淳太「」あなた『』
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私 に は 5 つ 上 の 旦 那 さ ん が 居 る 。
と っ て も 優 し く て 可 愛 い 所 も
あ る 。
私 た ち に は 2 人 の 子 供 も 居 る 。
今 、小 学 2 年 生 に な る 照 史 と
産 ま れ て 8 ヶ 月 の 智 洋 。
旦 那 さ ん の 淳 太 く ん は こ の 頃
仕 事 が 大 変 そ う 。家 に 帰 っ て も
会 社 か ら 電 話 が か か っ て き た り
ど う や ら 、大 き な 企 画 の
プ ロ ジ ェ ク ト リ ー ダ ー を
任 さ れ て い る よ う だ
「 智洋〜、」
『 照史〜、学校のプリント出してよ〜? 』
照「 はぁーい、あ、ママ来週ね授業参観! 」
『 そうだねぇ、ママ楽しみにしてる〜っ! 』
照「 パパは来れるん? 」
照 史 の 質 問 に 一 瞬 沈 黙 が あ った 。
「 ごめんなぁ、照史。パパ行かれへんねん 」
『 パパお仕事忙しいからね、ママが見に行くね 』
照「 そっかぁ… 待ってるね!ママ!! 」
と 言 っ て 、時 間 割 を や り に
自 分 の 部 屋 へ 行 っ た 。
「 なぁ、」
部 屋 の ド ア が 締 ま る の と 同 時 に
淳 太 く ん が 口 を 開 い た 。
「 照史にも我慢させてんのかな 」
言 葉 に 詰 ま っ て し ま っ た 。
『 照史ね、楽しみにしててん。』
「 うん、そうやんな 」
『 でも、淳太くん今忙しい時期やし、
その日も大事な用事でしょ? 』
「 そうやけど… 」
『 大丈夫、照史善え子やし、私がちゃんと
話しとくから 』
「 うん 、」
こ の 日 の 淳 太 く ん は 元 気 が
な か っ た 。
智「 ウァーーーーーーーーーーン 」
『 とも〜、よしよし〜ッ 』
照「 とも〜、兄ちゃんだぞ〜ッ 」
智「 ウッウウ… 」
『 さすがお兄ちゃん、とも泣き止んだ! 』
「 照史、おいで〜 」
照「 ん〜? 」
照 史 を 膝 の 上 に 乗 せ た 。
「 パパな、ほんまは滅茶行きたいねん。
そやけど、お仕事忙しくて行かれへん 」
照「 僕ね、大丈夫だよ!!パパは僕達のために
お仕事するんやもんね!先生が言ってた!!」
『 照史、もう10時やから、寝なさい 』
照「 はぁーい、パパ、ママ、おやすみ! 」
「 ごめんなぁ、」
『 なんで淳太くんが謝るん 』
「 負担かけてばっかりやもん 」
『 そんなん家族やねんから、』
「 ありがとう、」
軽くキスをした。
_______ 1週間後
照「 いってきまーす!! 」
『 忘れ物は!?大丈夫? 』
照「 大丈夫!! 」
「 俺も行ってくるわ 」
『 はい、お弁当。いってらっしゃい 』
照 史 っ て 、何 組 や っ た っ け …
3 組 か 、 国 語 や っ て る 。
先生「 じゃあ、わかる人? 」
照「 はいッ!! 」
ち ゃ ん と し て る や ん 。
照 史 は ほ ん ま に 善 え 子 や と 思 う 。
家 の 手 伝 い を よ う し て く れ る し
物 分 り も い い 。
で も 、我 慢 さ せ て な い か 心 配
な る の は 淳 太 く ん だ け じ ゃ な い 。
そ ん な 事 を ぼ ー っ と し な が ら
考 え て る と 、
ピロン 、と ス マ ホ が な っ た 。
「 今から行ける!照史は何組? 」
淳 太 く ん が 来 れ る … !
『 3組だよ!待ってるね👍 』
す ぐ に 返 し た 、
そ れ か ら 1 5 分 後 、
「 あなた…ッ 」
『 淳太くんッ! 』
「 照史どこッ 、? 」
『 前から3番目の… 』
ふ と 淳 太 く ん の 方 を 見 る と 、
口 元 が 緩 ん で た 。
そ れ を 見 て 可 愛 い 、と 思 っ た 事 は
言 う ま で も な い 。
「 照史ってほんましっかりしとるよなぁ 」
『 淳太くんに似たんやね 』
「 なんやそれ、」
照「 こんなとこまで来て、
イチャイチャしないでよ、(笑) 」
家 に 帰 っ て 、
声 大 き か っ た 事 を 知 ら さ れ て
恥 ず か し い 思 い を し た 2 人 で し た。
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🔞無しでした、ごめんなさい😭🙏😞
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!