『耳郎さん!場所の確認を。』
耳郎「はいっ!
えっと....4階から、したにおりて移動してるのが1人。2階に1人、待ち伏せしてるっぽい。あとは、5階に1人。多分そこが核の位置。」
上鳴「さっきも思ったけど便利だよなぁ。」
『ですよね!ほんとに個性が羨ましいです!』
耳郎「あっ!さっき4階にいた人がすごい音鳴らしながらこっちに来てる。」
『それはきっと爆豪くんだね。』
ここから核への位置は一本道。
入れ違いなんて、出来ない。
お兄ちゃんとの正面衝突は、めんどくさいし、
葉隠さんとの戦闘で、来られるのはもっと
やだな。
どうしよ....
上鳴「俺、、お取りになるよ」
『えっ?』
耳郎「上鳴?何言ってんだ?」
上鳴「俺、2人より個性、、囮向きなんだぜ?」
えっ?そうなの?
『初めて知った...』
上鳴「だからさ、俺が葉隠とどうにかやり合うから、隙を見て、進んでくれ。」
『ありがとう!』
耳郎「確かに見えない葉隠さんと、上鳴の放電は相性がいいね。」
上鳴「ああ。、だから俺が右手で指パッチンするから、その時がチャンスだ。」
耳郎「ありがとう、上鳴、見直したよ」
『ありがとうございます!上鳴くん』
よし、じゃあ、、これで行こう。
上鳴くんのおかげで、、何とかなりそうだ。
@2階
上鳴「じゃあ行くからな、合図、、見とけよ」
『頑張ってください!』
上鳴くんが、2階のフロアに入っていった。
上鳴「葉隠?いるんだろ?出てこいよ」
葉隠「いるよー!しかも出てきてるよ!」
上鳴「俺見えんのだわ。服着てくれない?」
葉隠「いいよ!訓練が終わったらね?」
上鳴「しまっ」
葉隠さんは、捕獲テープを上鳴くんに、
巻つけようしていた。
上鳴「なーんちゃって!」
葉隠「きゃぁぁ」
おお!
捕獲テープを巻き付けられる前に
上鳴くんが放電した!
そして、指を鳴らす。
『行こう!』
耳郎「うん。」
『凄かったね!上鳴くん!』
上鳴「うぇいうぇい!うぇーい」
ん?、なに言ってんだこいつ←
耳郎「アホになったな。」
『思っていたよりもアホになるのですね...』
上鳴「うぇいうぇいうぇい!」
なんか.....可愛いな。
耳郎「こうなったら上鳴は使い物にならない、
上鳴、気絶した葉隠さんを捕獲テープで、捕獲しといて。」
『そこから、戦闘に戻れそうになったら、上に上がってきて。』
耳郎「行こうあなたちゃん。」
『はいっ!』
バンッ
耳郎・あなた『!!』
爆豪「やっと見つけた、爆破野郎。」
お兄ちゃん!思ってたより早かった。
『耳郎ちゃん、、ここは無駄な戦いは、避けよう。』
耳郎「うん、」
爆豪「死ねぇぇぇぇ」
いきなり飛んできたお兄ちゃんに、
攻撃されるから、私と、耳郎さんは、
二手に別れた。
するとお兄ちゃんは、耳郎さんの方に....
『耳郎さん!』
耳郎さんが右の防御を固める。
予想どうりお兄ちゃんは、、右に攻撃。
緑谷くんとの試合でいってた、
お兄ちゃんの癖。
癖ってなかなか直せないんだよねぇ
耳郎「っ....」
お兄ちゃんは、一旦距離を取った。
『耳郎さん!大丈夫ですか?』
耳郎「大丈夫っ!あなたちゃんが言ってた通りだね。」
爆豪「あ"?なんだと?」
ここは、挑発しよう。
耳郎さんと、お兄ちゃんの相性は微妙。
お兄ちゃんのターゲットを私にするんだ。
『緑谷くんとの戦いで癖を指摘されていましたよね?癖ってなかなか治らないんですよ?だから予想したんです。』
爆豪「クソがァァァァァ」
よしっ、突っ込んできてくれた。
私も爆破で高速移動する。
お兄ちゃんちゃんと私の爆破だと威力が弱い私の
負けになる。
だから....
避ける!
爆豪「っ....!!」
そこから.....えーっと、、どうしよ
耳郎「あなたちゃん!」
耳郎さんのほうへ向くと、
耳郎さんのイヤホンが靴のスピーカーにつながっていたのがわかったから、
右に避けた。
爆豪「っ.....」
お兄ちゃんは直撃。
私はトドメを指すように、首を軽く叩いた。
『っは~、ありがとう耳郎さん!』
耳郎「ううん、こっちこそ、ありがとう!
右防御してなかったら、即死だったよ。」
爆豪「....クソが」
あっ、、捕獲テープ....
『よしっ!できた。』
耳郎「これであとは、尾白だけだね。」
『だね。2対1、大丈夫だよね?』
耳郎「はいっ!」
『耳郎さん、核の位置とか、変わってないか確認してもらえますか?』
耳郎「うん!....あの、、それとタメでいいよ?」
『あっ、分かりました!』
耳郎「敬語になってるよ....それと、、響香って呼んで欲しいな...そっちの方が呼びやすいだろうし...」
『わかった!響香ちゃん!』
耳郎「それと...相手の位置だよね...?」
動いてないよね....?
耳郎「っ!危ないっ」
『えっ?』
目の前に響香ちゃんがいる....でもそれは、
捕獲テープに、巻かれている響香ちゃんだった
尾白「惜しい!奇襲で、いちばん厄介そうな神崎から、仕留めようと思ったのに...」
『尾白くん?、なんでここに?』
尾白「ヴィランの行動なんて、色々あるだろ」
『確かに....』
尾白くんって、身体能力高かったよね....
どうしよ、私とだったらかなわないかも...
え、、ホントどうしよ....
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!