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第16話

俺の答えは?
みや
当日楽しみにしてるね
そう言って去っていったみや。
俺はしばらくの間そこから動くことが出来なかった。

俺はじんたんが好き。
だけど、みやもじんたんが好き。

もし、みやのチームが優勝したら…
もしかしたら、じんたんはみやの事が好きかもしれない。
そのまま2人は両想いになって…
そしたら俺は、




あの二人を笑顔で応援出来るかな?
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
クラスメイト1
藤枝くーん!体育館倉庫からペンキの替え持ってきて!
じん
あ、はーい!
俺は体育館倉庫へ駆け出した。

もう学校は体育祭の準備で熱気に包まれている。
本番並の盛り上がりだ。

体育館倉庫へ入り、赤いペンキの替えを2、3個持って教室へ戻ろうと階段を登った時だった。
じん
うわっ、危なっ…!
踏み外してグラッと体が大きく揺れる。
このままだとまずい。下へ落下し更にはペンキが全て零れてしまう。
でもどうすることも出来なくて、そのまま重力に流されるように落下…
グッと腕を引かれ、体が落下直前でピタッと止まる。
腕の先を見ると、そこにはみやがいた。
みや
あっっ…ぶねぇ〜
じん
み、みや!
みやはゆっくりと元の体勢に戻してくれた。
おかげでペンキをぶちまける事にはならなくて済んだ。
じん
ありがとう…助かった!
みや
いーえ、大丈夫?怪我してない?
じん
うん!みやは平気?
みや
俺は大丈夫、ほら教室に戻ろっ
そう言いながら俺の両手にあったペンキをひょいっと持つとそのまま歩き出す。
じん
ま、待ってみや!ペンキ持つよ?
みや
いーのいーの、俺が持ちたいだけだから!
みやって、こういう小さい所に気が利くところがカッコイイ。
それに俺を軽々支えられる程の力もあるし…
今度の体育祭でリレーなんか走ったら絶対全校の女子達が黙っていないだろう。
じん
みやはカッコよくて羨ましいな〜
みや
お?なになに?俺に惚れちゃった?なーんてね
じん
あっはは!俺も女子だったらみやの事好きになってたかも
みや
俺が笑いながらそう告げると、みやは急に黙ってしまった。
俺は不思議に思ってみやの顔色を除く。
じん
みや…?
みや
じんちゃん、ちょっとこっち来て?
じん
え?
空き教室を指してみやはこっちこっちと手招きをしてくる。
俺はみやにつられるように空き教室に入った。
じん
どうしたの?
みや
…あのさぁ、俺とテオくんって違うチームでしょ?
じん
え、あ、うん。
それがどうしたの?
みやが何故そんなことを話してくるのかわからない。
どうしたの?みや?

みやは真剣な目で俺を見つめてくる。
その深い黒色の瞳に吸い込まれそうになった。
みや
もし、俺のチームが優勝したら…
みや
じんたんに伝えたい事があるんだ
じん
…伝えたいこと?
みや
そう、だからさ…
みやは俺の耳元に口を近づけてこう呟いた。
みや
体育祭では…テオくんじゃなくて、俺の事だけ…見てて?
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
テオ
あれ?じんたんどこ?
クラスメイト1
えっと、さっきペンキ持ってきてくれたんだけど…どっか行ったみたい
テオ
そっか!ありがとう!
じんたん、どこにいるんだろう?
俺はじんたんを探すために学校を回った。
テオ
じーんたーん?
どこにもいない。
準備は夜の19:00頃まで皆が残るからいるはずなんだけど…
テオ
あ、
じんたんは、いつも弁当を食べている屋上への階段に座っていた。
テオ
じんたんっ
俺はじんたんに駆け寄った。
じんたんは俺を見るとパァっと顔を輝かせていつもの愛しい声で
「テオくんっ」と呼んでくれた。
テオ
どうしたの?こんな所で
じん
ん、いやちょっと疲れちゃっただけ〜
そう言ったじんたんの目には明らかに動揺の色が浮かんでいた。
テオ
そっかぁ、でもじんたん…
疲れたわけではないんでしょ?
じん
え?
テオ
だって明らかに動揺しとるやんw
何かあったの?
じん
え、と…
テオ
俺に…話して?
じん
……テオくん、あのね
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
みや
俺の事だけ、見てて…?
じん
え、みや?
みやは何を言っているんだろう。
テオくんを見るな…って?
それはどういう感情なの?
俺の頭の中は軽くパニック。
だって普段みやはこんな事言わないから。
それに伝えたいこと…って?
じん
どういうこと?
みや
だから、そのままの意味だよ
そのままって…いやわかんねぇよ?!
俺の頭には【うさぎ】と【?】がくるくる回っている。
みや
…ほんと、鈍感
みやが何かを呟いた瞬間、ドンッと鈍い音がして、俺の背後にはいつの間にか壁があった。

