第42話

大寿と三ツ谷
509
2021/07/17 15:52
ドラケン
ドラケン
黒龍の宣戦布告だ。
スマイリー
スマイリー
ナメやがって。やっちまおうぜ。
ムーチョ
ムーチョ
黒龍なんて1回ぶっ潰したチームだ。余裕だろ?
あなた
はぁ、私達が潰したのは九代目なの。十代目はやばいんだよ。潰れかけたチームを軍人のように強くした大寿は。
あなた
私の組繋がりの知り合いが大寿のチームの人力をかりてるんだけど、やっぱり評判いいみたいだから少し厄介なんだよ。
スマイリー
スマイリー
大体よぉー!!タケミっちは黒龍のシマがわかんなくてしょうがねぇとして、八戒てめぇはなんで黒龍のシマにタケミっち連れてくんだよ?
ムーチョ
ムーチョ
オイ八戒。テメェ黒龍の回し者なんじゃねぇのか!?コノヤロウ。
スマイリー
スマイリー
総長あたまの弟だしなぁ?
ムーチョ
ムーチョ
それを隠してやがったなぁ!?
タケミっち
タケミっち
ちょ、、ちょっと待ってくださいよ。八戒はそんなつもり、、
ムーチョ
ムーチョ
テメェは黙ってろ!!
タケミっち
タケミっち
うっ、、
その時、八戒は床に膝を着き、
八戒
八戒
言い訳するつもりはねぇ。煮るなり焼くなり好きにしろ。奴と兄弟である時点でその覚悟はしている。
八戒
八戒
だから総長!!
八戒は息を飲み、少し間を空けて話し始めた。
八戒
八戒
東京卍會 弐番隊副隊長 柴八戒。
八戒
八戒
本日をもって東卍を辞めさせていただきます!!
マイキー
マイキー
、、、。それでいいのか?
やっと決まるその瞬間、声を上げる奴がいた。
タケミっち
タケミっち
ちょっと待ったぁぁ!!
タケミっち
タケミっち
異議ありです!
八戒
八戒
、、、タケミっち、、、
タケミっち
タケミっち
一旦落ち着いて考えましょう!
そう言って取り出したのはどら焼き、、?
タケミっち
タケミっち
これでも食べて!どら焼きです!!
あなた
プッ、、、クフフ、、クスクス、、
タケミっち
タケミっち
どうぞ!
マイキー
マイキー
いらね。
マイキーはどら焼きをポイッと投げ捨てた。
マイキー
マイキー
邪魔💢
タケミっち
タケミっち
へ?
ドラケン
ドラケン
ふざけてんのか?テメェ!!
タケミっち
タケミっち
へ!?
タケミっちは何かを思い出したかのようにポケットを漁り、メモを取り出した。
あなた
(今度は何するつもり?笑笑)
タケミっち
タケミっち
、、、、、💧
あなた
(結局なにがしたかったんだろ笑)
ドラケン
ドラケン
どうする?マイキー。
マイキー
マイキー
弐番隊の事だろ?三ツ谷が決めろ。
三ツ谷はカツカツと靴音をたてて、八戒の横へ立つと、
八戒
八戒
タカちゃんごめん。もう決めた事なんだ。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
、、、。そんな顔すんな八戒。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
わかってっから。
八戒
八戒
タカちゃん!!!お世話になりました!!!
三ツ谷隆
三ツ谷隆
は?何言ってんだ?オレは認めねぇよ。
タケミっち
タケミっち
え?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
大寿に会わせろ!
タケミっち
タケミっち
え!?
八戒
八戒
タカちゃん、、
それから解散して、タカちゃん達にタケミっちと千冬とついて行った。
八戒
八戒
タカちゃん
三ツ谷隆
三ツ谷隆
あん?
八戒
八戒
やっぱり兄貴と会うのはよくねぇよ。どう話し合ったっていい結果生まないぜ?兄貴はクソだ。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
うっせぇなぁ。オマエは昔からそうやって一人で抱え込む。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
それよりよー
三ツ谷隆
三ツ谷隆
なんでこいつら着いて来てんの?
あなた
こいつらって酷いなぁ~私泣いちゃうぞ~
タケミっち
タケミっち
え?だって俺当事者ッスよ?
千冬
千冬
付き添いです。コイツアホなんで。
タケミっち
タケミっち
てめっ誰がアホだ!あのクソな作戦忘れねーかんな!!
千冬
千冬
ハハ結果こうなって良かったじゃん笑
三ツ谷隆
三ツ谷隆
ま、、いっか。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
つか、あなたの下の名前はなんで着いて来てんの?
あなた
私は、、、
あなた
連が、、黒龍にいるから。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
まじで!?
あなた
