「っ!なによ!やめて!」
『一緒に寝ちゃダメなの?』 「だめ」
『執事なのに(ぶつぶつ)』
「今日は、、、その、、、」
『なんだよ、、』 「合わせる顔がない、、、」 『あー、やった後だから?』「ち、ちがっ!」
『わかりやす、 笑図星か。』
「逆に目黒はなんでそんなに動じないのよ!」
『さあ?』「っ、どうせ!遊んでたんでしょ、 、 、」
つい口が滑ってそんなことを言ってしまった。 『ん~どうだろ? 意外と一途かもよ?俺』
はい、、、?/
油断した隙にそんなこと不意に言われるからちょっとキュンとしてしまった。
一途かもよ?ってなに、////
ずるいじゃんそんなの。。。
『てかまずお嬢様の執事やってる時点でそんな暇ないっしょ』「たしかに」
四六時中私に付きっきりだし、、、。
「なんか、、ごめん」『なにが?』
「失礼なこと言って」『別に、?」
『じゃあ、謝るなら入れて』 そう言ってペラって布団を捲ってきた。
「ねえやだ!寒い!」
寒い寒いってバタバタしてるとベッドに潜り込んで来て何故か一緒に布団に入ることになった。
『あ一寒、寒いです。お嬢様』
なんて言いながら足を絡めてくる。 「ちょっと、やだ、!」
足を絡めてスリスリしてくるからくすぐったい。
『ふ、笑」
完全に確信犯だし、、、 悪い男だほんと。
『今日はここで過ごすんですよね?』
『1日一緒に過ごしましょうか?』
「いいってば、、、ひとりで。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。