そして…みやと距離も吐息が分かるくらい近くなっていた。
じん
え、ちょ、みや!?
みや
あー、これがいわゆる壁ドンってやつかぁ
いや何でそんなに落ち着いていられんの!?
俺は力の限りみやを押し返そうとするが、みやに両手首を掴まれてしまっているからそれも出来ない。

みやは唇が触れそうなくらい近くでこう囁いた。
みや
俺さぁ、じんちゃんの事が好きなんだよねぇ
じん
は?何言って…っ
みや
もちろん、「友達」じゃないよ?
「異性」としての好き、ね?
じん
ちょ、みや!?本当に何言ってんの!?
わかんないわかんない。
なんで?みやが俺のこと好き?
しかも恋愛感情で?
急に頬に熱が集まっていく。

ありえないじゃん。そんなのおかしいって。



でも、気づいてしまった。
自分だっておかしいって事に。
みや
本当はこれを言うつもりだったんだけど…
まぁしょーがないよね?
みや
ごめんね、こんな乱暴な事して。
俺のチームが勝ったら…返事、聞かせてね?
みやは俺を解放して、そのまま行ってしまった。
俺はへなへなとそこに座り込む。
心臓がバクバク言っている。
顔が熱い。
じん
おかしいよ…こんなの…
でも、自分だって…





自分だって…


おかしいんだ。
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
テオ
みや、あいつ本気なのか。
しかもそれ条件違うやんか。まぁいいとけどね

じんたんは俺の方を向いて、困ったような笑顔を作った。
じん
あはは…俺、びっくりしちゃった。
ずっと一緒にいたみやが恋愛感情を向けてたなんてさ!
「じんたん、顔赤いよ?」

その言葉は声にならずに喉の奥で泡のようにシュワシュワと消えてしまった。


抱き締めたい。その小さな背中を。

でも、今抱きしめたら…もっと混乱してしまう。
ダメだ…ダメなんだ。
テオ
そっかぁ〜…
いやぁ、みやも本気なんだね
じん
そうみたいだね…
テオ
でもさ!じんたんはもう自分の中で分かってるんじゃないの?
返事するなら、早くしてあげな?
みやも待ってるはずだから
じん
え…?ちょ、テオくん?
じんたんのそんな顔を見ちゃったら…俺に勝ち目なんてない。

じんたんの頭を1回ポンと撫でてあげた。
テオ
んじゃ、俺そろそろ戻んなきゃ!
じん
テオくん待っ…
テオ
応援してるな。頑張れ
俺はじんたんにそう言って、
そこから逃げるように階段を降りていった。
俺の選んだ答えは…






じんたんを応援すること。
……To be continued
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
しらす
お久しぶりです(   ◜ω◝ )
小説を全然書く時間が無くて…スィスェん!
こっちの話の方が最後の方まで考えてあるので、
この小説を中心的にあげていくかもです!👍

これからもよろしくお願いします
( ˇωˇ )