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第4話

イチョウの葉っぱはひらひらり
気づいたら暗闇にいた。
ここは何処だろう。
ただただ暗い。

遠くにうっすら光っている何かがある。
テオ
あ、じんたん?
じんたんはゆっくりとこちらを振り返り、
寂しげな笑顔で
じん
バイバイ、テオくん
と言い、そのまま歩き出した。
テオ
待って、なんでよ。
俺はずっと一緒にいるよ?
ねぇ、じんたん…じんたん!!
俺は必死にじんたんを追いかける。
だけど全然追いつかない。
逆に自分がじんたんから離れていっている気がする。
待って、なんで、なんで!!!
テオ
おいてかないでよ!!!
じんたん!!
ガバッッ!!

「じんたん」と叫んだ瞬間、俺はベッドから飛び起きた。
テオ
え、あれ?
ゆ、夢か…
はああああああっ…と
深いため息をつく。
いやいやいや、夢オチとかどんだけよ。
テオ
まじで焦った…
ふと、時計に目をやると7時30分。
テオ
やべ!!!遅刻する!!
俺は急いで部屋を後にした。
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
じん
テオくん!今日家に遊びに来ない??
思い切ってテオくんを誘ってみた。
急で迷惑かな…?
テオ
え!?マジ!?行くに決まってんじゃん!
すぐにOKしてくれた。
良かった…
じん
じゃあ学校終わったらそのまま直行で良い?
テオ
オッケー!あ、もう時間だ!
また後でな!
テオくんは嬉しそうに自分のクラスに戻っていった。
それを見ていたら、なんだか僕まで楽しくなってきた。
じん
放課後、楽しみだなぁ…
〜放課後〜

下校のチャイムが鳴って、テオくんがクラスへ迎えに来てくれた。
僕達はいつもの帰り道を歩きながら、今日あった出来事を沢山話した。
テオ
あ、いつもじんたんが通ってる道ってイチョウの木があんのね!
じん
そうそう!
僕が小さい頃にはもうあったから、かなり歳とってると思う
テオ
そっかぁ…なんかすげーね!
そう言ってテオくんは笑った。
その太陽のような笑顔が眩しくて、思わず僕は目を細めてしまった。
じん
あ、あそこ僕ん家!
テオ
お!じんたんの家にもイチョウの木がある!
じん
さっきのよりはちっちゃいけどねw
僕が生まれた時に植えたんだって
前に母さんがそう言ってた
テオ
そうなんだ…てことはじんたんと同い年?
じん
んー…まぁ、そんな感じかな
このイチョウの木には沢山の思い出が詰まっている。
とても大切な木だ。
でも、その分だけの嫌な事も沢山あった。
テオ
じんたん?どした?
じん
ん、いや!何でもない!ほら!早く遊ぼ!
少しボーッとしてたみたいだ。
今は考えないでいよう。
あの時の事は…
✌🐎🐇✌🐎🐇✌
ふと、気づいたことを口にしてみた。
テオ
そういや、じんたんってさ
なんでいっつも長袖なん?
じん
え?特に理由は無いけど…
じんたんは右の方にチラッと視線をやった。
これは嘘をついている時の癖。
テオ
あ、じんたん嘘ついた
じん
うぇぇ!?ついてないよ!?
テオ
だっていっつも嘘つくと右に視線やる癖あるから
じん
そ、そうだったの?
でも別に理由はないよ…
テオ
夏、あんなに暑かったのに長袖着てるの?
じん
う、うん
テオ
だって、じんたん暑がりじゃない?
じん
そ、それは…
この際、あの時の事を一緒に言ってしまおう。
テオ
じんたん、前から気になってたんだけど、
帰り際にいっつも辛そうな顔してる。
なんで?俺のこと嫌い?俺といるの辛い?
それとも嫌なことあった?
じん
違う!テオくんが嫌なんじゃないの!
それは本当だから!
ただ…
テオ
ただ?
じん
これだけ、は言えない…
テオ
…そんなに俺信用されてない?
じん
そ、そういう訳じゃ…
テオ
じゃあ言って。
俺、じんたんがそんな苦しそうなしてる顔、見てらんないよ。
だって俺、じんたんの事が…
じん
テオ
じんたんの事が…、、、だから…
じん
え?テオくんなんて言った?
テオ
いや、何でもない。
俺に全部話してよ…お願い…じんたん。
じん
…ごめん。これは言えない、テオくんでもいえない
じんたんは震えていた。
何かに怯えているようだった。

その時、じんたんの服の袖から紫がかった肌が見えた。
一瞬、何か付いたのかと思ったがこれは違う。
多分…
テオ
じんたん、ごめん!
じん
わっ…!
俺は一気にじんたんの袖をまくる。
するとそこに現れたのは白い腕…ではなく、


痣が無数についた腕。
しかも自分で切ったかのような切り傷まである。
テオ
じんたん、これ…
じんたんは、バツが悪そうな顔をしながら
ゆっくりと口を開いた。
じん
僕、実は…
……To be continued