第46話

46 番外編 ①
1,190
2019/03/10 15:01
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西島隆弘said



突然だけど

俺はずっとあなたが好きだった


だけどメンバー内だし

すごく言いにくくて

誰にも言えなかった


そんな中、大好きだったあなたは

いつの間にか 秀太の彼女 になってて

それを聞いた時、

「 おめでとう 」

って言えなかった。


それからトイレで声を押し殺して泣いた。

後悔しかなくて。

俺も言えばよかった

メンバーの誰かに相談だけでも。

そんな思いが俺を支配して

何も考えられなくなった


真 「 にっしー、、? 」

隆 「 あ、真司郎、 」


ちょうど少し落ち着いてトイレを出た時

真司郎とばったり会った


真 「 目、、真っ赤、 」

隆 「 あ、あぁ、これは、、 」


心配そうに俺を見つめる真司郎


真 「 あ!冷やさな! 」

真 「 腫れがはよ引かんと、みんなにばれる! 」


真司郎は明るくそう言ってくれた

今の俺にはありがたかった

同情されるより全然いい


真 「 そこで待っといてや! 」

真 「 すぐ取ってくる! 」

隆 「 うん、、ありがとう 」


真 「 はい! 」

隆 「 はや 」

真 「 すぐ取ってくる言うたやん! 」

真 「 話はまた、にっしーが話せる時。」

真 「 俺がいつでもなんでも聞いてあげる 」

真 「 今は無理せんでええよ 」

隆 「 っ、、 」


真司郎のその言葉に

もやもやした心の内が晴れていった


泣いて泣いて、たくさん泣いて

真司郎はずっと背中をさすってくれた

「 涙が出なくなるまで泣いていい 」

って言ってくれて

本当に涙が出なくなるまで泣いた


落ち着いてから俺は真司郎に全て話した

ずっとあなたのことが好きだったこと。

メンバー内だったから誰にも言えなかったこと。

誰にも言えなくて苦しかったこと。


真司郎は黙って聞いてくれた

俺が言葉に詰まっていても黙って待ってくれた


真 「 俺が少しでもにっしーの気持ちに 」

真 「 気づけられたらよかったのに 」

真 「 ほんまごめん 」

隆 「 誰のせいでもないし、

結局は俺が言えなかったのが悪い 」

隆 「 自業自得。」

真 「 、、、 」

真 「 にっしーの気持ちも知らずに 」

真 「 秀太とあなたを応援して 」

隆 「 俺はこれから新しい恋をするよ 」

真 「 へ? 」

隆 「 きっと二人は結婚する 」

隆 「 だから俺はもちろんあなたを諦める 」

隆 「 あなたも秀太も大切なメンバーだから。」

真 「 にっしー、、 」

隆 「 だけど俺は最後にあなたに気持ちを伝える 」

真 「 告白するってこと? 」

隆 「 そう。」

隆 「 そして、謝らなきゃ。」

真 「 そっか。」

真 「 にっしーは強いな 」

真 「 めっちゃかっこええで 」

隆 「 ありがと 」 (( にこっ


真司郎のおかげで

強く決断することが出来た

真司郎はなんだかんだ俺たちメンバーの

良い相談相手なんだ

年下だけどすごく頼れる。


隆 「 ありがとうな、真司郎 」

真 「 俺はなんもしてへんよ 」

真 「 にっしーが頑張ったからやで 」

隆 「 なんだお前、俺を泣かせる気か? 」

真 「 もうにっしーは泣けへんよ " 」

隆 「 うるせっ 」

真 「 よし!じゃあ戻ろ! 」

隆 「 おう! 」




まだまだ続きます ☻

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