警察病院
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『要』
小牧「ひな」
『大丈夫?』
小牧「もう大丈夫だよ」
『良かった』
小牧「今日はひなだけ?」
『私以外は仕事で』
小牧「そっか」
小牧「ひなが来てくれたから嬉しい」
『ギュー))ほんとに心配したんだからね』
小牧「ごめんごめん」
『あの時一緒に行ってれば』
小牧「もう、あの時の事はいいから」
『あ、そうだ 要見てこれ』
小牧「結婚式場?」
『来週親友がここで結婚式するらしくて一緒に行かない?』
小牧「いいな、行こ」
『やった〜』
小牧「ひな、そこの棚の1段目開けて」
『なにこれ』
小牧「開けていいよ」
『へぇ?』
小牧「ここじゃなくてシンデレラ城の前でしたかったんだけど ここでしていい?」
『( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン』
小牧「俺と結婚してください」
『はい以外無いよ…(泣)』
小牧「泣くなって、可愛い顔が台無し」
『だって、嬉しいもん』
小牧「ほら、手出して」
左手の薬指に指輪をはめる小牧
小牧「改めてはシンデレラ城の前でする予定」
『それ、言っていいの?笑』
小牧「いいよもう笑」
『あ、要も付けてる』
小牧「ダメだった?」
『付けたかったの』
小牧「はい、付けて」
左手の薬指に指輪をはめるひな
『はめれた』
小牧「ひな、こっち来て」
『ん?』
小牧「チュッ))明日で退院なんだ」
『じゃぁ、来る!』
『一緒に家帰ろ?』
小牧「そうだな」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。