第2話

同棲開始
1,870
2018/05/22 13:34
翌日…

今日は、二人と同棲する家へ引っ越しする日だ
黒月ろん
えーと、これとこれは入れたし…
これは……
今日は、たまたまオフの日だったから持って行くものを確認しているのだ

ピンポーン

玄関のチャイムの音だ

そういえば、二人が迎えにくることを忘れていた

はーいと返事をしながら玄関へ向かう
木村良平
こんにちは
岡本信彦
こんにちは!
用意できてる?
ドアを開けると二人が持っていく荷物であろう、キャリーバックを持って待っていた
黒月ろん
すみません
今荷物持ってきますね!
木村良平
急がなくていいよ〜
俺らが少し早めに来ただけだから
優しい声で言われるが、先輩を待たせるわけにはいかないと、急いで荷物を持ち玄関へ向かう
黒月ろん
すみません!
お待たせしました
そう言いながら、靴を履く
岡本信彦
新しい家、どんなところですかね!
木村良平
マンションだったりして…
黒月ろん
え!3人でマンションはキツくないですか?!
木村良平
冗談だよww
などと、新しい家の話をしながら新しい家へ向かう

数分後……

新しい家であろう2階建ての建物は、3人を圧倒した
岡本信彦
え…ここ、だよね?
木村良平
なんか思ってたより凄いな
黒月ろん
3人で住むには大きいような……
ここで間違いないのか不安になるほどの建物だった…

中に入ると、そこには広い玄関があり、横には鏡と靴用のクローゼットがあった
岡本信彦
凄い豪邸!
木村良平
これから、ここに住めるなんて夢みたいだな
黒月ろん
信じられないです…!
広い玄関、リビング、お風呂など…この家には驚かされてばかりだ
木村良平
とりあえず、小部屋もいくつかあったから部屋決めて、荷物片付けるか
黒月ろん
そうですね!
良平さんの指示で、各自の部屋を決め、荷物を片付け始める
黒月ろん
これは、こっちで…
これはここに置くでしょ……
良平さんは、小部屋と言っていたが、1人部屋にしては広い…!!

私は、元々狭いアパートに住んでいたから、持ってきた荷物が少ないから部屋が余計に広く感じる…

荷物を整理し終えると信彦さんから、「少しゆっくりしよ」と声がかかったので、1階へ降りる
リビングへ行くと、2人がお茶やお菓子を用意していてくれた
木村良平
お、きた
岡本信彦
お疲れ!
少し座ってゆっくりしよ!
2人のどっちかが持ってきたであろう、コップに冷たいお茶が注がれていた
黒月ろん
すみません
ありがとうございます
私は、お礼を言いながら席につく
黒月ろん
お2人は、終わったんですか?
木村良平
俺は終わったよ
岡本信彦
僕は、あともう少し!
ろんちゃんは?
黒月ろん
私は、終わりました
岡本信彦
あと、俺だけ?!
仕事の話やこれからのことで話が盛り上がる

先輩2人とは、仕事以外ではあまり話したことがないから新鮮に感じる

きむのぶとして2人の仲の良さは有名だから、知ってはいたが改めて2人を前にするとすごくよく分かる

2人が淹れてくれたお茶やお菓子が美味しい

これからの生活に不安があったが、2人を見て不安が一気に吹っ飛んだ気がした

これからの生活が楽しみだ

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