あなたside
今から、対人訓練ですよ
1人1対2の私は
まぁ
私は不安しかないわけですよ
んまぁ、頑張りますか!
(彼女は切り替えがめちゃんこはやいです)
オールマイト「続いて最初の対戦相手はこいつらだ!!」
オールマイト「Aコンビが【ヒーロー】Bコンビが【ヴィラン】だ!!」
わぁお
緑谷くんと爆豪くんだよ、、、
あんまし仲良さげじゃないよね、、、
アタイ心配!!←キモイとか言うなよ
オールマイト「ヴィランチームは先入ってセッティングを!
5分後にヒーローチームが潜入でスタートする」
なるほどなるほど
オールマイト「他の皆はモニターで観察するぞ!」
あなた『大丈夫かな?緑谷くんたち、、、』
なんだか不安になってショートに訪ねてみた
轟「あぁ、どうだろう」
いや、どうだろうって
ツッコミを入れようと思ったがやめておいた
轟「でも、、、」
なにか、つけたすように言い出すショートにもう一度視線を向けて言葉を待つ
轟「おまえなら、あなたならどんな結果でも、なんか、上手いことはげましてやれんじゃねーの」
そう言って、いかにも大丈夫と言わんばかりの優しい笑顔むけるショート
あぁ、私の大好きな顔だ
なんか、安心する
その言葉と笑顔が嬉しくて自然と私も頬がゆるむ
【屋内対人戦闘訓練開始】
この合図に急いでモニターに駆け寄る
すごかった、、、
緑谷くんの読みも、
爆豪くんのセンスも、
こんなの見たらあなたさん熱くなっちゃうよぉ〜←えっ、、、笑
でも、、、なんか、、、、、、
変な雰囲気で
緑谷くんは倒れちゃって、、、、、、
お茶子ちゃんは具合い悪そうで、、、
飯田くんは空いた口がそのまんまで、、、
なにより、
爆豪くんが
すごく、すごく
"フクザツ"な表情で、、、
それは講評の時間も変わることはなくて
なんだか私まで不安になっちゃって
ぐるぐる考えてると
ふと、ショートの言葉を思い出した
〖おまえなら、あなたならどんな結果でも、なんか、上手いことはげましてやれんじゃねーの〗
そうだよね
私なら大丈夫
でもね、ショート、
私はそんなに器用じゃないから
"上手いこと"は出来ないかも、、、
きっと
私がなんか行っても
火に油を注ぐだけだろう、、、
この訓練あと、あなたちゃんが
誰よりも早く着替えて、
誰もいない教室の
爆豪くんの机に
あめだまを置いとくってのは
彼女なりの優しさ
このことに爆豪くんが気づくのは
まだ先のお話
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!