『 はあ… っ 』
逃げ出してしまったなあ …
だいちゃん 今頃何してるのかな …
わたしのこと 探してるのかな …
『 それにしても 綺麗 … 』
ここの 公園は 私の家の近所の 公園 。
とっても 眺めがいいんです 。
それに 夜だから イルミネーション の様に
とても 街が 輝いていて …
『 あれ、なんで泣いてんだろ … 』
自然と涙が 出てきた
そうだ
わたしは
だいちゃんに 似合う彼女になりたくて
だいちゃんの 好きな髪型にして
だいちゃんの 好きな料理 練習して
だいちゃんの 好きなこと たくさんして
わたしの 言う事も 聞いてくれた …
そうなんだ
わたし 、まだ だいちゃんの 隣にいたい !!
そう思い スマホを開き 電話をしようと した
『 うわ 、、泣 』
だいちゃん からの 電話の 通知が たくさん
なんで 気づかなかったのかな …
ごめんね 、ごめんね 、謝りながら
履歴を見つめる 。
電話をかけようと した途端
【 あなた!!!!! 】
『 だい…ちゃん… 泣 』
だいちゃん は 私の方へ走ってきて
わたしを 抱き締めてきた 。
【 ばか!!心配させんな!! 】
『 ごめんね… 泣 ごめんね… 泣』
【 びっくりしたわ !!】
『 うん… 泣』
とか 説教してるくせして
だいちゃんが わたしを
抱きしめる力が 強くなっているのが わかる
寂しかったんだろうけど 口には出さない 。
ほんとに そういうとこが
『 すき… 』
【 えっ… ?? 】
『 あのね わたしね だいちゃん が 知らない女の人と 一緒にいるとこ見てたらね お似合いだな って思ったよ ?? それとね 』
そう言おうとしたら
【 ばかばかばかばか … 】
『 えっ…?? 』
【 ばか!お、俺はな あなた以外の 女なんて見てへんわ!あなたが好きすぎて たまんないんや!!! 】
【 俺には あなたしか 駄目やねん … 】
『 ほ、んとに、? 』
【 当たり前やし … !! 】
『 …そっか … ありがとう 泣 』
【 これからも 絶対傍におってや ?? 】
『 うん…!! もちろん … !! 』
【 大好きを超えた大好きの あなた さん っ】
- E N D -
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!