…
「やだー!行きたくない!」
『お嬢様、起きてください』「いや!」
今日はどうしても眠たくて学校に行きたくない。 朝から起こしに来た目黒をじたばた暴れて追い払ってる私
『ふーん』「なによ」
『お嬢様は赤ちゃんに戻りたくなったのですね だから学校に行きたくない、 と?』
私の顔を見下ろしながら、 にやにやして 『お子様ですね、いい子に高校生として学校に行けないなんて、、、』
「行けなくていいもん! ばーか!今日は行かないよーだ!」
『全く、困りましたね』
ブツブツ言いながら部屋を出ていく目黒。
諦めてくれたみたい。
今日はおサボりー!ごろごろしよっと!
「ふふん」『お嬢様』「え、 」
また部屋に戻ってきて何かを抱えている。 「なによ、」『見てください』
ぽとぽとと持ってきたものをベッドに並べてくる。
おしゃぶり、オムツ、 ガラガラ、粉ミルク、哺乳瓶、、 「何この赤ちゃんセット!」
『やっと使う日が来ました。』
「(どういうこと?)」
『お嬢様は赤ちゃんだということが分かりましたので本日は私が可愛がって面倒を見て差し上げます(にやにや)』
わる一い笑顔で私の上に乗ってくる彼。
「ちょ!やだ!!!|||」
『よしよし、あなたちゃん』
「なっ、/////」 いつもはお嬢様か呼び捨てなのに。
ちゃんって、、、!
『おはようございます、ミルクの時間ですよ』
なでなでと私の頭を撫でて持ってきた粉ミルクとお湯を混ぜて哺乳瓶をふりふりしてる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。