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第45話

# 完結
私、今から最悪なことするよ。


ほんと。


人として最悪なこと。


けど、やっと思い出せてもう一度そのチャンスが


私に訪れた。
私、玲於が好き。


玲於と同じずっと前から。
会社に戻ると亜嵐クンは必死に仕事をしてて
あなた

亜嵐クンっ…

息を整えて言う。
白濱 亜嵐
なになに、どうした?
優しく、私を包み込んでくれる亜嵐クン。


ほんと好きでした。
あなた

ちょっと…いいかな。

亜嵐クンを人気のないところに呼んだ。
白濱 亜嵐
何?笑
改まって。
あなた

ほんとにごめんなさい…!
私、ほんとに最低で…

白濱 亜嵐
先に謝られても…!
俺、別に気に触ることされてないよ?
ううん?


違うの。
あなた

私、思い出した。

白濱 亜嵐
え?
あなた

全部全部。
玲於のこと。

白濱 亜嵐
あ、そうなんだ!
あなた

だから、気づいちゃったんだ。

白濱 亜嵐
なに…を?
あなた

私、玲於が好き。

言った。


亜嵐クンの顔は驚いていて目が赤く染っていく。
白濱 亜嵐
そっか。
あなた

だから、ごめんなさい…!
私と別れて…

私まで泣きそうになった時。


亜嵐クンは私を抱きしめた。
白濱 亜嵐
それ以上言わないで。
あなた

え…?

私に対する応答はなく、ただ力が強まる。
あなた

ほんとにごめんなさい…

白濱 亜嵐
ううん。いいんだよ。
自分の気持ちに気づけたんだ。
それに、俺達は仮だったしね。
亜嵐クンが離れていく。
あなた

え?

白濱 亜嵐
あなた、俺の事
好きじゃなかったもんね。
あなた

何言ってんの?
私、亜嵐クン好きだったよ!

白濱 亜嵐
ううん。
その気でいるだけ。
ホントの気持ちは玲於だったよ。
そんな…


私、本気で最低だ。


死んだら地獄に真っ逆さまだよ。
あなた

でも、亜嵐クンと過ごせた日々は
ほんとにほんとにかけがえの
ないものだから!!

うん、俺も 。って小さく笑う。
あなた

亜嵐クン…今までありがとう。

白濱 亜嵐
おう!
頑張れよ。
あなた

はいっ!

頭をグッと掴んでワシャワシャされた。
ほんとに亜嵐クンはいい人。


どこにもいないよ。


なのに、私馬鹿だな。


不器用で意地悪で俺様な彼のことを好きになって。
亜嵐クンと話終わって事務所に1回もどる。
そしたら、私をずっと見つめるちか。
ちか
あなた、ちょっといい?
あなた

あ、うん…

呼ばれたのは屋上。
ちか
あなた、さよならしたの。
あなた

え?

ちか
亜嵐クンと。
あなた

あ、うん…

ちか
好きな人見つけた?
その言葉に私はハッとした。
ちか…ちょっと泣いてる。
あなた

うん…

ちか
それはさっ…私と…同じ…?
ちかの目から零れる一筋の涙。
あなた

うんっ…!

それと同時に私も零れる
ちか
ばか。
あなた

ごめんなさい…ほんと。

ちか
良かった。
やっと私の思いが届いた。
お互い慰めあっている時にちかが言った言葉に


ちょっとおかしく思えた。
あなた

え?

ちか
私、あなたが玲於クンのこと
思い出して欲しくて…
あなたに私が玲於クンのこと好きって言った。
あなた

そうだったの…?

ちか
思い出したと思ったら急遽、好き!って
ほんと…忙しい女だな。
あなた

ごめんね。

私は抱き合った。


思う存分泣いて…泣いて。


泣きまくった。
ちか
あなた、今使ってるジージャンあるでしょ。
あなた

あ、うん…

ちか
それの正体、玲於クンから直接聞きな?
あなた

わかった。

じゃ、私は行くね。って左手をヒラヒラさせて


屋上から出ていった。
みんなみんな、私のために何かしてくれていた。


こんな、最低な人間のためにさ。


早く…


伝えたい。


玲於に。


今までの思い全部…!















ガチャ…


























佐野玲於
何してんの。
来た。


私の、好きな人。
あなた

玲於、私玲於が好き。

またまた ~ って言ったら動きが止まった。
佐野玲於
今…玲於…って?
あなた

思い出したよ。
全部全部。

佐野玲於
ほんと…?
あなた

うん!

玲於は嬉しそうに微笑む。
あなた

好き!
大好き!
玲於がだい…

気づいたら玲於の胸の中にいた。
佐野玲於
それ以上言うな。ばか…/////
右手で私の頭を抱えるように抱く。
あなた

ごめんね、ずっと…ずっと…

佐野玲於
やっと、俺もぼっちクリスマス卒業?
あなた

良かったね。
私もぼっちクリスマス卒業だ。

すると、玲於は私から離れていく。



























佐野玲於
ずっとずっと好きだった。
誰よりもあなたが好き。
だから、付き合って。




























玲於からの告白。
あなた

当たり前じゃん…!

私は玲於の首に手を回して抱きついた。
佐野玲於
おい…重い…
いつも傷つく事ばっか言うくせに。


今はちっとも傷つかない。
あなた

玲於だいすき。

耳元で言う。
佐野玲於
俺も。






















5年もかけた実らない恋。


それが、今は " 実る恋 " へと変わった。


あの " サイカイ " は運命の " サイカイ " だったのかも


しれない。


あの時。


隼が誘ってくれてなかったら…?


私は、今でもずっと引きづっていただろう。
ありがとう。






















私と出会ってくれて────────
















end