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第22話

# 21
あなた

ただいま ~…

誰もいない私の家。


鍵を置くとその音だけが響く。
玲於…


大丈夫かな…
私は連絡しようと携帯を手にした。


あ…
あなた

彼女…サンいるもん…
私には関係ない。

玲於のLINEを開く前にベッドに携帯を投げた。
なんで言ってくれなかったんだろう。


私が可哀想とでも思ったの…?


彼氏ができない私を見て。
あなた

なんで…

彼氏なんてできるわけが無い。


だって私の好きな人は玲於なんだもん。


彼氏作りたくても、玲於がいるから…!


玲於は私の好きな人だから…


裏切ることなんて出来ない。


本当に好きなの。
って思っても


私はまだ気待ちを伝えてない。


なのに嫌だとか言える資格なんてないのに。


どうしよう。


やっぱり伝えた方がいいのかな。


玲於が好きだって。
あなた

亜嵐クン…

ベッドに携帯を取りに行って亜嵐クンのLINEを開く。
あなた「亜嵐クン、ちょっと相談があります。」
送信。
先にお風呂入りに行った。
亜嵐クンなら何かいいアドバイスをしてくれる。


私の憧れの先輩だもん。


間違いない。
お風呂から上がると
2件の通知。
亜嵐「お?どうした?」
亜嵐「恋愛話なら俺じゃない方がいいぞ笑」
恋愛話だからこそ亜嵐クンがいい。
あなた「その通りなんですが…」
亜嵐「仕方ないから聞いてあげる。」
あなた「私…玲於が好きです…」
亜嵐「だろうね笑気づいてたよ。」
あなた「え。恥ずかしい…」
亜嵐「ねぇ、LINEじゃ打つの大変だし…」
亜嵐「会って話そうよ。」
亜嵐クンからきた返信は会って話そうと言うこと。


けど、お風呂入っちゃったし…


ま、いっか。
あなた「分かりました。」
亜嵐「駅前のカフェでいい?」
あなた「向かいますね!」
急いで支度。


今日はちょっと肌寒いから何か…
あ…
あなた

忘れてきちゃった…

玲於から貰ったプレゼント。


あの時、女性に飛ばされてプレゼントも


下に一緒に落ちてしまった。


そこから私は受け取ることも出来ず帰ってきた。
あなた

大切に使おうと思ってたのに…

今にでも涙が出てきそう…
視界が滲む。


暗い窓の外が蛍光灯の明かりで


白くなっていく。
あなた

もういい…

これをお気に諦めようかな。


彼女サンいるなら私迷惑だし。
準備して駅前のカフェに向かった。
中に入ると亜嵐クンはもう居て、
あなた

亜嵐クン!

それに気づいたみたいで私に手を振る。


かっこいいし。


かわいい。
白濱 亜嵐
あなたチャンやほ。
あなた

こんばんは!

白濱 亜嵐
座りな
あなた

はい

亜嵐クンはメニュー表を取って


珈琲を選んだ。


私に 何にする? って聞いてくれて


私も亜嵐クンと一緒の珈琲にした。
白濱 亜嵐
んで、玲於の恋愛話は?
あなた

あ…それが
玲於彼女いるみたいで…

白濱 亜嵐
まじ?
あなた

私にはいないって。
前に傷つけたやついるから
もう作らないって…
そう言ってたんですけどね。

そう考えるだけで頭はいっぱいで目も熱い。
白濱 亜嵐
最低じゃん。
あなた

最低とかじゃなくて
私は、どうして
言ってくれなかったのかなって…

白濱 亜嵐
なるほどね。
あなた

亜嵐クン、何かアドバイスありませんか?

白濱 亜嵐
アドバイスっていってもなぁ ~!笑
ちょっと困った様子。
あなた

ごめんなさい…

白濱 亜嵐
ううん?
そういう事じゃなくてね笑
それ、ちゃんと玲於に確認した?
あなた

え?

白濱 亜嵐
玲於は本当にその彼女と付き合ってるの?
あなた

それは…玲於熱出てて聞いてないです。

白濱 亜嵐
なら、それをまず聞かなきゃ!
あなた

そ、そうなんですか…?

白濱 亜嵐
だって、それ聞かなきゃ玲於つきあってないっていう認識でいるのに、その彼女だけが付き合ってるって思ってるかもしれないじゃん?
なのにどうしてって。
玲於勝手に怒られてるって
イメージ持っちゃうよ?
亜嵐クンの言う通り…


私、なにも玲於に聞いてない。


それなのに勝手に決めつけて喚いているだけ。
あなた

それは、直で聞いた方がいいですかね。

白濱 亜嵐
それは、まかせるよ。
あなたチャンの好きな方。
あなた

私の好きな方…

直接会って話したい。


本当に彼女サンと付き合っているのか。


確認したい。


ただそれだけ。
あなた

会って話したい…

白濱 亜嵐
なら、そうしな?
あなた

はい…!

よし って私の頭を撫でてくれた。
ちょっと髪の毛くしゃくしゃになったけど…
白濱 亜嵐
あなたチャンシャンプーいい匂い。
急に言い出すもんだからびっくりして…
あなた

いやいや!!

白濱 亜嵐
男が好きな匂い…
あなた

なんですかそれ笑

白濱 亜嵐
あ、香水とかも使ってみたら?
ちょっと大人っぽい感じ!
あなた

なるほど!

