今日の朝はなかなか起きれず苦戦した。あくびをしながら学校に向かっていると,急に肩が重くなった。
よねやんの次に秀次が来た。息が少し上がっている辺り走ってきたのだろう。朝から元気いいな。
能天気なセリフに呆れながら学校に向かう。チラリと秀次を見ると薄らと隈ができてる。
ん?今の間は?
秀次とは4年ぐらいの付き合いになるけど,体質的に寝れないらしい。たまに無理やり寝かせることもあるぐらいだけど,本人は(寝れない事を)あまり気にしてないみたい。
気が向いたらって,数年後とかじゃないの?よねやんも同じ事を思ったのか,秀次の肩を掴んで
渋々といった感じで返事をする秀次だけど,よねやんはかなり嬉しいのか私と秀次の首に腕を回して
朝からパワフルすぎて眠気が吹っ飛んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。