第73話

episode72
873
2022/03/19 15:34




ふと目が覚めたとき、

カーテンの隙間から見えた空は、まだ暗かった。


何時やろ、

流星、どこ、?


わたしは身体を起こし、

部屋を出て、階段を降りた。


流星「あれ、起きたん?おはよう。」
あなた「おはよう、はやいね、」


時計は、朝の5時を示していた。

そっか、まいジャニ朝早いもんね、こんなもんか。


流星「あなたどうする?一緒にいく?後からくる?」
あなた「一緒に行く」
流星「もう準備せな間に合わんけど大丈夫?」
あなた「うん、お手洗いとか洗面所とか借りるね」
流星「タオルとか出しとくわ。ドライヤーとかアイロンも使っていいからね。」
あなた「うん、ありがと」



身支度を手短に済ませて、

わたしはソファーに座った。




流星「はやっ笑 まあ俺も終わってんけど、ちょっとゆっくりしよか。」
あなた「うん、」
流星「お腹すいてない?」


あなた「大丈夫、…お水、もらうね」


流星「うんっ」



冷蔵庫から水を取り出し、

コップに注ぎ、一口飲んだ。



おいしい、





こんな朝早く起きるのいつぶりかな。


最近ずっと、

だらだら寝てばっかりやった。



流星「ちょっと血色感だけでも出しとこか」



流星はわたしの隣に座ってそう言った。

メイクってこと?



流星「こっちむいて?」


あなた「うん、」


なんか久しぶりの感覚。

松竹でやるときは、いつもこうやったな。




あなた「やっぱ流星にやってもらうんが1番いい」
流星「え?笑」
あなた「なんか安心する、」
流星「なにそれ笑 …よしっ、かわいい!」
あなた「ありがと笑 顔色やばかった、?」
流星「ちょっとな、笑 大丈夫?元気?」
あなた「いつもよりぜんぜん元気」



メイクなんて、

ドリボぶりかも。



…みんな、元気かな、


もうちょっとで、ジャニアイか。




流星「リップ俺のやけどつけていい?」
あなた「もちろん」
流星「よかった。…はいっ、できた!」


流星はそう言って、

わたしに鏡を差し出した。



くるんと上がったまつ毛、

ほんのりピンクの頬に、

つやつやの唇。



なんか、ちゃんとしてる、


最近ほんまになにもしてなかった。




あなた「ありがと。これでみんなにあっても恥ずかしくないわ笑」
流星「どんなあなたもかわいいけどな。ん、そろそろ行こか。」
あなた「っ、// うんっ、」


まいジャニ久しぶり、

出るわけやないけど、


ほんま、一年半ぶり、とかかな。




あなた「今日誰でるん?」
流星「今日はみんなやで笑」
あなた「あ、そっか、もう年末の収録やもんね、」
流星「そうそう。Aぇはトーク出ないけど、SHOWTIME出るから」
あなた「すごい、勢揃いなんや笑」



松竹いったんも、もう3ヶ月前やもんな、

Aぇに関してはドームぶりか、


楽しみやけど、

なんか、ちょっと緊張するな。






プリ小説オーディオドラマ