第31話

執事と冬①
3,787
2020/12/04 14:45


いつも通り眠っていた夜の事だった。

突然すっと、冷たい足が絡んできて大きな体がベッドに入ってくるのがわかった。

「んん、なに、、?」

『お嬢様、部屋の暖房が壊れました。』

「え。」

どうやら執事部屋の暖房が壊れて寒いから私の部屋のベッドに逃げてきたらしい。 『さむ、、さむ、、』

もぞもぞしてくるからぐっすり寝てた私も起こされる。

「ねえ、ちょっと、!」「ん?』

「ん?じゃない!」『寝よ?』「は!?」

寝てたよ!起こされたんだけど!?

ほんとにマイペース執事だな ! 『ん~あったか、、』

よしよしと私の体をなでなでして人間カイロだ~とか訳の分からないことを言ってくるけど完全無視。

こっちは眠いんだから!

「ん」「お嬢様あったかいですねあれ、?』

「すぅ、すぅ、、」

私は気づけばまた寝てしまっていた。

少し経つとすっと突然冷たい手に背中を触れられる感触がして目を覚ました。

「ん、ひゃ、!」『はよ、 笑』

飛び起きるとにやにやしている目黒。

あんたか、、、!?

「なに?」『いや、お嬢様が眠ってしまうと大変暇
で御座いまして』

待って、暇だからって理由で起こされたの!?

ありえないこの執事。

「ちょっとー、もう、、」

なんて言いつつ1度起き上がるとパラっと下着が落ちる感触。

え、、、?

プリ小説オーディオドラマ