次の日私はまた昨日のカフェに寄った。
今日はお客さんがかなりいる。
カランカラン…
『いらっしゃいませ。』
『今日も来てくれたんだね。ありがとう。』
やっぱり店員さんの笑顔は素敵だ。
真顔だとちょっと怖い感じがするけど、笑うととても可愛い…
でも、どこか儚い感じがする。
『注文決まった?』
「はい、カフェモカで」
『かしこまりました。カフェモカ好きなんだね笑』
「いえ、コーヒーが苦手なんですが、店員さんの作る、カフェモカは飲めるんです。笑」
『そっか。そう言ってもらえると照れるな///』
店員さんの照れてる顔もかわいい…
今日は混んでたから話せなかったな。
お会計をする時店員さんはレシートの裏に何か書いてた。
お会計を済ませて、裏を見るとメアドが書かれていた。
これって、ちょっとは期待してもいいの?
カフェの外で登録を済ませる。
菊池風磨…
あの店員さんの名前…
「菊池さんか…(ボソ)」
菊池さんの仕事が終わる頃にメールでもしてみよう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。