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第15話

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2026/06/05 08:35 更新








一瞬上位の妖の使いか何かかと思った。








 「 失礼、ロウルフの拠点はこちらで間違い無くて ? 」




kyng

 … 誰だ、お前 

 
あなた

 … あなた、とでも名乗っておくわ 



あなた。

神の名にしては大分人間らしい名前だから、きっと偽名だろう。


鈴蘭の肌に桜の長髪。
紫陽花の瞳はこの薄暗い部屋だと少し光っている様に見えた。

どれだけ良いとこの令嬢に扮した服を纏おうとプロポーション ? の整った人形のような細い体つきも相まってやはり人間には見えなかった。


kyng

 ( 綺麗な顔して随分威圧してくるな 
  コイツ )



対面するだけで、飲まれそうになる程の濃い雰囲気。

一瞬でも気を抜けばその瞬間全部コイツに持ってかれるのがよくわかる。



kyng

 それで、お前みたいなやつが何の用で ?



お前みたいに綺麗な妖に、血に染まった裏社会は似合わないだろう。

という意味で問うた。

すると一瞬驚いた顔をしたが、次の瞬間にはからからと花が開くように笑い出した。



あなた

 ふふ、どうか勘違いしないで ?
 私は貴方と取引をしに来たの

 
kyng

 は、取引 … ?





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