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第1話

突然。
『俺.......好きなんだ.......黒咲のことが.......。』


『付き合ってくれないかな。』












「おはよ〜!七瀬ちゃん〜!」


『あっ、おはよー。笑』

今日も一日が始まった。

私の毎日は「うーん。」と喉を唸らせるようなことばかりだ。


「誰か体育祭の実行委員をやってくれる人は居るかー?」


シーンと静まり返った教室で空気が悪くなっていくのを、肌で感じた。


「黒咲さんがいいと思いまーす!」

キラキラしてる代表のかれんちゃんが言った。

「そーだよね!!!」

「黒咲さんそういうのしっかりしてるし!」

え、私.......??

「.......じゃあ黒咲、いいか?」

先生が聞いた。

『え.......』

みんなからの視線が痛い。

「やれよ。」と言わんばかりの目だ。

『あっ、はい、やります。』

「じゃあ、みんな拍手。」

まばらな拍手がおきた。



________休み時間


「ごめんねぇ、七瀬っち!」

『あ、全然いいよ〜笑』

「七瀬ちゃんってホント頼りになるわー笑」

『あっ、全然。
ちょっと行ってくるねー笑』

私はトイレに駆け込んだ。


ブラシで髪をとかす。

『はぁ.......。』

気持ちを整えて、

私はみんなの元へ戻った。


「なんかー、七瀬っちってお母さん感あるよねwww」

「分かるー!ww」

「女子力高いし〜、服もおとなしめだし〜、メイクもざらにしてないんじゃない?」

『.......』

これでも、頑張ってきたのになぁ。
今日のリップ、高かったんだよ。
ねぇ。


そんな声は誰にも届かなくて。

でも、誰にも届けようとしてない、

自分がいけないんだけど。




これって、私、ディスられてる?

『あ.......はははは。』

時間が流れるのが、
いつもより遅く感じた。



「でさーww」


私はほっと胸をなで下ろした。



.......うーん。





私は、
部活を終わらせて帰宅しようとした。
ちなみに部活はバドミントン部で、
部員はこの学年だと私だけ。

でも後輩達となんとなくやっていけてるつもりだ。




「ねぇ.......」


『っ、はい?ってあ.......』


目の前に立っていたのは、
福原凪君だった。

福原くんはクラスの人気者で、
女子人気も高い。

でも、なんの用だろ.......。


「あ.......のさ、」

「俺.......好きなんだ.......黒咲のことが.......。」








??????







「付き合ってくれないかな。」






『え.......っと.......』





「あ、わりぃ、いきなり。」




『う、ううん。全然いいんだ。』





「返信.......早く.....聞きてぇんだけど。」






『.......あっ、えと、その.......』






『.......こちらこそ.......?』





「え、マジで?!
やったーー!!!嬉しい!!」


その笑顔は、
まるで太陽のようだった。





あれ.......なんで私.......OKしちゃったんだろ.......。




晴れてカップルとなった私たちだけど、心の中のうーん、は消えなかった。





でも、





少しだけ、






私も、かれんちゃんのように、








なれるんじゃないかと





期待してしまった。







あんなことが起きるとは








知る由もなかったから.......

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シルクハット
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