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第1話

あなたとずっと一緒に
2,119
2019/03/01 09:29
あなたとずっと一緒に

今回もそらまふでやりました!
腐向け、死ネタです。
苦手な方はブラウザバック
お願いします。

_______________
それは、突然と訪れた。


〜数時間前〜

そらるside

ま「そらるさん!!」

そ「どーしたまふ?」

ま「これから、料理するんですよ!」

そ「ん?だから?」

ま「えっあの......その////」

そ「????」

ま「そらるさんの好きな料理作ろうと思いまして///」

そ「!?!?」

まふ可愛すぎんだろwww

そ「まふが作った料理ならなんでもいいよ。だっておいしいもん。」

ま「///////」

そ「あーかわいw」

ま「かわいくなんてないです!!
そらるさんの方が絶対かわいい!」

そ「それはないわw」

ま「(●´^`●)」

ま「ちょっと材料買ってきます!」

そ「おう。雨降ってるから気をつけてね。」

ま「はいっ!!」

まふはなにを作ってくれるのだろう?
そんなことを考えながら、ゲームを始めた。

............まふが遅い。こんなにも時間がかかるはずない。少し、心配になってきた。でも、まふのことだから、寄り道でもしているのだろうそう思った。
そんなことを思っていると電話がかかってきた。みるとそこには「まふ」とあった。なんだろう?と思って出ると声はまふではなかった。

A「すみません!まふまふさんのご友人の方でございますか?!?!」

そ「あっはい。そうですけど?」

A「あのまふまふさんが横断歩道でトラックにひかれたんです!!」

そ「えっ......まふが?」

〜現在〜

俺はとにかく、現場まで走った。
雨が強く降っていたが俺はそんなことも気にせずにはしりつづけた。
そこには、人だまりがあった。すぐに駆け寄っていった。どいてくれと叫びながらいくとまふが倒れていた。
真っ白であんなにも綺麗な服が真っ赤に染まっていた。俺はとっさに

そ「まふまふ!!」

と叫んだ。すると

ま「そ、そら るさん」

そ「しゃべるなよ!」

ま「......ご、ごめんな さい」

そ「謝るなよ…なぁまふ」

ま「ぼ、ぼくが ちゃんとま..え見てなかったから......こうなっ ちゃった」

そ「やめてくれ!お願いだ!これ以上しゃべらないでくれ!」

ま「......そ、そらるさんは いつでもや さしいですね」

そ「なぁまふ!!」

ま「ぼ、ぼくそらるさんといっしょにいれて し、幸せでした。 ありがとうご ざ い ます」

ま「だいすきでした。。。」

そ「まふ!!まふまふっ!!」

それから返事がなかった。
その後すぐに救急車がきた。
俺はまふを抱いたまま泣き叫んだ。
救急隊員は、そんな俺を強引に引き剥がし、まふは救急車にのった。




もう、手遅れだったそうだ。
俺は話を聞いた時、医師の前では泣かなかった。家に帰ったとたん、泣き叫んだ。こんなこと、こんなことになると思っていなかった。まふまふを守れなかった。彼氏なのに。約束したのに。



〜数年前〜

そ「まふ〜」

ま「はーい?なんですか?」

そ「あ、あのさ話聞いて、真剣な話」

ま「はい」

そ「俺さお前のこと好きだわ......
お前を一生守るから俺と付き合ってくれ......」

ま「..................」

さすがにひかれたか。まぁ当然の結果だ。さよなら、俺の恋......
と思っていた。

ま「そ、そらうしゃん!」

まふが泣いていた。俺は現状がまったく理解できなかった。

ま「ぼ、僕もそらるさんことずっと好きでした///」

そのとき、急に顔がどっと熱くなった。多分、今頃顔は真っ赤であろう。

ま「な、なのでよろしくお願いします......///////」

そ「無理しなくていいんだぞ?」

ま「無理なんてしてません!」

そ「ほんとに?」

ま「はいっ!ほんとです!」

そ「じゃよろしくな、まふ」

ま「はいっ!こちらこそです!」








そこからは色々とあった。

まふとはよく喧嘩した。
めっちゃゲームもやった。
色んな人に嫉妬もした。
After the Rainの活動を始めた。

まだ、沢山あるだろう。俺はでも、まふとお揃いのネックレスを買ったのをよく覚えている。お揃いなんてめったにしなかったから、少し恥ずかしかったし、でも嬉しかった。
まふは、
「お揃いですね!!みんなに自慢しちゃお!」

