あれからまた、1度家に戻って今度は莉犬わんわんのご飯を作った。
莉犬わんわんが一番大変……
とりあえずわんわんに、連絡をした
和食かぁー、今までの2人は洋食だったから系統が変わってくるな…
どんなのにするか悩みつつご飯を作り終え、わんわんの家に向かった。交差手を亘っている時…
突然危ないと叫ばれ何事かと思えば横断歩道で転けてしまって動けない子の所に車がブレーキを踏む素振りもなく突っ込もうとしていた。
私は何も考えずにその子のところに向かって走った。
せっかく幸せだったのに…
あぁ、やっぱり神様は意地悪だ…
私は子供を庇うように抱きしめ車に跳ねられた
Side 紫
ころちゃんとさとちゃんのところに行ってそれ以来来ていないとなると本当に疲れて寝てしまっているのかもしれない。
俺はとりあえずあなたちゃんに電話してみたが、出なかった。
俺は嫌な気がするけど、今は企画中でもあるため俺自身が動くことが出来ない。そう思っていると、社員の子から電話が来た
今、交通事故って言った?
どうして彼女ばかりそういう目にあうんだろか?
どうしていつも彼女を救えないのだろうか?
俺は…俺は…。
とりあえず莉犬くんとジェルくん、るぅとくんには、あなたちゃんは寝ちゃって家に行けない事を伝えた。
俺はメンバーに伝えるかどうか迷ったけど、企画が終わり次第伝えることにした。
ただ、企画が終わり次第直ぐにメンバー全員で病院に行けるように、全員枠は俺の家で放送しようと提案をした。
メンバーからは『了解!』と返事が来たことを確認して俺は自分の枠の放送を始めた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!