第2話

1話
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2021/04/24 06:53
『行ってきます』
今日から、雄英高校1年A組。
入試試験も無事受かって、高校生活が始まる。
誰もいないけど、"行ってきます"を言って、
家を出る。


『ここか...』


.......
でかいなぁ、、
1年A組、どこだ?広い....



あっ、あった、、ドア?
え?これってドアだよね?でか...


『おはようございます。』
入った瞬間、視線が集まる。
なんか、怖いな....

『!!!!!』

いた、いたよ。お兄ちゃん。

お兄....ちゃん

会えた。会えたよ。
でも、お兄ちゃんは、私には気づかないよね。

でも、かっこよくなってる。。

クールだ。。

「あの...神崎あなたさん?」

誰だろう。可愛いなぁ。

『うん。そうだよ。』

なんで分かるのかな?

「あの、筆記試験の時、シャーペン貸して頂いた、麗日お茶子です。」

あっ....あの子か。
筆記試験の時たまたま隣だった子がシャーペン落としちゃって、手を挙げても気づいて貰えなくて困ってたから、こっそり貸した人。

麗日「あの時はありがとう!これ、返すね。」

『ありがとう!麗日さん!』

麗日「お茶子でいいよ!」

『分かった!お茶子ちゃん!私もあなたって呼んで』
「おい、机にあしをかけるな」

勝己「あ"あ"?」

目を離した隙に、お兄ちゃん、、
昔から喧嘩っぱやいからなぁ。。

「雄英の先輩方や机の製作者様に申し訳ないと思わないのかい?」

ごもっともです。優等生......くん?

勝己「思わねぇよ。てめぇどこ中だ?」

口の利き方、、あんまり変わってないなぁ

「俺は私立聡明中学出身飯田天哉だ。」
あっ、答えるんだ...律儀。。

勝己「そーめい?くそエリートじゃん。ぶっ殺しがいがありそうじゃねーか。」

お兄ちゃん、、褒めてる?(爆笑)
ま、ここは、私が....

『まあまあ、爆豪さん、それくらいにして...ね?



「な、なんかいる!」

んん???なんか聞いたことある声....

「はい、静かになるまでに8秒かかりました。」

だ れ、、、

「時間の有効活用にかけているな」

『あの、誰ですか?』

「? ああ、ここの担任の相澤消太よろしくね。」

あっ、先生だったんだ((しつれい))


皆「えぇぇぇぇ」

「担任?!」

あっ、この人、勝己の幼なじみの、緑谷くんだ、、

相澤「早速だか、これ着てグラウンドに出ろ」

皆「???」

















皆「個性把握テストぉ??」
お茶子「入学式は?ガイダンスは?」

相澤「ヒーローになるならそんな悠長な事に出る時間ないよ」

『確かに...』

緑谷「納得するんだ...」

相澤「入学式首席は爆豪だったよな、フットボール投げ何メートルだった?」

『首席!!』

勝己「67m」


相澤「個性を使ってやってみろ。」




お茶子「ねぇねぇあなたちゃん、さっきから爆豪くんの事ばっかり....」

『あっ、知り合いなの。多分向こうは私の事覚えてないけど....』

まだバレたくないな...
ちょっとお兄ちゃんの事探ってから、の方が
いいよね?

お茶子「そうなんや、、」

相澤「はよ投げろ」

勝己「ンじゃまぁ、、、、
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

『え?』

「え?」

お兄ちゃん、死ねって言った、言ったよね?
死ねって....なんか、ツボりそう、、

緑谷「死ね?」

『緑谷くん、真顔で言わないで(爆笑)』

緑谷「あっ、ごめん、、あれ?君どこかで...?」

『え?いや、気の所為じゃない??』

緑谷「えっ、あっ、そうだよね。ごめん」

『えっ、いやそういうことあるし、べつにあやまらなくてもいいよ』

緑谷「ありがとう!優しいね。」

相澤「はい。705.2」

皆「おお!すげぇ」

上鳴「705mってまじかよ...」

芦戸「なにこれ!面白そう!!」

瀬呂「個性思いっきり使えんだ。さすがヒーロー科!」

相澤「面白そう....か。ヒーローになるための3年間そんな貼らずもりで過ごす気でいるのか...

