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第15話

# 15
電車を降りて家に着く。


家に帰っても誰もいない。


ま、当たり前だけど…


現在、23歳。


彼氏なしの社会人。


結婚できるか心配です。
あなた

ただいま…

と言っても返ってくる声はなく持っている荷物をソファに置いた。
あなた

づがれだぁぁ…

キッチンで水をくみ、ゴクリとひとのみ。


そして、お風呂に入って寝室へ。
時計を見るともう、2時。
早く寝なきゃいけないのに、なかなか寝付けない。
今日楽しかった。


ただ、思い出すだけでニヤける。


私、相当やばいよね?
あなた

もぅ ~ …
おやすみ!

バッと布団を被って寝た。
チリチリチリチリ…
目覚めると外は憂鬱な雨。
あなた

雨か…

ボブな髪の毛の私には最悪な天気。


湿気で髪の毛が膨張しちゃうから。
家を出て、電車に乗る。


ここまで来るだけで、相当濡れた。


最近、台風近づいてるって聞いて…


飛ばされたりしないよね…?
あなた

おはようございます…

テンションも下がった。
ちか
おはよう!
あなた元気無いね?
あなた

雨だもん。

ちか
でも、今日まとまってるよ?
あなた

う ~ ん…

髪の毛もそうだけど…


やっぱ、雨は嫌い。
佐野玲於
ちか、ちょっといい?
ちか
あ、はい!!
え…?


全く態度が違ってびっくりしてます。


もしかして…


ちか…
あなた

好きなの…?

小さく呟いた。


けど、それはつもりの状態で…
白濱 亜嵐
好きなの?
あなた

わぁぁ!
亜嵐クン…

白濱 亜嵐
考え事中失礼します。
この前はありがとう。
ほんと、助かった。
私に頭を下げる亜嵐クン。
あなた

やめて下さいよ~。
大丈夫ですよ?
玲於が手伝ってくれました。

白濱 亜嵐
あ、玲於が…
あなた

スムーズに進みました。

白濱 亜嵐
うん!
ありがとう!
あなた

はい!

白濱 亜嵐
あ、お礼したいから今日ご飯どう?
あなた

はい…大丈夫で…!

佐野玲於
今日、こいつ俺と予定あるんで。
玲於!?
白濱 亜嵐
玲於。
佐野玲於
なっ。
あなた

今日、あったっけ…?

白濱 亜嵐
あれ?話噛み合ってる?
玲於は、呆れた顔をする。


私、なんかまずい事言っちゃった…?
佐野玲於
もういい。
玲於は、ちかの所に行っちゃって話し出す。
あなた

何か、私まずい事言いました?

白濱 亜嵐
大丈夫。
言ってないよ。
あなた

そっか。
良かったです!

白濱 亜嵐
それでさ、今日空いてる?
あなた

大丈夫です!

白濱 亜嵐
なら、今日の6時食べに行こ!
今日早く終われるんだけど
あなたチャンはどうかな。
あなた

私も今日は早く終われますよ!

白濱 亜嵐
なら、6時ね。
ありがとう。
あなた

いえいえ!

亜嵐クンがデスクに戻ったから私も戻る。


そのとき
佐野玲於
おい
私のデスクに座ってるおチビさん。


って、声に出したら殺されるの目に見えてるから絶対言わないけど…笑
あなた

なに?

佐野玲於
亜嵐クンと行くの?
あなた

行くよ?

佐野玲於
何時?
あなた

6時

佐野玲於
俺も行きたい。
あなた

玲於も?

佐野玲於
俺、手伝ってあげたし?
それなりの権利はあるけど?
あなた

そうだね!
なら、亜嵐クンにも伝えとくね!

佐野玲於
ん。
と、眠そうに出ていった。
私は亜嵐クンの元へ走る。
あなた

亜嵐クン!今日のご飯のことなんですけど…

白濱 亜嵐
ん?
あなた

玲於も行くことになりました!

