ヒーロー本部支部で目を覚ましたぼくは懐かしい悪夢に顔を顰めていた。
こんなん見るん、いつぶりやろ。
葬式。
伊波に言われるまま黒スーツに着替えて外に出れば、MECHATU-Aのみんな同じ服でデカい車に詰め込まれてんのがわかった。
誰も一言も発さないまま葬儀場につくと、係員に案内された。
会場に近づくにつれ、鳴き声が聞こえてきた。
中に入って様子を伺うと、白い棺の周りで、多くの職員たちが泣いてるのがわかる。
あぁ、あんなやつでも泣いてくれる人がおるんや。
ふと違和感に気づく。
周囲に気遣って、小声で隣にいた星導に聞く。
一瞬目を見開いた星導。
でも、次の瞬間には目を伏せ、それから棺に目線を注いでいた。
少し苦しそうな顔をして彼は言う。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。