翌日…
今日は、二人と同棲する家へ引っ越しする日だ
今日は、たまたまオフの日だったから持って行くものを確認しているのだ
ピンポーン
玄関のチャイムの音だ
そういえば、二人が迎えにくることを忘れていた
はーいと返事をしながら玄関へ向かう
ドアを開けると二人が持っていく荷物であろう、キャリーバックを持って待っていた
優しい声で言われるが、先輩を待たせるわけにはいかないと、急いで荷物を持ち玄関へ向かう
そう言いながら、靴を履く
などと、新しい家の話をしながら新しい家へ向かう
数分後……
新しい家であろう2階建ての建物は、3人を圧倒した
ここで間違いないのか不安になるほどの建物だった…
中に入ると、そこには広い玄関があり、横には鏡と靴用のクローゼットがあった
広い玄関、リビング、お風呂など…この家には驚かされてばかりだ
良平さんの指示で、各自の部屋を決め、荷物を片付け始める
良平さんは、小部屋と言っていたが、1人部屋にしては広い…!!
私は、元々狭いアパートに住んでいたから、持ってきた荷物が少ないから部屋が余計に広く感じる…
荷物を整理し終えると信彦さんから、「少しゆっくりしよ」と声がかかったので、1階へ降りる
リビングへ行くと、2人がお茶やお菓子を用意していてくれた
2人のどっちかが持ってきたであろう、コップに冷たいお茶が注がれていた
私は、お礼を言いながら席につく
仕事の話やこれからのことで話が盛り上がる
先輩2人とは、仕事以外ではあまり話したことがないから新鮮に感じる
きむのぶとして2人の仲の良さは有名だから、知ってはいたが改めて2人を前にするとすごくよく分かる
2人が淹れてくれたお茶やお菓子が美味しい
これからの生活に不安があったが、2人を見て不安が一気に吹っ飛んだ気がした
これからの生活が楽しみだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。