カタカタカタカタ…
基地の中ではパソコンの音が響き渡る
ザザッ
インカムが繋がる
ヘリが建物の真上に到着する
ヘリから頑丈な紐を垂らし、みんなが降りていく
初めに4人が2階の窓から潜入する
4人は到着すると、部屋に眠り薬を投げ入れる
豆が中の様子を確認する
4人で警備室にはいる
寝ている警備員達を紐でくくる
1人1つの階段の前に立つ
瑠姫、翔也、拓実が3階へあがる
銃を構え、壁に隠れる
3人は同時に走り出した。
敵は咄嗟に銃を構える
翔也が、一瞬にして5人の手から銃を奪い去る
瑠姫がニヤッと笑い
相手を気絶させた
ほんの短い時間で5人の警備達が倒れる
倒れた5人を縄で括り、端によける
純喜達も到着する
ガチャ
中に入ると、FBIのメンバーが3人ぐったりと倒れ込んでいる
応急処置程度の手当をして、立ち上がらせる
フラフラとする彼らを支え、屋上へ向かう
蓮達も合流した
蓮が、インカムの通信を切りFBIに聞く
FBIが笑って首を振る
みんながヘリに乗り込んで行き、無事に全てが終わったと思ったその時、
ヘリの音で目を覚ました組織の男が遠くで銃を構えていることに碧海が気づいた
フラフラしている人質だったFBIに向けて銃弾が放たれる
拓実が走り出し、咄嗟にFBIを庇う
バンッ!
…バタッ
拓実が倒れ込んだ
インカムを通じて、あなたにも音が届く
バンッ
碧海が相手のスナイパーを撃ち抜く
祥生が応急処置を施すが、拓実の血は止まらない
拓実が苦しそうに呻く
ヘリは病院へと向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。