携帯にメモった。


亜嵐クンの、言うことは大体合ってる。
白濱 亜嵐
ま、それで駄目なら俺にまた相談してよ。いつでも相談乗ってあげるから。
優しく笑う亜嵐クン。


ドキってして…
あなた

ほんと感謝です。

白濱 亜嵐
1分500円だけどね。
あなた

たか!

面白いし…


性格も良くて、最高なのに。
あなた

亜嵐クンは彼女はいないんですか?

白濱 亜嵐
気になる子いてね笑
あなた

片想いですか?

白濱 亜嵐
絶賛。
あなた

私と一緒ですね。

白濱 亜嵐
あなたチャンとは違うよ笑
俺は、好きな子にならなんでもしてあげたいし、振り向いてもらいたい。そう思ってる。
かっこいいな。
あなた

私も振り向いてもらいたいな…

白濱 亜嵐
俺はほぼ叶わないけどあなたチャンには
まだチャンスあるし!頑張って!
あなた

はい!

亜嵐クンに悩みを話してスッキリした。


1 . 玲於にちゃんと聞く。

2 . 大人っぽくなる。
外に出るとやっぱ肌寒い。
あなた

寒いですね。

白濱 亜嵐
カイロ使う?
あなた

まだカイロなん持つ時期じゃないですよ

白濱 亜嵐
持ってるよ。
はい。
差し出してきたのは亜嵐クンの手。
あなた

へ?

白濱 亜嵐
はい笑
あなた

いいですいいです!

白濱 亜嵐
ん ~。
でも、俺が繋ぎたいから。
繋いでもいい?
そんな顔で見ないで…/////
あなた

は、はい…

繋がれたのは私の左手と亜嵐クンの右手。


大きくて包み込むような手。
白濱 亜嵐
久しぶりに手繋いだ…
あなた

私もです。

白濱 亜嵐
玲於とはまだ繋いでないんだ!
あなた

繋ぐも何も繋ぐ顔してませんよ。
玲於は。

白濱 亜嵐
でも、玲於も玲於でやる時はやるからな
関心そうに空を見上げる。


すごい、大切にしそう。
あなた

彼女の事なら何でもしてあげてそうです笑

白濱 亜嵐
あ ~ 、わかるかも笑
めっちゃ大事にしそう!
あなた

私も思いました!

白濱 亜嵐
俺が女だったら玲於のこと好きになってたなぁ。そんなに大切にしてくれるなら安心するじゃん?
あなた

ですよね笑

白濱 亜嵐
あなたチャンも頑張ってアタックしなきゃ!
あなた

白濱 亜嵐
あなたチャン…?
亜嵐クンは私を覗き込んで立ち止まる。
涙が勝手に出てくる。


玲於にアタックなんてもう、無理かもしれないのに…
あなた

亜嵐クン…

白濱 亜嵐
ん?
あなた

玲於のこと諦めるって私が言ったらどうする?

白濱 亜嵐
それはそれで、そっか ってなるよ。
あなた

怒らない…?
さっきまで会ってまで
話聞いてもらったのに。

白濱 亜嵐
いや、俺話聞くためだけに
会ったわけじゃないから。
あなた

え?

白濱 亜嵐
あなたチャンに会いたかったから。
真剣な目で私を見る亜嵐クン。
あなた

亜嵐クン…?

白濱 亜嵐
って、ドラマであったなって。
私の手を強く握って歩き出す。
あなた

あ ~。

白濱 亜嵐
本当に…
私には、それしか聞こえなくて
あなた

なんですか?

白濱 亜嵐
何も無いよ。
ま、俺はあなたチャンの見方だから
何してもずっと相談乗ってあげるから。
あなた

ありがとうございます。

頭を下げた。
白濱 亜嵐
大丈夫。
今日送ってくよ。
あなた

大丈夫です!

白濱 亜嵐
いや、あぶないからね笑
あなた

すぐ、そこなんで!

1人にしてほしい。


今はそういう気持ち。
白濱 亜嵐
なら、わかった。
本当に気をつけて帰るんだよ!?
あなた

分かりました!

信号の点滅を待っている。


早く…


青にならないかな…
そう思った時。


目の前にマスクをした玲於が立っている。


その時に、目が合ってしまった。
あなた

玲於…?

会いたくない。


今だけは。
いつもとは違う道に走った。


まだ、青にならないで。


まだ、、


お願い…
しまった…


私、足くそ遅い…


あ ~ 、もう。
佐野玲於
おいっ!
追いつかれた。


私の右手を掴んだ。


私は後ろを向いたまま振り向けなかった。
あなた

なに。

佐野玲於
こんな遅くに何してんだよ。
あなた

別に何もしてないけど。

佐野玲於
なら、なんで駅前から出てきた。
あなた

え…?

思わず、玲於を見てしまった。
佐野玲於
亜嵐クンと居たんだろ?
なんで玲於にそんなこと言われなきゃいけないの。


私だって、好きでこんなに悩みたくないのに。
あなた

玲於には関係ない。

佐野玲於
意味わかんねぇ。
なんだよそれ。
あなた

相談だよ。
ただの相談。

佐野玲於
俺になんで言って…
あなた

玲於。
彼女いるんだよね。

佐野玲於
え…
戸惑った玲於の顔は頭に焼き付いたまま。