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第4話

自然。



タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ.......






軽快な足音が、




閑静な住宅街に





響いた。







『ふぅ.......やっと.....駅まで着いた.......。』


私はカードをタッチさせて、




急いで電車に乗り込んだ。





電車はギュウギュウで、息が詰まりそうだ。








『えっ......触られてる.......??』


私のスカートに、


手が伸びているのを感じた。




ど、どうしよ.......。



こういう時って.....どうすれば.......




あっ、あっ、ダメだ、



また、

「うーん」でおしまいじゃん。






パシッ








??「あの、今、触ってたでしょ。」




そこには、きちっとしたスーツ姿の男の人。キリッとした顔立ちで自然と凪を連想させる。



男の人は、チカン男の腕を掴んだまま、やれやれという顔でこちらを見た。




プシューーーー





周りがざわつく中、
チカン男と思われる人は警備員に取り囲まれた。

あとで警察に来て、と言われた。








『あ、あのっ......ありがとうございました.......////』



「.......時間、ヤバいんじゃないの。」





『あっ、はい.......///




え.......てか、遊おじさん??!!!!遊くんだよね!!!???え!!』




「.......、、もしかして七瀬か!!」



『うん!!!』




「大きくなったなー。髪切ってたし、
俺、わかんなかったよ笑」



『てか、おじさん、知らない女子高生だとあんな態度とるんだね笑』



「そりゃ、こっちがチカンって言われるかもわかんねぇじゃねぇか.....」


『あはは、そっかー笑』


「ってヤバっ、俺今日出張でさ。
行くな。夜、お前ん家よってくから!」


『はぁーい!笑』



ふふふ笑

遊くんは、私の、憧れの人だ。





ちっちゃい時から



いつも可愛がってくれて、




遊くんの前だと


甘えちゃうんだよなぁー。





てなわけで!




今日はルンルンです♫










とはいったものの.......




『.......。』



「え.......七瀬っち、髪切ったよね?」






『.......悪い?』





「え、何あいつ。」

「感じ悪っ。」

「ウザイんだけど‪w」






こうなることは、分かってた。



.......分かってたよ。






失恋したら、髪を切るのはお約束でしょ?笑



そんなふうに、笑い飛ばしてみたりしたけど、無理だった。







私は、





凪のどこが好きだったんだろう。




そんなことを考えたら、






息が詰まりそうになった。







呼吸の仕方が分からなくなりそうだった。









性格も。







私は自分の性格が大嫌いで。





空気読んで、みんなにゴマすって。








ほんとに、反吐が出るほど嫌いだった。







だから.............。








「.......七瀬ちゃん、どうしたの?そんなに短くして。」



『あ.......えと.......』


その子は、ひかるちゃんと言って、図書委員で一緒だった子だ。



ひかるちゃんは、仲良くしてくれたから余計モジモジしてしまう。



「.....似合ってるよ笑可愛いね!」



そういって走っていった。
クシャクシャっと笑うひかるちゃんは、陰口とか言わなくて、人当たりがいいから男女問わず大人気なんだよなー。


まぁ、アイツらからしたら、
「いい子ぶってる」とか、そんなふうにしか見られないのかもしれないけどね。




.......私も、あんなふうになれたら良かったのかな。








だめだめ。
今の自分は、嫌いじゃない。







むしろ、好きだ。









ヘラヘラ笑顔振りまいてた時よりも。






それより問題なのは.......



✄-------------------‐✄










「ったく、アイツ、俺のLINEブロックしやがって.......」



「凪、嫌われちゃったかもねーw」


「いいんだよそれは。
でも別れを切り出すに切れ出せなくなるだろ.......。」

「あ、そゆこと?w」

「.......に、決まってるだろ、馬鹿。罰ゲームだったんだから。」


俺は、福原凪。

自分で言うのもどうかと思うけど、
成績優秀、運動神経抜群、おまけにバスケ部のエースと言うことだけあって、クラスでは目立つほうだ。

はっきり言って、モテる。


そんな俺が、
罰ゲームなんかをしたのが間違いだった。











俺が、













あいつに















恋をするなんて。有り得ない。

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シルクハット
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