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第1話

プロローグ
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2020/06/15 12:26
3歳の頃、行方不明なった。

助けてくれたのは、ヒーローではなく老夫婦だっ
た。

恩返しをするために、自分が行方不明者だということは

伏せていた。

でも、老夫婦に、あまり恩返しが出来なかった

する前に死んでしまった。

お葬式も、お通夜も、知り合いがいなかったらしく

全部1人で頑張った。

2人が残してくれた貯金。

それを使って、寂しくないように、

たくさん、たくさんお花を入れた。

私は恩返しは出来なかったけど、

2人の分まで生きたいし、

老夫婦が助けてくれたように、

私も誰かを救えるようになりたい!

そう思った瞬間、思い出した

お兄ちゃんと約束した言葉を

『大きくなったら、2人で最高のヒーローになる!』

お兄ちゃん「ああ。約束だ」


と。

ふいに、お兄ちゃんに、、会いたくなった。

会いたい。でも、お兄ちゃんは、覚えててくれる...かな?
こうして、私の物語は、始まった。

ヒーローになるために、

お兄ちゃんに会うために、

私はヒーローになる!

まずは雄英に入ろうと思った。

老夫婦と暮らしていた家を出て、

一人暮らしをして、

雄英に受かった。

さぁ、私の物語の第1歩だ。

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