よぉし、8種目トータル成績最下位の者は、見込みなしと判断し、除籍処分としよう。」

皆「はぁ?!」

相澤「生徒の移管は、俺たちの自由。
ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ。」

麗日「退会除籍って、入学初日ですよ?
いや、初日じゃなくても理不尽すぎる。」

相澤「自然災害、大事故そして、身勝手なヴィラン達いつどこからくるわからない厄災。
日本は理不尽にまみれている。そういうピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったら、お生憎。雄英は全力で君たちに苦難を与える。さらに向こうへ。Plus ultraさ。

全力で乗り越えてこい。」
お茶子「あなたちゃん...可愛い」

え?、急にどうしたの?
えっ、ん?ううん。
お茶子ちゃんの方が可愛い((
『ほ、ほんとっ???嬉しいっ、ありがとう!!
でも、お茶子ちゃんの方が、私は可愛いと思う!』

お茶子「ふぁっ、癒し、天使やん」

『私、天使....素直に嬉しい...』

あっ、、次私じゃん、、

相澤「あなた、はよ投げろ」

『うーい』

私の個性はお兄ちゃんと似てる
爆破...それとなぜか発現した、回復。
私が何故個性2個持ちなのかは分からない。
一時の間、私の母、が浮気してで来た子かもしれないと、思っていたこともあった。
でも、DNAは、母と父のものだった。
医者は言った、突然変異だと、、、
この超常現象が許される世界で、そんなこと、
ありうることだった。

でも、回復を他人に使用する際は、
その痛みが、一瞬で私に帰ってくる。
外傷はない。それでも、激痛が走る、だから

あまり、使いたくない個性だ。


あ、早く投げないと....
相澤「おい、はよ投げろ」

『あ、すみません。

とりあえず、死んでください!!!!!』

「し、死んでください??

飯田「じょ、女性がそんな言葉を...」

相澤「はい。699.9」

『くっ~、、惜しい!後ちょっとで700(´・ω・`)

お茶子「す、凄いよ!あなたちゃん!」

『ありがとう』

あっ、次、お茶子ちゃんだ...

お茶子「次、、私だから行ってくるね」

『うんっ!頑張って!』

お茶子「そ~れっ!」

緑谷「う、浮いてる、、」

相澤「はい、∞」

『まさかの∞...凄い!すごいよお茶子ちゃん!』

お茶子「いや~、個性があってただけだよ。」

『で、でも、すごいよ!誰にも追い越せない記録!』

お茶子「そんなに言われると、照れる...」

か、可愛ええ、、

緑谷「麗日さんは、どんな個性なの?」

お茶子「えっと、簡単に言うと、触れたものを無重力にできる」

すご!

相澤「おい、緑谷、次お前だぞ」

緑谷「あっ、すみません。」

あれ?緑谷くんって個性なかったんじゃ....
あっ、私がいなくなってから、発見されたのかな?
どんな個性だろう??

勝己「無個性なんだから、何も出来るわけないだろ?」

飯田「君、入試試験の、見てなかったのかい?」

入試試験??みてなかった...
てか、緑谷くん、無個性??
え?でも、合格してるし....
え?

『お茶子ちゃん、、入試試験のことって?』

お茶子「それはね、ゼロポイントいたでしょ?
それに逃げ遅れた私をデクくんが助けてくれたの。」

『そ、そうなんだ...見たかったな...』

相澤「はよ投げろ」

あれ?緑谷くん、個性使ってない?
なんで?

緑谷「な、、今確かに使おうって...」

相澤「個性を消した。つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前のようなやつも入学できてしまう。」

緑谷「個性を消した....?」

イレイザーヘッドだっ、、
相澤先生って、イレイザーヘッドなんだ、、
個性を消す...プロヒーロー..


