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第10話

# 10


─ 5 年前 ─


当時 、高校 3年生 。


私 と 玲於 は 学年 でも 有名 で


とても 、仲が 良かった 。
いつ どこでも どんな時 も 一緒 に いて


一時期 は 付き合ってるんじゃないか なんて


噂 も 広まった 。


だから 、当然 私 の 耳 にも 玲於 の 耳 にも 届く 。


私 は 、ちょっと は 躊躇いを もったけど


玲於 は 話してる時 に そんな 躊躇い 見せなかった 。
あなた

玲於 、噂 聞いた ~ ?

佐野玲於
なんの?
あなた

私 と 玲於 が 付き合ってる って 噂 。

佐野玲於
あ ~ 。
からかってきたな 。
あなた

それそれ 。

佐野玲於
まぁ 、変 な 奴 との 
噂 じゃ なくて 良かった 。
あなた

え …?

佐野玲於
あなた との 噂 で 良かった 。
笑顔 で 言ってきて …


私 、馬鹿だから ちょっと 、期待 しちゃった 。


玲於 、 私 の こと …!


けど 、勘違い な 期待 が 私 を 苦しめるなんて


思ってもみなかった 。
日に日に 、変に 意識 しちゃって 


一緒 に いる時も ぎこちなくなった 。
佐野玲於
そんでさ 、
あなた

佐野玲於
なぁ 、なんか 怒ってる?
あなた

え!

佐野玲於
いつもと 様子 違うけど 。
あなた

いや … なんでもない 。

佐野玲於
ふ ~ ん …
ま 、困ったこと あったら
なんでも 相談 しろよ?
なんて言って 、私 の 頭 に ポン と 手 を 置く 。
あなた

相談 いいですか …

佐野玲於
おう 、聞いてやる 。
あなた

玲於 は 私 と いて 楽しい?

佐野玲於
は?
あなた

楽しい …?

佐野玲於
当たり前だろ 。
今更 なんだよ 笑
私 は 、この 言葉 だけで 


心 が 張り裂けそうに なった 。


これは 嬉しかったから 。


だから 、私 は 玲於 が 好きって ─────
あなた

ごめん 、ごめん 。

佐野玲於
ほら 、行くぞ 。
このまま だったら 本気 で 


付き合えちゃうんじゃないか 。って


思ったのね 。私 。


だから
あなた

玲於

佐野玲於
なに 、まだ あんの ~ ?
あなた

すき

佐野玲於
は?
あなた

玲於 が すき 。

そう 言ったら 、玲於 は 


俺も 。


って 言ってくれる かも って


ほんの少し 、ほんの少しだけ 信じてた 。
佐野玲於
ごめん 。
俺 、やりたいこと あって
恋 とか してられない 。
返ってきた 言葉 は 想像 も してなかった 。


やりたいこと って なに 。


私 、玲於 から そんなこと 聞いてないし 。
あなた

そっか …
ごめんね 。
私 、勝手 に 舞い上がってた …

今すぐ に ここから 逃げたくて ──────


玲於 の 話 なんて 聞けずに その場 を 立ち去った 。

その 次の日 。
佐野玲於
おはよ
なんて 、気 使って 言ってくれてるのに …


私 は










無視して




逃げ出した 。










みんな 驚いてて 唖然 。


私 は 空き教室 の 机 に 隠れた 。
あなた

ごめんね …
ごめんね …

声 を 押し殺して 嘆いた 。


普通 に おはよ って 言ってくれただけなのに


何か 申し訳なくて 逃げ出して …


ほんと 、最低 。


もう 、戻れない 。


あの頃 の 楽しかった 時 には 。

その時 、廊下 での 男子 2人組 の 話 が


ちょっと 聞こえてしまった 。
男子
玲於 って 新しい 彼女 できたらしいな
男子
は?まじ ~ ?
あの子 は?仲いい子 。
男子
知らね ~ 。
飽きたんじゃね 。
玲於 に 彼女 …?


そんなわけ ないじゃん 。


やりたいこと に 集中 するって 言ってたし 。


だから 、私 断られた訳だし …


どうしよう 。


涙 が 止まんない 。
あなた

れ … ぉ … っ 。

私 、ほんと に 飽きられちゃったのかな …


話 ちゃんと 聞けてなかった …?


玲於 に 寄り添えてなかった …?


それは 、友達 としてさ


私 は ちゃんと 玲於 を 支えてたつもり だったよ ?
廊下 に 出ると 玲於 と その 彼女 らしき 人 。


わぁ …


ほんと だったんだ 。


玲於 …

そっから 立ち直れることもなく 。


あっという間 に 卒業式 。


卒業式 だけは ちゃんと 話さなきゃ 。


逃げちゃダメ 。
あなた

玲於 …

玲於 の 背中 。


もう 、見れなくなっちゃうよ …?


嫌だよ 。


もっと 一緒 に 居たかったな …
喋りかけようとしても 勇気 が 出ず


卒業式 終盤 。
玲於 を 探してて 、やっと …


玲於 と 目 が 合った 。


なにか 話さなきゃ …


なにか ─────────
佐野玲於
久しぶり …
玲於 の 声 。


ちょっと いつもより ワントーン 低くて


ドキドキ してる 。
あなた

久しぶり …

佐野玲於
今まで ありがとう 。
めっちゃ 楽しかった 。
あなた

私 も …!
すごく 楽しかったし …
ありがとう 。

佐野玲於
就職 頑張ろうな 。
あなた

頑張ろうね 。

玲於 の 目 を 見て 私 は 言った 。
あなた

じゃあね 。
玲於 。

佐野玲於
おう 。
あなた またな 。
あなた

またね

呆気なく 終わった 高校生活 。


それは 、充実 した 3年間 だった 。


また 、いつか 玲於 に 会えたらな って


そう 願っていた 矢先 。


私 の 初恋 の 人 が 目の前 に いて …


佐野玲於
なに 。
あなた

いや 、考え事 。

佐野玲於
ふ ~ ん 。
そういう 人 を 疑う顔  は 変わってなくて ────
ん ~ …


複雑 。