第39話

風邪…ひきました①
1,200
2021/06/29 22:14
あの飲み会から1ヶ月ほどすぎた頃、来月にまで迫ってきている『24時間企画』。その企画の打合せで今日会社にみんな集まっている。
さとみ
あなたおはよー。ってなんか今日顔赤くね?
あなた

ん?気のせいだよ

ジェル
あなたちゃん、おはよーさん
あれ?なんか顔赤ない?
さとみ
ジェルもそう思うよな
あなた

チーク塗りすぎちゃったのかも

ジェル
え、顔面に塗ってんの?
あなた

もう、ほら!2人とも早く行って!なーくんが待ってるよ!

私はそう言って2人の背中を押して会議室に向かわせた。
そう、2人が言うように私は今日顔が赤いかもしれない。
それは…風邪をひいてしまった…
朝から頭痛いしフラフラするし…ほんと最悪。
実は熱もある…かもしれない。
ニキビが出来てそれを見られたくないからって言ってマスクをたまにしてたから急にマスクをしても怪しまれてはいないハズ。
ななもり
よし、みんな揃ったね?じゃあ早速24時間企画の方進めてくね!
今回の24時間生放送にて冬にLIVEを行う事を発表したいと思う。
でもまぁ、その発表は24時間生放送の最後にするとして、それまでのパートなんだけど…
やばい…熱上がってきたかも。
なーくんの話ちゃんと聞かないといけないのに…
ななもり
内容はそんな感じで行こうと思ってる!
スケジュールなんだけど、あなたちゃんみんなに説明お願いしていいかな?
あなた

当日のスケジュール…なんだけど…

あ、やばい…倒れる。
ただでさえフラフラするのにいきなり立ったことにより私の体は床に向かって倒れることしか出来なかった…
すとぷり
あなたちゃん?!
莉犬
なーくん!あなたちゃんすごい熱だよ!
ころん
呼吸も荒い!早く救急車!!
るぅと
あなたちゃん、しっかりしてくださいね!
あなた

ごめん…なさい…

私はそう言って意識を飛ばした。
Side 紫

今日会社にあなたちゃんが来た時から様子は変だった事に気づいてたのに、なんでそのままにしてたんだろか…
あなたちゃんが倒れたあと、さとみくんが救急車を呼んで病院に運ばれた。
病院に着いた頃には熱が40度近くあって、疲労による体調不良だということがわかった。
今振り返ればあなたちゃんはいつ休んでたのだろうか?
事務所に来ない日は大学で勉学を学んでるのにいつ休んでたのか
夜も遅くまで部屋の電気が着いていたような気もするし、俺は一体何してたんだろ。はぁ…今度の24時間生放送イベントのこととかLIVEの事とかで頭が正直いっぱいだった。
さとみ
なーくん、医師が呼んでる
ななもり
あ、うん。行くよ
ジェル
全員で行ってもあれやし俺と信号機組は一旦帰ろか
莉犬
俺残るよ!
ころん
僕も!
るぅと
僕も残ります
ジェル
はい、信号機組帰るでー
ここは、なーくんとさとちゃんに任せとこ。
信号機組
…はーい
ななもり
ジェルくん、ありがとう。
さとちゃん行こっか
俺とさとみくんで医師の元に行き、話を聞いた。
とりあえず熱がある程度下がるまでは入院。
2、3日もすれば熱も下がるだろうしすぐ退院できるとのことだった。
さとみ
なーくんあんま自分のせいとか思わんこと
今回のはみんなあなたの体調不良には気づいてたのに何も措置を取らなかったんだ。だから、なーくん1人が責任を負う必要ない
ななもり
さとちゃん…
さとみ
まぁ、本人にもなにかしら問題があるかもしれねーし?
とりあえず、あなたが起きてから話しよ?
ってことで俺なんか買ってくるわ。何が欲しい?
ななもり
…うん!そうだね!お兄ちゃんの俺たちがしっかりしないでどうするんだってね!
さとちゃん、ご飯とか適当に買ってきてくれると嬉しいな!
さとみ
おっけー!
じゃー適当に買ってくるわw
さとみくんはそう言って病室から出ていった。
とにかくあなたちゃんの今後については本人が起きてから話を進めるとしよう。だからあなたちゃん早く起きて…
Side End 紫

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