駿佑side
腕の中の恋人が可愛すぎる
嫉妬するのも
拗ねるのも
お互いのことが、好きだから
さっきまでの乾いた心が
満たされていくのを感じた
さっきまでのモヤモヤは
もうどこにもなくて
じっと見つめ合って
そっと唇を重ねた
そう言って、謙杜は
ニコニコ笑いながら
綺麗な指先で唇をなぞる
謙杜の指先を追う様に
愛しい唇にそっと触れると
謙杜は、恥ずかしそうに
俺の顔を見つめた
謙杜はフワッと笑うと
静かに瞼を閉じた
ちゅッ…っ、、
可愛くて可愛くて
キスが止まらない
2人とも、少し酔っているせいか
いつもより大胆になってて
甘く、優しい口付けを
唇が腫れるほど繰り返した
でも、さすがに
いつまでも、キスしてる訳にはいかない…
求める気持ちに、なんとかブレーキをかけて
そっと身体を離した
少し残念そうな顔に
胸がきゅんとなる
頭をぽんぽんすると
少しだけ笑顔になったけど
謙杜は、黙ったまま
俺の服の裾を摘んだ
え、めっちゃ可愛いねんけど////
謙杜は少しもじもじしながら
名前を呼んで欲しいとねだる
そんな可愛い恋人に
俺はもうメロメロで
きつくきつく抱きしめて
何度も何度も、名前を呼んだ
笑いながらそう言うと
謙杜は顔を真っ赤にして慌てた
もう一度だけ、名前を呼んで
ぎゅっと抱きしめ合った
早く席に戻らなきゃと思うのに
離れるのが名残惜しくて
なかなかその場から動けなかった
何食わぬ顔で席に戻り
また、謙杜と離れた場所に座った
なんとなく、隣の丈くんが
ニヤニヤしてる気がした













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!