2日目も泊まる?と聞かれたけど家も近いからと1度帰ることにした。
親は基本的に家を留守にすることが多い。
どうせ、私なんて愛されていないから。
家までは倫太郎が迎えに来てくれることになっている。
どこに行くかは秘密らしい。
髪の毛はこれでよし。メイクもして…。
いつもつけない香水もつけようかな。
ピンポーン
ガチャ
とまた手が差し出される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこは有名な夜景スポットだった。
あまりにも綺麗で言葉も出なかった。
そのとき
後ろから抱きしめられた
そう言うと倫太郎は私に近づいてきて…
2人の唇が重なった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして帰り際、
私は何かを忘れているのだろうか。
これにて角名倫太郎編は終わりますが次回は番外編をお届けします。
本編とは全く関係ないですが、ぜひお読みくださいませ。
お気に入り、応援、コメントいつでもお待ちしております。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!