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第32話

# 31
外はすっかり暗くなり、冬の訪れを益々感じる。
隣を歩くのは亜嵐クンで私の手を繋ぐのも亜嵐クン。
白濱 亜嵐
楽しかったね。
ありがとう。
あなた

うん。
こちらこそ!

次はどこ行こうか、とか今後の計画を練った。
白濱 亜嵐
あ、クリスマスだね。
この月。
あなた

あ、もうそっか。

現在、12月2日。


もうそろそろ、恋人の日に近づく。
白濱 亜嵐
あなたと過ごせるかな。
あなた

仕事被ったら終わりだよね。
亜嵐クン、一応サブだし。

そう、言い遅れてたけど亜嵐クンは


リーダーの下のサブリーダー。


入社一年目でここまでこれるのは


相当優秀じゃないと出切っこない。
白濱 亜嵐
大変だな。
サブも意外と。
下向き加減で苦笑いをした。
あなた

私、一応空けておくね。

白濱 亜嵐
あぁ、ありがとう。
あなた

一緒に過ごせるんだもん。
楽しまなきゃね。

白濱 亜嵐
そうだね、
亜嵐クンと初めて迎えるクリスマス。


今までにないクリスマスになる予感。
それが的中するとはこの時は思ってもなかった。
亜嵐クンとの思い出は今日で沢山増えたのに


また、これからいろいろ増やしてかなきゃいけない。


楽しい日々に塗り替えていくの。
白濱 亜嵐
あ、やば。
仕事場にちょっと忘れ物した!
ハッと驚く亜嵐クン。


何を忘れたか聞くと、ゲームのなんからしい。


よくわかんないけど取りに行くことに。
あなた

何?ゲームって。

白濱 亜嵐
新作ゲームの割引券!
当たってさ明日発売だから
忘れちゃ大変だ
あなた

なるほどね

ゲームね。


意外と男の子。


ゲームとかやらなさそうな亜嵐クンも


新作ゲームって言葉が亜嵐クンの口から聞けるとは


思ってなかった。


亜嵐クン…も…
あなた

行ってらっしゃい。

白濱 亜嵐
ほんとごめんな。
首を縦に降って亜嵐クンは


エレベーターに乗り込んでいった。


やっぱ、寒いなぁ。


ここの管理どうなってんの。
夏は暑いし、冬は寒い。


しっかりして欲しい。


椅子に座って亜嵐クンの帰りを待つ。


腕の時計は


pm.8:40


を指していた。
あなた

遅いなぁ。
無くしたんじゃないの?

" 一階です "
あ、来た。
あなた

亜嵐クン遅…

振り返って笑った先には亜嵐クンじゃない。
佐野玲於
あ、
玲於だった。
あなた

玲於

佐野玲於
なに、仕事?
あなた

いや、亜嵐クンが忘れ物したから
取りに来ただけだよ。

佐野玲於
そう。
二人の間にできるこの重い空間。
佐野玲於
上手くいってんのね。
あなた

まあまぁ。

そういうとちょっと不機嫌に答えた。
佐野玲於
ま、どうだっていい。
あなた

そうだよ。
玲於には関係ない。

つい、口走った。
佐野玲於
いちいち、仕事場までイチャつき持ってくんなよな。見ててムカつくから。
あなた

別に、見せつけようとして
来たわけじゃないし?
亜嵐クンの忘れ物取りに来ただけだし。

言い合いはヒートアップした。


私も玲於も止まんない。
佐野玲於
は?
それをイチャつきっていうの。
わざわざ、彼氏の忘れもんを
彼女も一緒に取りに来るってことがな。
あなた

なんで来たら駄目なの。
意味わかんないし。

佐野玲於
その服もお揃いでまじ目障り。
あなた

それだけは言わないで…

佐野玲於
は?
あなた

せっかく、亜嵐クンが
選んでくれたものなんだから!
それ以上口開いたら本気で怒る。

そう言ったら玲於は、俯いて私を睨んだ。
あなた

なによ。

別に って顔で会社を出ていった。
ほんと、最低。


こんないいもの選んでくれて私の好みもよく知ってる


彼女のことよくわかってる人って


彼氏にしたい人ナンバーワンだよ。
白濱 亜嵐
ごめん、お待たせ。
走ったのか息が切れてる亜嵐クン。


お目当てのものはちゃんと見つかったらしく


左手にぎゅっと握り締めている。


かわいい。
白濱 亜嵐
行こっか。
あなた

うん

亜嵐クンが外に出た時。


私は、地面にチラシを見つけた。


『新作ゲーム発売、12月3日!!!』
あ、これかな。


亜嵐クンの言ってる新作ゲームって。


それに、端に500円割引!ってのがあって


これも割引券。


でも亜嵐クンのではない気がして


玲於落としてった…?
あなた

ごめん、先帰って!

飛び出して走った。
玲於の元へ。