第39話

本領発揮？

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2018/12/08 20:35

私が出ようとしたとき、大型の男が道を塞いできた

黒月ろん

ねぇ、邪魔なんですけど…

大型の男1

俺らは、アカリちゃんのファンなんだ

大型の男2

だから、アカリちゃんの言うことしか聞かねぇんだ

黒月ろん

なるほどね
じゃあ、警察に突き出すわ
ぶりっ子と一緒に…
店員さん、警察呼んどいてもらえます？

店員

は、はい！

店員さんに警察を呼ぶようお願いすると、アカリが…

白雪アカリ

ねぇ、その女始末してぇ❤

男2人

はい！

とか言うから、男2人がかかってきた

黒月ろん

そっちから、来たから正当防衛だよね？

そう言うと、私は空手の構えをした

実は元々、私の家は空手道場の家だったため、小さい頃から親父に鍛えられていた

だから、平凡な生活を望んでいたのだ

大型の男1

お！やる気か？！

白雪アカリ

女一人で自分よりデカイやつ相手できるわけないでしょぉ❤

大型の男2

おらぁ！！（殴りかかる）

黒月ろん

はっ！（受け止める）
ていやー！（顔面に蹴りを入れる）

大型の男2

ガハッ…！

大型の男1

このやろっ…！
おらぁ！（蹴ろうとする）

黒月ろん

タンッ（軽く跳ぶ）
はあっ…！（鳩尾を殴る）

大型の男1

ぐっ…！

白雪アカリ

う、嘘でしょ…

黒月ろん

んで、まだやる？

男2人

く、くそぉ…！（逃げようとする）

黒月ろん

あ、待て…！

男2人が逃げようとすると、警察がもう店まわりを囲んでいた

※喧嘩？は、カフェの奥に行った庭みたいな（テラス席がおいてある）ところでやりました

警察

お前らを傷害罪で逮捕する！
そこのピンクの服を着た女性も指示を出した側として、逮捕する！

白雪アカリ

は、はあっ？
私はぁ、やられた側ですぅ…！❤

黒月ろん

店員さん！

店員

違います！そちらの女性が指示出してました！

警察

ということだ！はやくしろ！

白雪アカリ

い、いやぁ…！！！

警察

すみません。
あなたは、正当防衛として大丈夫です。
また、後日事情聴取だけお願いします。

黒月ろん

はい、じゃあこれ名刺です

警察

あ、声優さんなんですね！
空手見事でした！
頑張ってください！

黒月ろん

ありがとうございます！
ご苦労様です！

こんな感じで、3人は警察行きとなった

このとき、お客さんは5人くらいしかいなかったので被害者は出なかった

黒月ろん

すみません。
迷惑かけてしまって…
これ、ここにいたお客さんに使ってください。
1人ドリンク一杯くらいになってしまいますが…

店員

あ、いえ！
大丈夫です！
空手お見事でしたよ！

女性客

そうそう！
すごくかっこよかったわ〜！
だから、ドリンクご馳走してもらわなくて大丈夫よ！

男性客

おう！見事だったぞ〜！

黒月ろん

あ、ありがとうございます！
でも、これはほんの気持ちです！
お店のためでもあるので、受け取っていただけますか？

女性客

お店のため？

黒月ろん

はい！実は私、声優なんです。
だから、ぜひ宣伝させていただきたいのです。
そして、皆さんにもテレビを見てほしいんです！
なので、ドリンク一杯いかがですか？

男性客

なるほど！
じゃ、ありがたくいただくよ！

女性客

そうね！
私達もいただくわ！

こんな感じで、平和に終わった

お客さんもみんないい人で良かった

さてと、家に帰らなくては…

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第40話事件後

†クロ†声優志望

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。