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第33話

ドルオタVS納豆、学校頂上決戦 破
早見悠香
早見悠香
カナァ!!
 生徒会室に突入した私は伊織と金剛地先輩に睨まれて凍結しかけたが、気合いの叫びで打ち破る。

 その程度の視線、今更だ!って心の中で格好つけておく。
徳武伊織
徳武伊織
悠香お前、聞いてたのか!
 黄色ペンラを金剛地先輩に向けたまま、伊織が叫ぶ。
早見悠香
早見悠香
ごめんカナァ!どうしても放っておけなかったカナァ!
 気合いの叫びでおかしなことになってるけど、この人達も今更そんなことに突っ込まない。

 私たち最初から似たもの同士だったのかも。……リア充になりたいなんてハナから無理だったんだな、理解。
金剛地零哉
金剛地零哉
早見、なんとはしたない真似を!それでも俺の嫁候補か!
 茨城産藁納豆を伊織に向けたまま、金剛地先輩も叫ぶ。

 うっ!良い声で放たれる美しい叫び!気絶しそうになるが私はすかさず吠える。
早見悠香
早見悠香
カナァ!
 開き直ってやる。情けなくても何かに縋っても、私は私でいる!カナァ!
早見悠香
早見悠香
わた……カナァ!私の問題カナァ私が逃げ出すわけにはいカナァ!
 あいかわらずだっさい。最高にだっさい。
早見悠香
早見悠香
……私が今まで中途半端だったカナァこういうことになったカナァ!
 しかもかなり無責任に聞こえる。
早見悠香
早見悠香
だカナァ!私は逃げませんカナァ!
 それでも精一杯、そこそこある胸を張る。張ってやる。
徳武伊織
徳武伊織
悠香、……お前はどうしたいんだ
 愛しげに寂しげに、目を細めて伊織が言う。
金剛地零哉
金剛地零哉
待て、お前達だけで話を進めるな。納豆同好会を仕切るのは俺の役目だ!
 出たな、ムードブレーカー。もとい俺様気質。
金剛地零哉
金剛地零哉
ここは民意に結論を委ねようではないか
 本当にびっくりするほどいつも人の話を聞いてませんね。

 外見や声にやられて金剛地先輩とまともに話が出来なかった自分も悪いんですけど!
徳武伊織
徳武伊織
なっ、何を言って……
早見悠香
早見悠香
乗りますカナァ!
 これもけじめだ。何が出てくるかわからなくて正直滅茶苦茶怖いけど、けじめだ。
金剛地零哉
金剛地零哉
ふん、言ったな。ならばお前にも立ち会ってもらう
金剛地零哉
金剛地零哉
母曰く、昔のテレビ番組では屋上から愛を叫ぶことが主流であったそうだ
金剛地零哉
金剛地零哉
俺もその流儀に則り、納豆と早見への愛を叫ばせてもらう
金剛地零哉
金剛地零哉
徳武、お前も好きなように主張しろ
 あっ、そんな文化あったんですか。金剛地先輩のお母様、日本人っぽくない名前だったし、お母様の国での話かな?
金剛地零哉
金剛地零哉
俺はグラウンドに集まるように全校生徒に呼びかける
金剛地零哉
金剛地零哉
お前達は先に行って準備をしているといい
金剛地零哉
金剛地零哉
徳武、お前がどれだけ熱弁を振るおうが、お前の魂では俺に勝てないと証明してやる
 なんか全校生徒とか魂とか、ばかでかい規模の発言がバンバン飛んでくるんですが。

 ……私、もしかして今日が命日なの?この世にさよならバイバイカナァ??