第30話

オサナナジミ
304
2021/02/27 14:26



轟side


















轟「っはよ、珍しく早いな」






いつもの用にあなたを起こしに来た、






でも、珍しくあなたは起きてた










ほんっと珍しいな中二の冬以来じゃないか?








あなた『珍しくとはなんだ、珍しくとは』











クルっと振り返り、頬を膨らませるんあなた









轟「事実だろ、」



あなた『まぁ、そうですけど、、、』








あなたも珍しく早いし、早めに行くか







近くにあったあなたの鞄を手に取り、未だ鏡と向き合っているあなたに歩み寄る













轟「行くか」




あなた『、、、うん、行こっか』






再び振り返り、へらりと笑うあなた





















ふと、思ったあなたの顔に違和感がある





















そんな違和感の正体もすぐにわかった




















─────────────涙の跡




































あなたのことなのに、自分のことの用に不安になった








































気づいた時には俺はあなたの頬に手を添え、


「、、、なんかあったら、俺んとこで泣けばいい」




なんてキザなセリフを言っていた

















これも、"オサナナジミ"だからだろう








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