かったよ、ホントに
長野博
イナンさんが、危険を知らせてくれた・・・
でも彼女は、健のことだけ覚えていない・・・・
なんか不思議・・・・
森田剛
とりあえず、長野君・・手当てした方がいいよ
長野博
イテテ・・・そうするわ・・・・
さすがに立ってるの辛い・・・
三宅健
病院に行こう・・・
これが、事件の始まり・・・・
これから起こる事件も、予想なんてしていなかった・・・
イナンがなんのために地球へきたか知る羽目になるのは、このすぐあとだったから・・・・

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