第7話

7.
149
2021/05/27 14:32
satomi.




バタッ
satomi
あなた!?
座り込んで静かに目を閉じたあなたを見て、
俺はすぐさま人がいない場所へあなたを運んだ。
とは言っても女子をだっこするとか全然慣れないし、
めっちゃ軽い…食ってんのかこいつ。
とりあえずあなたを誰もいない公園のベンチへ座らせた。
今はすやすやと寝息を立てて寝ている。











数分後.
あなた

…さとみくん?

satomi
あぁ、あなた起きたか
あなた

ごめんね、せっかくのお祭りなのに…

satomi
うんん、大丈夫。
あなた

ありがと

satomi
俺は…//
あなた

…?

satomi
あなたといれるだけで充分だし
あなた

そ、そっか!ありがとう、ね//

えなに言ってんの俺。
これ完全に引かれたやつだよな
ほんのり赤くなっているあなたの頬。
かわいい、
satomi
あ、そろそろ花火が打ち上がるらしいけど…立てる?
あなた

ごめん、足があまり動かなくなっちゃって…

satomi
じゃあ、
satomi
俺の腕使って立てれる…?
俺はあなたの前に腕を突き出す。
あなた

えっと…ありがと//

そういうとあなたは俺の腕を掴んで一緒に歩き始める。
きょ、距離が近い!!あなたの匂いが香る。


ちょうど花火が見えやすい場所へ着いた時だった。



ヒューードン🎆



色とりどりの花火が打ち上がった。
あなた

綺麗、だね。

satomi
だな。
あなたの方が綺麗だよ。

そんなこと言えるはずがない。



色とりどりの花火や、微かに伝わるあなたの体温。
あなたの目に映る綺麗な景色。
satomi
ズキッ
やっぱり胸が痛いよ。苦しいよ。
どうして君を見たらこうなるの?




俺は




気づいてしまった。


























恋をしてるんだ。











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