白濱 亜嵐
玲於も?
あなた

玲於も私と一緒に手伝ってくれたので
行く権利はあるって!
それで、そうだなって思って…

白濱 亜嵐
うん、大丈夫。
もちろんいいよ!
亜嵐クンの顔は最初は少し曇った感じもしたけど


それからは、にこやかに話してくれた。
あなた

楽しみですね

白濱 亜嵐
うん…
ちょっと、やっぱ曇った…?
机に戻った
玲於とも行けるのか…!


嬉し…


亜嵐クンとはちょっと緊張するから


玲於もいてくれて安心するな…
そして、約束の時間。
あなた

ゴメンなさい~!
お待たせしました!

白濱 亜嵐
ううん!
大丈夫だよ。
佐野玲於
遅すぎ、何分待たせんだよ。
あなた

ごめんって…

佐野玲於
まぁ、いいけど。
そう言うと玲於は先一人で行ってしまった。


お店教えてあるのかな。
せっかくのご飯だからお化粧直してバッチリで行こうとしてたのに。


そんな言い方ないよね、ほんと。


そんななか、亜嵐クンを見てみてよ。


私が何しても うんうん って笑ってくれてさ


私のことちゃんと認めてくれてるっていうか


憧れちゃうよね…
白濱 亜嵐
あなたチャン?
ほら、どうしたの?
あなた

なんでもありません!
ささ、行きましょ!!

亜嵐クンのことを好きになればいいのにって


何度も何度も思った。


けど、やっぱ心は正直。


亜嵐クンを見つめてみてどこかキュンと来る時が来るかもしれない。


そう思って観察してたのに…


玲於が入った来た途端、そっち向いちゃって


逆の玲於にドキドキしてた…


これは、完璧佐野さん一筋ってこと…かな。


私って馬鹿だな ~。

お店に入って四人席に座る。
あなた

お腹すきましたね!

白濱 亜嵐
だね!
何食べる?
あなた

私は…

メニューを取ろうとすると亜嵐クンと手が重なった。
あなた

あ、ごめんなさい…

やばい…
白濱 亜嵐
ううん。
大丈夫!
はい、見ていいよ。
指し渡されたメニュー。
受け取ってじっくり読んだ。
読んでいる間は亜嵐クンと玲於は話してて、


私が入る隙間は1ミリもない。
(( メニュー決まったんだけどなぁ… ))
佐野玲於
押すぞ?
あなた

え!

佐野玲於
決まったんだろ、メニュー。
あなた

うん…

玲於はボタンを押してまた亜嵐クンと話し出した。
はぁ…


なんで、気づいてくれたんだろう。


私、そんなに顔に出てたかな。


お腹空いてたのバレバレ!?
グルグルグルゥ…
あなた

ひっ…

しまった…


お腹がなっちゃった。
佐野玲於
ほんと、女子力ってもんを身につけろ。
白濱 亜嵐
可愛いなぁ、もう。
ほら、正反対。
あなた

うるさいなぁ。
お腹がなるのは女子力とか関係ないし!

佐野玲於
あるわ、女子力高い女子は
我慢ってもんをするもんだ。
あなた

そんな子見たことないくせに!

佐野玲於
それくらいあるけど。
サラッと口に出した言葉が喉に引っかかる。
玲於、女子力高い女の子と関わった…?


それって付き合ったしか思い浮かばないよ。


でも!


友達で女子力高い子なんていっぱいいるしね…?
変な勘違いはやめよ…
白濱 亜嵐
ま、鳴っちゃうのは
人間の本能なのかもね!
あぁ。


やさしいなぁ。


亜嵐クン。
あなた

ですよね!

白濱 亜嵐
気にしなくて大丈夫。
微笑んでくれる…
あなた

ありがとうございます…

亜嵐クンのこと好きになれた…?


自分の心に問いかけみる。


けど、まだみたい。


私にはこの" 悪魔佐野玲於 "しか見えてない。
佐野玲於
しょうもな…
そんなの何が楽しい。
そう言った玲於の声は私には届いていなかった。