第54話

書きたかったやつがようやく書けた。
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2021/06/25 14:28
轟「じゃあ!お前はどうなんだよ!いつもいつも兄貴のことばっかり、お前は兄貴の為にヒーローになるのかよ!」


あなた「え.....」

轟「自分は....お前は本当に自分でヒーローになりたいと....思ってんのか!!!」


.......。

どうだろ、、

あなた「そんなの...わかんない。」

轟「は?」




轟side

妹に煽られて、多分。
思っていたことが爆発したんだと思う。

でも、その発言は、勿論、

爆豪妹が、自分自身で、ヒーローになりたいと
言い返すと思ってた。

だから、




___わからない。


その言葉を聞いた時、激しく動揺した。
それと同時に怒りが込み上げてきた。

ここ雄英のヒーロー科には、ヒーローになりたくて通ってると思ってた。


轟「......。本当にヒーローになりたいかどうかわからない奴に、俺の事で言われんのは、気に食わねぇ...」

だから、絶対に、左だけで勝とうと、戦おうと思った。でもそれは、出来なかった....。


あなた「ミッドナイト、私、棄権します。」



会場全体がどよめく。
もちろん俺も。


.......。

















あなたside



轟に言われた言葉で、分からなくなった。
自分は今まで何がしたいのか。
"お兄ちゃんと一緒にいたい"

そもそも私は、お兄ちゃんと小さい頃の約束で....
ヒーロー科を受けたんだ。
お兄ちゃんと、、何がきっかけでヒーローになるって約束したんだっけ...

わからない__

轟が言う通り、私はヒーローに特別なりたいという訳ではないのかもしれない。
そう1度思ってしまうと、A組のみんなに、
ヒーローを本気で目指してる人達に、申し訳なくなった。わからない。
自分が今何がしたいのか、
ヒーローになりたいなんてあまり思っていないのかもしれない。
だから私は、試合を棄権した。
そして私は、逃げ出した。
会場から、雄英から、自分から、








































































































































































































.
















































.
何処だろう...あのまま走って、走って、走り続けて...
体育祭どうなったのかなぁ...
もう夜だし、帰らなきゃ...
帰りたく、、ないなぁ。


そっと夜道を歩く。
森の中、無我夢中で走って、ここがどこだかもわからない。


「ははっ」


全国中継されて、逃げ出した私なんて...
























































「わかんないよぉ....」
あ.....

知らぬ間に、おばあちゃん家に帰ってた見たい。
懐かしいなぁ...あの時私は拾われてなかったら、
きっとどこかで野垂れ死んで、寂しかっただろうな。寒かっただろうな。
おばあちゃん、おじいちゃん。
優しかった....

なんで私を置いていったの....
一緒に逝きたかった。ヒーローなんかより、
ずっと...


嗚呼、成程。


私はどこかで、ヒーローに失望していたのかもしれない。

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