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第31話

# 30


ピピピピピピ …



あなた

んん…

寝起きの私は手探りで時計を探し、止める
あなた

朝か…

私昨日、あっという間に寝ちゃってた…


はぁ ~ 。



ピロン



通知。
携帯を開くと、亜嵐クンから。
亜嵐「今日、12時でもいい?」
あなた「うん!わかった!」
現在。


10時30分。


ぎぇ。


やばい。
あなた

着替えなきゃ…!

ベッドから飛び起きて顔洗う。
水を顔に掛けてタオルで拭きながら鏡を見る。


私、今凄い顔…
最近、泣いてばっかで目も腫れてるし…


絶賛不調だよ。
あなた

嫌だな…
こんな顔。

ほっぺたを横に伸ばす。


太った…
あなた

あああああああ!

もう…


ダメだ…


私、人生今下ってる…
ご飯食べて、亜嵐クンから貰ったジージャンに


合うような服にした。


紺色のワイドパンツに白いトップス。
髪の毛は軽くウェーブ巻にして完璧。
あなた

よし…!

それにしてもこのジージャン可愛い。


亜嵐クン完璧な人間プラス、センスもあるって


どういうことよ。
鏡を何回も行く前に見た。


そして、12時手前。
あなた

よし。行こ。

カバンを持って靴を履いて外に出る。


やっぱ、寒いっ。


けど、手は暖かい。
今日の空は青く澄んだ空。


雲一つない綺麗。
あなた

はぁ…

待ち合わせ場所に着くと亜嵐クンかスマホを持って


立っていた。


かっこいい…


あ…


女の子からめっちゃ見られてる。


目がハートだよ!


狙われてるじゃん!


気づけぇ ~ !
白濱 亜嵐
あ、
気づいた!
あなた

やほ

右手をあげた。
白濱 亜嵐
やほ ~ 。
服は私とお揃い。


似合ってるなぁ。


センスある。
あなた

亜嵐クン、かっこいいから
女の子から狙われてたよ!

白濱 亜嵐
え ~ ?
あなた

もう、ほんと鈍感。
ちゃんと気づかないと。
亜嵐クンは私の亜嵐クンなんだから。

隣を歩く亜嵐クンが止まった。
あなた

亜嵐クン…?

白濱 亜嵐
え、あ…
左手の甲を口にもっていって隠してる。


微かに頬も赤くて…
あなた

どうした?

白濱 亜嵐
あなたさ、嫉妬してくれた…?
あなた

え?

白濱 亜嵐
他の女の子が狙ってるからって…
ごめん、ほんと。
俺、そういうの慣れてなくて。
勘違いならごめん!ほんと…
なにこれ、


可愛すぎじゃん…
あなた

なに、かわいい。

白濱 亜嵐
可愛くない。
照れてるの。
あなた

だって、こんなイケメン最高な人が
彼氏なら誰でも奪われたくないもん。
それに、私は亜嵐クンだからだよ。

もう、照れる って私の肩をポンと叩いた。
白濱 亜嵐
あ、ジージャン似合ってるよ。
あなた

ありがとう!
亜嵐クンも笑
さすが亜嵐クンだよね。

白濱 亜嵐
俺はなにも…
あなた

これ選んだんでしょ?
めっちゃセンスあるよ!

白濱 亜嵐
ありがとう…
そして、目的地の水族館に着いた。
あなた

わ、久しぶり…

白濱 亜嵐
俺も。
水族館なんて何年ぶりだろう。


小学生の時家族できた以来…かも。
取ってくれた入場券で中に入る。


今日は土曜日で結構混んでいた。
あなた

わ、ちょっと冷える笑

白濱 亜嵐
水だしね。
そう感じるのかも…
目の前には巨大な水槽が横長にある。


サメ。


イワシの大軍。


エイ。


小さな魚達。


たくさんの魚達が泳いでいる。
あなた

かわいい…

白濱 亜嵐
かわいい?
あなた

ほら、これ。

水槽の目の前まで来てその魚を指さす。


そして亜嵐クンの顔を見ると


顔と顔が触れる距離で───────
白濱 亜嵐
ごめん…
あなた

うん…

亜嵐クンって意外と慣れてそうだけど


そうじゃなくて、ほんと照れ屋。


ギャップってすごい。
白濱 亜嵐
あなた、あっち行こ。
私の手を引っ張って向こうのコーナーへ。
あなた

ここなに?

白濱 亜嵐
ここは、海月のコーナー。
あなた

海月…?

白濱 亜嵐
ほら、凄いでしょ。
さっきとは違う小さな水槽に入れられた海月達の姿。
あなた

わっ、凄っ…

水槽の表面に指を滑らせて見てたら
カシャ…
白濱 亜嵐
撮れた。
私に見せてくるのは自分の横顔。
あなた

ちょっと笑

白濱 亜嵐
宝物。
子供みたいに笑う亜嵐クン。
白濱 亜嵐
ちょっと、見て欲しいものがあるんだ。
と言われて連れてこられたのは


人気の少ない海月のコーナー。
あなた

あ、海月…?

白濱 亜嵐
ここの海月は他とは違うんだ。
あるジンクスがある。
あなた

ジンクス…?

白濱 亜嵐
この25匹いる海月の中から
背中にハートマークがある
海月を見つけることが
できたらその見つけた人の恋は
成就するっていうジンクス。
水槽にもたれかかって下向き加減の亜嵐クン。


水槽の光が亜嵐クンの顔を照らした。
白濱 亜嵐
だから、探さないかなって…
こんなにも一生懸命になってくれてる…


嬉しいな
あなた

もちろん

そこから20分経ってもなかなかその海月は見つからず
あなた

もっと早く見つかると思ってた

白濱 亜嵐
俺も。
あなた

なんでだろう。

白濱 亜嵐
俺らの愛が足りないんだ。
あなた

なにそれ笑

冗談かと思いきや亜嵐クンの顔は真剣で。
白濱 亜嵐
あなた、ほんとに好きだよ。
誰よりも好きな自信ある。
ドキッ…
あなた

うん…
私もだよ。

ニコってして私と亜嵐クンの顔は近づく。
そして、一瞬のうちに唇を奪われた。













ゆっくり離れて目を合わせ笑う。














この感じがどこかこそばゆくて。
あなた

あ、

海月の水槽にハートマークの海月を見つけた。
白濱 亜嵐
やったね笑
あなたの恋は成就するよ
あなた

うん…!ありがとう。

亜嵐クンと…
あれ
亜嵐クンと幸せ…
思うことが出来ない。


亜嵐クンと幸せになりたい。


そう思いたいのに思えない。


ねぇ、どうして…?
願えた?って笑う亜嵐クンの笑顔は今の私には


胸を苦しませる笑顔に感じたのだった。