うん、、。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
やべぇな、、。あいつお前ん事尊敬してんじゃなかったのか?
あなた
うん。別れ際に慕ってるとは言ってて、、でもいるとこは黒龍で、、よく分かんないんだよね~
三ツ谷隆
三ツ谷隆
ふーん、、そっか。まぁ、頑張れよ!
あなた
うん。ありがと。
それから大寿のいる所へと来た。
大寿は机に足を乗っけて偉そうにしている。その後ろには連とココとイヌピーと呼ばていた人がいた。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
初めましてだね。大寿君。
大寿
大寿
テメェがうちの弟たぶらかしてる三ツ谷か!
三ツ谷隆
三ツ谷隆
随分な言い方ッスね
大寿
大寿
殺すゾテメェ。
大寿
大寿
で?話ってなんだよ?手短に言えよ?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
八戒は黒龍に渡す。金輪際関わらねぇ。
あなた
、、、?(え?ゑ??まじで?)
大寿
大寿
!?
タケミっち
タケミっち
え!?三ツ谷君それ話違くないっすか!?
大寿
大寿
ハハおもしれぇな。それを止めに来たんじゃねぇのか!?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
その代わり、柚葉を解放しろ。
八戒
八戒
!!
タケミっち
タケミっち
え!?
八戒
八戒
タカちゃん、、、なんでソレを、、、?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
大寿君。柚葉に゛なんか゛させてんな?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
八戒はずっと姉貴ユズハを守ってきた。
タケミっち
タケミっち
え?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
兄貴の暴力DVからな。
大寿
大寿
おもしれぇ冗談だな!
三ツ谷隆
三ツ谷隆
八戒はアンタにびびって東卍を抜けるんじゃねぇよ。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
柚葉を守る為だ!
そう三ツ谷が言うと、大寿は勢いよくタカちゃんに殴りかかった。
ドッ
タケミっち
タケミっち
い゛っ!!?
八戒
八戒
タカちゃん!!
でも、タカちゃんは、、腕を使って受け止めた。
大寿
大寿
へー、、、やるな。
三ツ谷隆
三ツ谷隆
もう一度言う!八戒は黒龍に譲る。柚葉は解放しろ!!
三ツ谷隆
三ツ谷隆
この条件を呑むなら東卍は黒龍に手を出さねぇ。
大寿
大寿
断ったら?
三ツ谷隆
三ツ谷隆
全面戦争だ。
大寿
大寿
いーねぇ。和平成立だ。
二人は握手を交わした。
大寿
大寿
まぁ、オレはDVなんてしてねぇけどよぉ、、、約束してやる。二度と柚葉には手は出さねぇ。
あなた
良かったじゃん。後は、、連。アンタだけだよ。
大寿
大寿
そこのやつか。
あなた
話をさせて。
大寿
大寿
別にいいぜぇ?連!こっちに来い!
あなた
一体どうゆう事?ちゃんと話がしたい。
連
私は、自分でこの道を選ばせて頂きました。
あなた
私を、、、裏切ったの、、?
連
いいえ。
あなた
じゃあどうして?
連
私の主人を取り戻す為です。
あなた
「私の主人?」貴方の主人は私でしょ?
連
はい。ですが、、完全ではありません。
あなた
私の何が足りないの?
連
威厳です。
あなた
威厳?もう皆には十分な威厳をしてきたはずだけれど?
連
まだ、足りないのです。
あなた
意味が分からない。これ以上、私は組の人に厳しくするつもりはないよ?
連
駄目です。
あなた
メリットは?
連
皆が緊張感を持てるようにするためです。
連
もっと、、組の人を厳しく扱わなければ、、総長の威厳とは言えませんので。優しさなどはほんの少しでいい。
あなた
組の者には優しさも与えなければ可哀想だと思うけれど?
連
いいえ。貴方は優し過ぎる。もっともっと厳しく、、。
連
まさに、、貴方の、、、お嬢のお父様、大神優心おおかみゆうしん様のように、、。
あなた
、、、は?
タケミっち
タケミっち
え!?それって、、
あなた
貴方は私に、あの厳しいブラック企業のようにしろって言うの?
あなた
あの、、組の皆がお父さんの我儘に手を付けられなかったあの大神組に戻って欲しいの?
連
はい。左様です。
あなた
、、、、。
あなた
私は嫌。絶対に。誰にも傷ついて欲しくない。
あなた
私は、、、、、
あなた
その要件を呑まない。










続く_____












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