第20話

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2022/12/08 13:23





るぅとくんと付き合って2週間ほど経った。


休み時間とかは僕のクラスに遊びに来たり、るぅとくんのクラスに遊びに行ったりしてる。
昼休みは、僕、るぅとくん、莉犬くん、さとみくん、なーくん、ジェルくんの6人でご飯を食べる事が毎日の決まりになっていた。

サボり魔のさとみくんが見つけた、中庭の穴場スポットにお昼を持ってきて皆で話しながら食べる。

まぁもちろん僕とるぅとくんが付き合ったことは速攻でバレたけど。


前より圧倒的にるぅとくんと一緒にいる時間が増えた。


幸せなことに間違いはないんだけど、一緒にいる時間が増えたからこそ僕には少し気になることがあった。


ころん
るぅとくん、最近ちゃんと寝てる?
るぅと
え?寝てます…けど…
目の隈が酷いような……。



ころん
そう…?
ならいいんだけど……
るぅと
どうしたんですか?ころちゃん
僕は元気なので大丈夫ですよ!
ニコッと笑顔でそう答えるるぅとくん。


目の隈も今日に限った事じゃない。


顔色が良くないなって思う時もあるし、ボーッとしてることが多い日もある。



それが僕の気のせいだったらいいんだけど…。







そんなことを思っていたある日の放課後


いつもだったらるぅとくんと帰るんだけど今日は生徒会のお仕事があるらしくて帰りは僕1人。

さとみくんは「体育の授業と数学の小テストめんどい」という理由でお休み。
莉犬
こーろちゃん!
ころん
わっ、莉犬くん!
うちのクラスに来るなんて珍しいじゃん
どうしたの?
教室で鞄に荷物を詰めていると莉犬くんがやってきた。
莉犬
ちょっと頼みたいことがあってさ~
ころん
まぁ、いいけど…、









……そして僕は今、この教室で莉犬くんと2人、生徒会の資料の製本をしている。
ころん
…ねぇ、なんでこれ僕が手伝わないといけないの?
莉犬
いや~💦
資料作成したはいいんだけど、ホチキス止め終わってなくて…。
るぅとくんに言ったら怒られるし、なーくんはジェルくんと先に帰っちゃったし、さとみくんは今日サボりでしょ?
…ほら、手伝ってくれる人がころちゃんしかいなくて……
パチッパチッと資料を手際よくホチキスで止めながら莉犬くんはそう答える。


そして僕は、ホチキス止めされた資料を莉犬くんから受け取って製本テープを貼る。


さっきからこれを繰り返していた。
ころん
まぁ、いいけど…
僕も今日暇だったし
莉犬
ホント助かったよ~!
今度ラーメン奢るね!!
ころん
1番高いやつで((
莉犬
うっ…わ、わかった……
そんな中、莉犬くんのスマホの着信音が鳴った。
ころん
ん?莉犬くんのスマホ?
莉犬
あっ、そうみたい…
莉犬くんはスマホを手に取り耳に当てる。

どうやら電話だったらしい。
莉犬
はい!もしもし!!
……はい!…は、はい……えっと…は…い。
最初は元気よく返事をしていた莉犬くんだったが、段々とその声が小さくなり、顔がみるみると青ざめているのが分かる。
莉犬
…だ、大丈夫です…!
はい………はい……失礼します…
ころん
…どうしたの?
莉犬
ころちゃんごめん!!
俺、バイトなの忘れてて、今から行かなくちゃ行けないから、この資料るぅとくんのところに届けてくれない!?
ころん
…えぇっ!?
莉犬
生徒会室にいると思うから!!
よろしくね!!!
ころん
え!あ、ちょ…!!
そう言って莉犬くんは慌てて出て行った。




ぽつんと1人残された僕とさっきまで製本していた資料達。





ころん
…はぁ…。
ため息を着きながらも資料達をまとめてカバンを背負って生徒会室へ向かった。


















作者
投稿し遅れちゃってごめんなさい💦
作者
唐突ですが、アンケートとらせてください!
作者
この小説の結末なのですが、
ハッピーエンドが見たい!って人は①
バットエンドが見たい!って人は②
ハッピーエンドもバットエンドも見たい!って人は③
を選んでください!!
作者
①が多かった場合はハッピーエンドのみを書きます
作者
②が多かった場合はバットエンドのみを書きます
作者
③が多かった場合は、ハッピーエンドver.とバットエンドver.両方書きます!
作者
投票お願いします🙏🏻

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①ハッピーエンドだけ!
52%
②バットエンドだけ!
2%
③両方書く!
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