とっても喜んでいた。まふの笑顔を見るだけで、ただ、それだけでよかった。

だが、その笑顔はもう見えない。
なぜならまふは死んでしまったから。

葬式は、まふの家族とまふの友人達だけで行われた。みんな、泣いていた。
天月くん、うらたくん、さかた
みんな号泣だ。そして俺も泣いていた。大切な人を失うとこんなことになるのか…そう思った。
まふのお母さんが俺に話しかけてきた。そして

母「そらるくん、これ」

そ「!?そ、それは.....」

それはお揃いのネックレスだった。

母「ずっと握り締めてたそうです.....
裏にsoraru&mahumahuって掘ってあったから。これ受け取ってください。」

そう言ってまふのお母さんは去っていった。

まふは最後まで......
もう言葉が出なかった。



それからしばらくして俺は歌い手活動を中止した。理由なんて誰でも分かるはずだ。そう、まふが死んだから。

だが、天月くんたちは、
「まふくんの為にも歌ってみたあげてください!まふくん喜びますよ!!」

と言ってくれた。なので今回は久しぶりに投稿しようと思った。

投稿すると、すごい評判だった。
みんな、おかえり!なんて言葉をかけてくれる。日に日に、投稿も増え元の生活に戻ろうとしていた。だが、それは、無理だった。
まふがいないと何も出来ない。曲も思いつかない。mixも出来なくなった。
俺はもう
「まふに会いたい」
そう思うようになった。

俺は屋上へ向かった。
そう、これから自殺するのだ。
まふに会いにいくために。

フェンスを乗り越えようとしたそのとき、声をかけられた。声の主は......

そ「ま、まふ?」

ま「はい。そうです。まふまふです」

そ「まふっ!!」

俺はまふの手を握ろうとした。だが、すっと手を通り抜けてしまった。

そ「えっ?」

ま「そらるさん?僕は死んでます。あなたは、生きてます。僕には触れないんですよ。」

俺はすぐに

そ「じゃ俺が死んだら触れるわけ?手を握れる?抱きしめられる?」

ま「まぁそーゆーことです。でも、そらるさんは死んじゃダメです。」

そ「はぁ?なんで?」

ま「あなたには生きて欲しいんです!!僕の分まで生きて欲しいんですよ!!!!」

そ「............」

ま「僕はそらるさんが幸せになればそれでいいです!!これからきっといいことが起こるはずです!だから!」

そ「まふ?俺はね、まふといることそれだけが幸せなんだよ!まふがいないと幸せになれないんだよ!だから、死なせてくれ!」

ま「そ、そらるさん......」

そ「また、2人で笑い会おーよ
なぁまふ?」

ま「っ......そらるさんは、最後までそらるさんですね......そらるさん一緒に飛び降りましょう」

そ「うん、そーしよう」


俺達は身を投げ出した。
その後は俺にもわからない。
真っ白な世界にただ一人でいた。
まふがいない。どうしよう。
とまどっていると、まふが現れた。

そ「まふっ!!」

ぎゅっとまふを抱き締めた。

ま「会いたかったですそらるさん」

そ「それは、俺もだよ」

そして俺はまふの口にキスを落とした。


まふまふside

僕はあの時1つ大きな嘘をつきました。
生きて欲しいんです!!なんて嘘だ。
ぼくは、僕はそらるさんをむかえにきたんです。僕だってとっても寂しかった。あなたに触れたかった。
それでそらるさんの前に現れてあんな嘘をついたのだ。悪いやつだよね。
でも、こうしてそらるさんは隣にいる。もう、それでいいんだ。
僕の願い事は叶ったよ。
そらるさんありがとうございます。





そ「大好きだよ。」
ま「大好きです。」

そ、ま「これからもずっとあなたの隣で」


end

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