第9話

七話
400
2021/05/17 02:35
Jimin Side 


かれこれ1時間、




ずっと涙を流していたあなたは、




お墓の掃除や花添えなどにおわれていたので、





帰ることにした。





嫌いなやつなのに、





なんで僕が罪悪感にさいなまれなければならないのか。





そんなことを頭の片隅で思いながら日の出を墓地の入り口で眺める。





そんな事をしていたら後ろからあいつの声が聞こえた。





貴方
貴方
えっ....
貴方
貴方
なんで...



なにかを批判するような口調で言った。




 
ジミン
ジミン
別に、お前に関係なくない?
貴方
貴方
そ、そうですよね。



冷たく言い放つと、




少しうつむいて聞こえるか聞こえないかくらいの声で謝った。





違う。




そんな顔をさせたいんじゃない。






前々から謝ろうと思ってたんだ。





ああ、



また後悔するのは、




嫌なのに。

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