相澤「見たとこ、個性が制御出来ないんだろ?
また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったか?」

緑谷「そ、そんなつもりじゃ」

相澤「どういうつもりでも、周りはそうせざるを得なくなるって話だ。

緑谷出久、お前の個性チカラじゃヒーローになれないよ。」

どうするんだ、緑谷くん。
緑谷くんの個性よくわかんないけど、
どうなるの...?

緑谷「おりゃっ」

相澤「....!!」

え?指がっ、指の色が、、変、、
これか....相澤先生が個性消す前に出てて、
個性発動と思われる現象...赤い筋のやつ...
それを、腕じゃなくて、指にやったのか?
でも、そんな個性、
だって、緑谷くんの両親の個性って、、

緑谷「っ....った~

先生、まだ動けます。」

相澤「こいつ.....!」

『緑谷くん!その個性....について聞きたいけど、
まずは怪我だよね、、治すよ...』

緑谷「えっ....?」

った~....とりあえず、緑谷くんの傷を治した。
あんまり使いたくないって思ってたけど、
緑谷くんの痛みがどれくらいか知りたかったから...
って思ったけど、結構痛い...

緑谷「え?あなたちゃん、凄い!
あれ?でも、かっちゃんと一緒で爆破が個性じゃないの?」

『あ~、なんか、突然変異だって、、
両親も、爆破系なんだけど...。この超常現象の社会に、突然変異は、よくあること...らしい。』

緑谷「そうなんだ..そんなことも、、ブツブウブツブツ」

あっ、この人危ない人だ←

相澤「とりあえず、全員が終わった。
最下位は、、、緑谷だ。」

緑谷「っ.....~」

相澤「じゃあ、緑谷退学~、、なんてことはないよ、みんなの本気を知るために付いた嘘だ。」

あっ、なるほど
さすが雄英←いや、納得するなww

お茶子「良かったね!デクくん!」

緑谷「うん。」

相澤「じゃあ、今日は帰れ」

あっ、帰っていいんだ...ww
お兄ちゃんと話せないかな?

『爆豪くん、ちょっと話さない?』

勝己「ああ。聞きたいこともあるし」

『ありがとう!』

勝己「じゃあ、あそこ近くの公園。」

『分かった!』











『爆豪くん、ごめん待った?』

勝己「大丈夫だ」

く、クールだ

『聞きたいことってなに?』

勝己「お前、どっかで会ったこと、あるか?」

『?? ないと思う.....』

勝己「そうか。。」

お兄ちゃん、私の事覚えてる...かな?

『爆豪くんって兄弟とかいないの?一人っ子?』

爆豪「いや、妹が1人居た...」

覚えてくれてる...嬉しい!

『居た?過去形なの?もしかして....なくなっちゃったとか....?ごめん、そんなわけないよね。』
爆豪「分からないんだ...3歳の頃、行方不明になって、ずっと見つかってない...」

『え、、、そうなんだ。ごめん』

爆豪「いや、いい。それよりも...
俺と戦え、爆破野郎」
『.....?爆破野郎?え、、私?』
爆豪「そうだ。おまえ、入試ん時の、
実技試験、トップだろ?」

え?首席はお兄ちゃんなんじゃ...?

爆豪「筆記試験合わせたら俺が首席だけど...」

あっ、なるほど

『え、ヤダ、戦いたくない。』

普通にやだ。お兄ちゃんとなんて、戦えない。

「.....爆豪?と神崎?」

あっ、轟焦凍さん?やっけ?

轟「こんな所でなにかしてるのか?」

あー、うん、話してたね。

爆豪「あ?てめーにはカンケーねぇだろうが」

轟「.....あぁそうだな」

『え?反応薄っ...あっ、やば』

声に出ちゃった‎٩(๑>؂<๑)

轟「.....そうか。じゃあな」


って、私も帰らなきゃ。。

『ごめん!爆豪くん私も門限あるからじゃ』

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