無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

一覧へ

第1話

Day1”
「ごめん、やっぱ俺お前とはもう付き合えそうにない。」
私の彼氏は、いや、私の元彼はたった今そう口にした。なんで?どーして?が頭の中をグルグルと巡る。けれども気まずそうな彼に言えるはずもなく一言「分かった。今までありがとう。」と伝え後ろを向いて歩き出した。

いくつかの角を曲がり、目に飛び込んできたのは彼とよく話していた公園だった。彼は私より年上だった。気さくで優しくて笑わせてくれた。でも、お互い忙しく会う時間が短い。会えない日が続くとお互い仕方ないと分かっていてが文句もぶつけあったりした。
私はそーいうところもあってこそ恋愛であり良い関係を築けると思っていたのに…
涙が込み上げてくる。会いたい。話したい。叶わない。
わたしは1人思い出のベンチに腰掛け彼との記憶に浸っていた。
前方から私と同じくらいの年である、お付き合いしているらしい人達が何かを喋りながら、笑い合いながら公園に入ってきた。彼らはちらりとこちらを見たがそれほど気にするようでもなかった。こんな、私は惨めだ。ぐっと胸が苦しくなる。引っ込んでいた涙がまた溢れ出した。見られるのは恥ずかしかったので公園を後にした。
家の近くで「ポロン」というメッセージがくる音がした。彼からだった。悲しみは消え、かわりに怒りが芽生えてきた。彼からの内容は見ずに「もう連絡してこないで」と送りブロックした。相手の気も考えないで。腹立たしい。
彼からLINEがきて数時間後。
案の定、私は後悔していた。あの彼が送って来てくれたのだからきっと何か意味があったはずなのに。どうして気が付かなかったのだろう。母の「どーしたのー?ご飯だよー」と私に叫ぶ階下からの声も無視してその日は悲しみに明け暮れていた。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

続きはまだありません

この作者の他の作品も読んでみよう!

腐自解
腐自解
旧腐自解の垢消えた、新しいの作った。 気ままに投稿、全て自己満。 尊敬♛︎→鰻 昴生。
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る