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第18話

# 18
あなた

いちごのショートケーキください!

ケーキ屋に駆け込んで一番に目につけたいちごのショートケーキ。玲於の一番好きないちご。
店員さん
ありがとうございます!
用意をしてもらっている間、携帯で時間を気にする。
店員さん
お待たせしました!
あなた

ありがとうございます!

受け取って、足早で職場に戻る。
私の職場には亜嵐クンと少人数しか残っていなかった。
白濱 亜嵐
あ、あなたチャン。
もう帰ったかと思った。
あなた

いえ…
ちょっと…

亜嵐クンは私の右手にぶら下げているケーキを見た。
白濱 亜嵐
ケーキ?
あなた

あ、はい笑

白濱 亜嵐
誰か誕生日なの?
あなた

いえ笑
ちょっと仲直りに…

白濱 亜嵐
仲直り?
あなた

なんか、今日玲於期限悪くて…
昨日なんかしたかなって…

白濱 亜嵐
あ ~ 。
何か知っているような顔をする亜嵐クン。
あなた

私、何かしました!?

白濱 亜嵐
ううん?
なんでもない。
あなた

そうですか…

白濱 亜嵐
早く、仲直りしなよ?
あなた

はい!

私は、ここから飛び出て玲於のいる場所へ。


デザインの部屋では、玲於が絵を描いてる。



ドアを開けようとするけど…


ちょっと怖い…


また、さっきみたいに怒鳴られたらどうしよう。



私は、思いっきりドアを開けた。
あなた

玲於!!

驚いた顔をして私をみる。
佐野玲於
あなたか…
あなた

ごめん!

頭を下げた。
佐野玲於
何が
あなた

玲於私に怒ってるよね…?
それなら、謝る!!

怖い
佐野玲於
ならさ…
あなた

ん…?

佐野玲於
何が理由で怒ってるか覚えてる…?
あなた

え…

思い出せ…


何が理由で…


私、玲於に送ってもらうって…


あ!
佐野玲於
ほんと、飲みすぎ。
ニヤッと笑った顔。


どこか、安心する気持ちがじわっと広まる。
あなた

ごめん…

佐野玲於
もう、いいから。
デザインを進める。
あなた

これ…

玲於の側に行ってケーキを渡す。
佐野玲於
ケーキ?
俺、誕生日違うけど…
あなた

誕生日じゃない…

佐野玲於
なに
あなた

仲直り…したくて…

このままなんか嫌だ。
佐野玲於
俺こそ、ごめん。
思ったままにあなたにぶつかった。
頭を下げた。
あなた

いいいい!
私が理由で怒ってるんだから
玲於は謝る必要はないから!

佐野玲於
そうか…
あなた

食べて食べて!
玲於の好きな物…

佐野玲於
いちご…?
開ける前に私のことを上目遣いで見る玲於は可愛くて…


私をドキドキさせる。
あなた

そ、そう!

箱のを開けると玲於はニコニコした。


けど、私の方を見た時は真顔に変わってて…


素直じゃないな。
佐野玲於
さんきゅ…
真顔で気持ちとか全くわからないけど


目が輝いているのは確か。
あなた

うん!

私は玲於の前に座った。


美味しそうに食べる玲於が見たかったから。
あなた

どう?

佐野玲於
うん、上手い。
そりゃ、お店のものだもん。


美味しくなかったら問題だからね。
あなた

よかったよかった。

佐野玲於
お前のはないの。
あなた

あるわけないじゃん。

佐野玲於
なんで
あなた

なんで私のものまで買ってくるの笑
私は、玲於と仲良くしたかっただけ。

玲於に喜んで欲しくて…
佐野玲於
ん。
あなた

え?

佐野玲於
ほら。
玲於が私の方にケーキを差し出す。
あなた

大丈夫!

佐野玲於
やだ。
あなた

やだって…?

佐野玲於
あなたも食べて。
あなた

だから、私は…

佐野玲於
うるせぇな。
私の口に無理やり押し込んだ。
あなた

んんっ…

佐野玲於
どう?
美味しい?
あなた

美味しい…

ああああ。


間接キス…


まただよ。


しかし、慣れないもんだ。
佐野玲於
また、そんなこと考えちゃって。
あなた

べ、別に!
考えてなんかないもん…

佐野玲於
俺、何をって言ったか?
カァァッと顔が熱くなった。
あなた

もう

佐野玲於
でた、またぶりっ子。
あなた

何言ってんの。

にししし と笑う玲於の顔を見るだけで


胸は高鳴るし、温かくなる。


私の中で玲於の存在はどんどん成長してる。
佐野玲於
買い物明日どう。
あなた

あ!うん。
私休みだし、大丈夫だよ。

佐野玲於
俺も。
夜から入るか
わかんねぇけど。
一応休み。
あなた

そっか…

よ、夜…?


私なんか変な期待してないよ…?


ううん。


何も考えなかったことに。
佐野玲於
何時?
あなた

何時でもいい

佐野玲於
お前、昔からその 何時でもいい っての
やめてくんね。笑めんどいから。
あなた

だって、本当に何時でもいいから。

佐野玲於
なら、11時。
あなた

はや…!
あ、うん!

佐野玲於
何、不満かよ。
あなた

いや、そんなことないよ。

朝私起きれるかな…
佐野玲於
ちゃんと起きろよ。
遅刻したら置いていく。
あなた

駅前でいい?

佐野玲於
ん。
あなた

わかった。

あ ~ 。


私、なんて幸せな人なんだろう。


好きな人と明日の予定の約束して


遊びに行けちゃうんだよ…?


もう、舞い上がっちゃうよ。
佐野玲於
あなた、もう帰らねぇの?
あなた

へ?

佐野玲於
いつまでいんの。
あなた

あ、ケーキ買って渡しに来て…
そっから何も考えてなかった…

佐野玲於
ばか。
呆れた顔する玲於も好き。
佐野玲於
もうすぐ終わるから待ってろ。
不器用だけど優しい玲於が好き。
佐野玲於
おい、無視かよ。
キレながらもちょっと悲しそうな顔する玲於も好き。
全部全部、だいすき。
あなた

無視なんかしないよ

佐野玲於
思いっきり、してましたよ。
あなた

それは、謝る。
ごめん。

佐野玲於
お、おう?
あなた

考え事してた…

佐野玲於
なんの?
手を黙々と動かしながら話を聞いてくれる。
あなた

好きな人の考え事。

佐野玲於
ふ ~ ん。
あなた

興味ないの。

佐野玲於
ない。
キッパリ言われちゃおしまいだ。
あなた

私の好きな人さ、かっこいいの。

佐野玲於
うん
あなた

けど、どこか人と違う優しさをもってて
それを発揮するに、不器用っていうか!
ま、それがいいんだけどね。

あ、語っちゃった…!


本人目の前になにしてんの。


すると


玲於が私の目を見つめる。


ずっと。


その目線から私は離すことが出来ない。


吸い寄せられるような目。
佐野玲於
そいつのこと本気なの。
本気だよ。


もしも、玲於が振り向いてくれなくても


私は、ずっと好きでいるから。
あなた

もちろん

佐野玲於
頑張って。
貴方に応援されても無駄なんだけどね。


私の好きな人は






















貴方だから