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末吉秀太said
あなたを直也くんの部屋まで運びました
ぐっすり寝ちゃって。
たまに寝言言ってるんだよね
その内容がほんと可愛くて
たまに俺の名前も呼ぶ
それが一番嬉しい
俺が夢に出てきてるんだって思うとね。
ずっとあなたを眺めてた
みんなはどうしたのか下に見に行ってみると
誰もいません
そしたら、和室から直也くんと日高の声
それぞれ寝てるのかと思って
直也くんの部屋に戻ると
一つ開けて隣の部屋から宇野の声
真司郎とにっしまと三人で寝るんだろーな
みんな俺があなたと寝るのは当たり前みたいな
そんな流れあるよね、うん。
まあ、全然ありがたいんだけどね
それから直也くんの部屋に戻ると
もぞもぞしてる布団
これ絶対あなた起きてるな
秀 「 あなた 」
『 、、、 』
秀 「 、、、 」
(( こちょこちょ
『 あははっ 』
『 ちょっと、それはせこいよ 』
秀 「 なんで寝たふり? 」
『 秀太がなんか言ってくれるかなあと思って 』
秀 「 残念だったな 」
『 ちぇ 』
少しふてくされたあなた
ほっぺを膨らまして拗ねてるんだろうけど
その姿も可愛くて仕方ない
こんな天使が俺のお嫁さん
嬉しすぎて発狂しそう((
秀 「 社長に言いに行かなきゃな 」
『 結婚すること? 』
秀 「 そう 」
『 いつ言いに行こーか? 』
秀 「 マネージャーに社長がいる日聞いてみるわ 」
『 ありがと 』
『 ファンの子達にも伝えなきゃね 』
秀 「 どんな反応するんだろ 」
『 少し怖いな、 』
秀 「 大丈夫大丈夫 」
秀 「 みんないい人達だし 」
『 そーだよね 』
こーやってあなたを励ましてる俺だけど
実際は俺もびびってる
aヲタはみんないい人だって信じてるけど
やっぱりアンチとか来ると怖いし。
まあそんなのにびびってたら
あなたとの幸せな家庭は築けない
アンチなんか気にするか。
そんな話をしてたらもう夜中の2時
あなたの酔いはすっかり覚めたみたい
秀 「 寝よ 」
『 はぁい 』
秀 「 、、、 」 (( ぎゅ
『 あら、秀太が珍し 』
秀 「 別にいーだろ 」
『 悪いなんて言ってないし〜 』
秀 「 はいはい 」
秀 「 プロポーズ、おっけいしてくれてありがと 」
『 お礼を言うのはこっちだよ 』
『 指輪とかサプライズとか沢山ありがとう 』
『 やっぱ一番は秀太からのプロポーズが
心に残ってるなあ 』
『 一生忘れない 』
秀 「 忘れたら許さねえよ " 」
『 あははっ 』
『 そうだよね " 』
あなたが本当に喜んでくれてるみたいだったから
とにかく安心した
それから二人で抱き合って寝た
あなた、寝相悪いから
たまに苦しくなって何回か起きたけどな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。