監督たちにご飯をご馳走してもらった後に私たちは解散した明日の朝練や通常練習はなくなった
みんなと別れて飛雄くんといつもの道を歩いていていたでもいつもは何かしら喋って帰ってるのになんにも話さない
さっきの泣いたせいなのか飛雄くんの目は赤く腫れていた
夕日に照らされた建物を見ながら淡々と歩いていた
影山飛雄「なぁあなた」
あなた「なぁに?」
影山飛雄「今日はありがとな」
あなた「うん飛雄くんもお疲れ様」
影山飛雄「俺交代させられた時自分が焦ってること全然わからなかったお前の用意してくれたやつが俺に余裕を作ってくれたほんとにありがとう今回は青葉城西にも及川さんにも負けたけど次こそは勝ってみせる!」
あなた「うん!私もサポートするね」
影山飛雄「おう」
あなた「私ね今回負けてよかったとは思わなかったけど青葉城西と試合出来て良かったと思うよ」
影山飛雄「?」
あなた「だってね今回青葉城西と試合ができたから気づいたものや烏野が強くなる方法を探していけるから私も記録とかだけじゃなくて烏野の勝利のために尽くすから期待しててね」
影山飛雄「あぁ」
あなた「じゃあまた明日ね」
影山飛雄「またな」
飛雄くんと別れて家に着いた
自分でも分かるくらい酷い顔になっていることがわかった
お母さん「おかえり」
あなた「ただいま」
お母さん「どうかした?」
あなた「ちょっと疲れたから部屋で休んでくる」
そう伝えて部屋へ行きベットに寝転んで泣いた
自分は選手でもない練習の時しかみんなのサポートが出来ない試合の時は清水先輩がベンチでみんなを支える
「もっとなにかできたんじゃないか」
「声をかけれたんじゃないか」
「私はなんのためにマネージャーになったの」
などの後悔が一気に溢れてきた
30分以上この状態が続いた
やっと落ち着いたので私は頭を回転して考えた
「私が今できること」
「私がみんなにできること」
「今最善の選択」
あなた「!!!( ゚д゚)ハッ!!!!」
と思いつき勢いよく階段を降りた
あなた「お母さん!」
お母さん「ビクッどうしたの?そんなに慌てて」
あなた「明日のインハイ予選の決勝見に行くんでしょ?」
お母さん「そのつもりよ息子の決勝だもの」
あなた「お願いがあるの!」
お母さん「言ってみなさい」
あなた「決勝のビデオを撮ってきて欲しいの」
お母さん「理由は?」
あなた「今日3回戦で烏野は青葉城西に負けた私もみんなもすっごく悔しかったしもっとなにかできたんじゃないかって後悔もしたでも今私がすることは負けた試合を振り返ることや後悔をするのでもない次烏野が勝てるように私が今すべきことは私の持ってる観察眼で青葉城西と白鳥沢を研究することだと思うから」
お母さん「............」
あなた「お願いお母さん」
お母さん「いいわよ」
あなた「ほんとに?!」
お母さん「えぇでもね例えあなたのチームが若利くんのチームに負けたとしてもちゃんと祝ってあげなさいよ」
あなた「うん!ありがとうお母さん」
お母さん「もう遅い時間よお風呂に入って寝なさい」
あなた「はーい」
私は布団に入り眠った
一晩寝ても負けた時のことが目に焼き付いていた授業も全然集中できなかった
一日中ぼーっとしていたらいつの間にか放課後になってた今日は部活休みだけど体育館に行きたいと思ってしまった
体育館に着くと飛雄くんと日向が奇声を発しながらボールを打ったり走ったりしていた
それを外から見ていたら
?「あなたちゃん?」
あなた「清水先輩」
清水潔子「どうしたの?」
あなた「ちょっと気になって」
清水潔子「大丈夫だよ3年全員残るから」
あなた「ほんとですか!?(´இωஇ`)」
清水潔子「大丈夫?!」
あなた「嬉しくてまたみんなで練習できるから」
清水潔子「体育館行こっか」
あなた「はい!」
私は清水先輩と一緒に体育館に入った
清水潔子「あんまり奇声発しないでね部室まで聞こえてきたよ」
と日向と飛雄くんに言ったあと
田中龍之介「きよこさーん!」
西谷夕「きよこさーん」
と反対のドアから2年生が現れた後蛍くんと山口くんも体育館に入ってきた
西谷夕「後は3年生ですね」
縁下力「でも今日は元々部活ないし」
田中龍之介「おいおいおい3年生が引退するわけないだろ」
日向翔陽「えっ?どういうことですか?3年生は残りますよね春高に行くって言ったの変わらないですよね」
その時外から3年生が走ってきた
清水潔子「うん変わらない」
菅原孝支「行くぞ春高」
烏野「よっしゃぁ」
それから練習が始まって烏養監督も体育館に来た
澤村大地「改めてご指導よろしくお願いします」
烏野「お願いします!」
烏養繋心「俺たちは青城に負けたそれで今日の決勝だが勝ったのは白鳥沢だ」
影山飛雄「青城が負けた」
あなた「...........っ」
烏養繋心「強くなるしかねぇ次はもうわかってると思うが春高だ3年にとっては文字通り最後の戦いになるじゃあここは1発主将に気合い入れてもらうか」
澤村大地「昔烏野が1度だけ行った全国大会
東京オレンジコートもう一度あそこへ行く」
みんな「よっしゃぁ」
その後も練習が続いた
練習が終わり家に帰ってからお母さんにDVDを貰って部屋へ持っていった
ヘッドホンをして暗い部屋で見ていたら急に部屋の明かりが着いたびっくりして後ろを振り返ると
あなた「?!若利くん!」
牛島若利「こんな暗い部屋で何を見ていたんだ?」
あなた「今日の決勝のDVDだよ」
牛島若利「そうか」
あなた「優勝おめでとう」
牛島若利「ありがとう」
あなた「次こそは青城倒して白鳥沢に挑戦しに行くから待っててね」
牛島若利「フッどんな奴が相手だろうと負ける気は無い」
あなた「若利くんらしいや」
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今回は前より短いです
では次回もお楽しみに
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。